こんにちは😊
ハッピースマイル南堀江です🌈
ハッピースマイルでは、ことば音楽療法を主体とした、音楽活動プログラムを行っています。
今日は、音楽療法士の視点で、「音楽療法の音の使い方」についてお話したいと思います😌
音楽療法での音の使い方は、大きく分けると「音楽を演奏する」「音楽で運動する」「音楽を聴く」の3つあります!
一般的に、演奏というと「練習」、運動というと「そろった体操」、聴くというと「コンサート」と思われがちですが、音楽療法は少し違います🤔
音楽療法は、子どもを音楽の枠の中にはめようとすることはせず、子どもが出した、どんな大きく、雑音の様な音でも、子どもの「今あるがまま」を全て受け止め、それを生かし、音楽が子どもに寄り添うことが、所謂「音楽」との大きな違いかと思います😊
また、「音を聴く」ことも、コンサートを聴くのとは少し違い、たった1つの楽器の余韻を聴いたり、視覚的にも魅力ある楽器を使って耳と目で集中を導くことを目的とし、楽しみながら、とても簡単な方法で音への傾聴を促すことができるのが、音楽療法の特徴と言えます🎵
何となく分かる様な、分からない様な…なので、もっと具体的に音楽療法の音の使い方を説明すると、例えば、
・楽器の動きを追視することや、振動に触れることで音を視覚的・触覚的に感じられるように提示する。
・子どもの動作や声、楽器の音に音楽を合わせることで、注意を向け、情動を高揚させる。
・大人が子どもの動作や音を模倣する「逆模倣」も取り入れ、一方通行ではない相互の模倣を行う。
・言葉の遅れがある子どもには、要求を表に出させる機会を多く作る。
・子どもが出した音に応答することで、向かい合う姿勢を作る。
・ペアやグループを組み、相手の楽器を叩いたり、子どもをリーダーにして模倣したり、役割交替や合奏等を通して、コミュニケーションをはかる。
・音楽とともに揺らして前庭覚刺激を行い、発声や発語、身体運動を活発にする。
・音楽を使って、好きな本に効果音を考えたり、子どもの発想を手掛かりにして音楽を使って物語を構成したり等の創作をする。
等があげられ、「ただ流れる音楽」とは少し違い、「芸術的な音楽ではない」ことが伝わったかと思います!
つまり、音楽療法というものは、音楽のレベルや完成度を高めることを目的とはせず、療育やトレーニング、コミュニケーションを行う際に、音楽があることで、無の空間ではなくなり、子どもの「今」に寄り添いながら、成長をサポートしていき、無理なく、楽しみながら成長を促すことを目的に、音や音楽を使うということです👍
ハッピースマイルでは、この音楽療法の考え方と、ことば音楽療法の双方を取り入れた音楽の時間がたくさん設けられています。
ハッピースマイル南堀江では、見学・体験を受け付けています🌟
音楽を使った療育に、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい🥳
児童発達支援:音楽療法の音の使い方🎵
教室の毎日
23/08/16 10:15