こんにちは!
ハッピースマイル南堀江です🐣
今日はハッピースマイル南堀江の言語聴覚士から、言語療育についてお伝えしたいと思います😊♪
今回はお家でも使える"声かけ"についてです🗣️🥕
声かけといっても、様々な場面が溢れていて、
「何が正解だろう?」と感じられることも
多いかもしれません。
もちろん、正解はありません。😌
ですが、私たちができることとしては、お子様が「何を伝えようとしているのか聴いてあげること」になります☝️💫
発語がまだないお子様の場合、
例えばいつものやりとりで、
"お菓子をとって欲しい時にお菓子のカゴの近くまで行く"という行動があるとします。
その時点で、いつものことだからと言って
『お菓子が欲しいんだ』と大人側が読み取り、
👩🏻「はい」
と、渡したとします。
もちろん、これだけでも、"ほしい"を伝える手段としては獲得できていることにはなります。
ですが、このやり取りでは"お子様が動くこと"と"養育者の読み取り能力"が多く使われており、
他の場面に汎化させるには年齢や場面によって限界が出てきてしまいます。😣
一定の人間との場面のやりとりではなく、
「ほしい」「どうぞ」のやりとりを誰とでも円滑に行える手段へとステップアップさせる為に、
まずは、お子様が動いた時に
👩🏻「"ちょーだい"だね」や、
👩🏻「欲しかったんだね!」など、行動の実況や心情の代弁をしてあげます。
この段階のお子様であれば、「ほしい」「ちょうだい」「とって」などの言葉を、"要求の意味の言葉"と認識して1つのの単語を拡大して用います。
つまりは、「ちょうだい」と言っても「取って」という意味
「ちょうだい」と言っても「開けて」という意味
「ちょうだい」と言っても「だして」という意味
などと言うことです。
中でも、お子様にとって発音しやすい
いずれかの言葉からチョイスして、促すように実況してあげるといいです☺️
ちなみに、ハッピースマイルでは「ちょうだい」が言いやすいお子様が多い傾向にあります!🤲
(※いきなり正しい発音は難しいので、発声があることや、母音だけが合っていたり、語頭音・語尾音が合っているだけで十分です)
このような実況を繰り返していると、
👶🏻『要求の言葉は"ちょうだい"なんだ!』という
言葉の理解へと繋がります!
言葉は 理解→表出 の順に獲得されるので、
すぐにはまねっこ(模倣)ができないことももちろんあります。
ですが、この一言のやりとりだけでも
お子様にとって音を発信するコミュニケーションの経験に繋がるので、発語への近道になるかと思います!✨
また、ハッピースマイルでは、多くのお子様が来所している中で大人側が意図を読み取ったり、音を聞き分けたりする必要があります。
お子様の"伝わった"経験値をアップさせることと、
大人側が要求の発声や発語をより聞き分けやすくする為にも
指差しの他に、「ちょうだい」のハンドサインを使うことを薦めています。
手のひらを重ねて2回叩き、「ちょうだいだね」と言いながらやって見せることで、発声がまだ出ずとも、指差しやサインだけで要求が上手にできるようになるお子様もいます。
その経験を経て、
少しずつ意思表示することの意味や、
言葉の役割を知ることで、言葉への興味を持つようになります。☺️
興味の幅が広がることで、
他者の会話に耳を傾けるようになったり、
他者意識も強くなり、表情や感情の意識の強化にも繋がってくるので、
伝えたい!という気持ちの芽生えの手助けとなります!
今回は長いお話でしたが、
最後までお読みいただきありがとうございました!
次週も、引き続き声かけについてのお話をさせていただきます♪
ハッピースマイル南堀江では、随時、
見学・体験を受け付けています♪
お気軽にご連絡ください🌱
児童発達支援 言語療育🗣
教室の毎日
23/10/07 10:26