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ハッピースマイル南堀江~音楽を主体とした児童発達支援・放課後等デイサービス~のブログ一覧

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児童発達支援 子どもを叱るときと褒めるとき等のポイント

教室の毎日
こんにちは!✨
ハッピースマイル南堀江です🍀


今日は子どもを𠮟るときと褒めるときに使えるヒントやポイント、
そして子どもの学習意欲を伸ばしていく方法について
お話ししたいと思います🌞



どんな子どもであっても、
「相手が心地良いと感じる行動」と、「相手がストレスを感じる行動」の
両方を取ります。


望ましい行動に対しては、私たち大人はその行動を褒めることが大切です。
何を褒められたのかを理解できれば、子どもはその行動を繰り返します。
一方、望ましくない行動に対しては、大人は上手に叱る必要があります。
叱ることは褒めることよりもずっと難しいです。
強く叱ると、その行動は一時的に止んだり、減ったりするかもしれません。

しかし、なぜ叱られたのかが子どもの心に届かなければ、叱った人を怖がったり、反発したり、その行動を繰り返したりと、かえって望ましくない行動が増えたりすることもあります。


褒めること・叱ること どちらにも大切なことは
「なぜ褒められたのか」「なぜ叱られたのか」を
子ども自身が理解して心に届いたかどうかになります🙂✨


今日お伝えするポイントは7つ🌟


①子どもの特性を理解する
叱っても叱っても、同じことを繰り返してしまう…。
そんな子は、もしかしたら本人としては努力しているのに能力や特性から、
言われたことを実行することが難しいのかもしれません。
上手くできないことを隠すために、わざと反抗する子もいます。
そのような時には、まずその子どもがどのような特性を持っているのかを
行動観察してその子の特性理解をしていきましょう。
「いつその行動が起きるのか」や「どのような場面で行動が起きるか」観察をすることで、その行動の背景がわかることがあり、どのような支援や言葉掛けが必要なのかの糸口が見えてきます🌱



②叱ることが「ごほうび」になっていることがある
もし、子どもの能力や特性が大きな理由になっていないようであれば
その行動が子どもにどのような影響を与えているのかを考えてみましょう。
大人に注意されたことで、「かまってもらえた」「みんなの前で注目を浴びることができた」等のメリットを感じる子もいます。
問題行動を起こすことで、子どもにとって何らかのメリットになっていないかを確認してみましょう😌



③注意をすることで子どもがどう受け取るのかを考える
大人が注意をしたとき、子どもにとってはそれが思いがけない出来事であったり
威圧的な声掛けに感じたりすれば、大人にその意図がなくても
子どもに恐怖や不安、不満を与えてしまうことがあります。
大人としては問題行動が改善されるよう注意をしたわけですが、注意の仕方が子どもの感情に大きな影響を与えてしまうと、大人のことを「怖い」「嫌い」と感じるようになります。
あるいは大人への不満や怒りが生じて反抗的な態度となることもあります。
自分の言葉や態度がその子どもにどう受け止められるかを考えてから注意する意識付けをしていきたいですね🌼



④叱る前に事前の対策を
子どもが行動を起こしてからそれを叱る事後の対応から、問題行動をできるだけ起こさせない事前の対策をしていきましょう。
まずはその子どもがどのような場面でどのような行動を取りやすいか、行動の傾向を把握しておきます。
そして苦手とする活動や問題行動が起きやすい場面の前に、
子どもと一緒に注意点を確認しておいたり、まだ問題行動を起こしていない時点でしっかり取り組めていることを褒めたりすることが大切です💮



⑤子どもが納得できるポイントを褒める
褒めるときは、何に対して褒められているのかを子ども自身が理解して納得できることが重要なポイントです。
子どもにとってわかりやすい言葉で、どこがどう良かったのかを
具体的に伝えるよう意識してみましょう。
また、伝えるときは子どもが大人の話を
「聞く姿勢」になっているかどうかを見極めることも大切です。
長々と褒めると集中力が続きづらい子にとっては褒めてもらえても
デメリットに感じてしまう時間となってしまいます。
褒めるときは「わかりやすく簡潔に」を念頭に置くと共に、
その子がどのような言葉掛けをしたら喜ぶのかを探求する気持ちで
ポジティブな言葉を普段から自分の中にストックしておくのも良いでしょう🥳💗



⑥子どもの努力ややり方を「認める」ことから始める
日々様々なことを学習していく子どもたち。
その中には、独自のやり方や理解の仕方を身に付けている子がいます。
一般的なやり方に修正しようと急ぐと、学習の意欲を失うことがあります。
そうならないためにも、まずはその子どもの努力ややり方を認めていきましょう。
例えば数を答えるときに指を使って数える子どもがいたとします。
「そのやり方はおかしい」「指を使ってはいけないよ」などと叱るのではなく、
「指を使えばできるんだね」という受容から始めます。その子がどの成長段階にいるのかを把握し、「できないのではなく、できるようになるのに時間がかかる」ということを理解して受け止めることが大切です。
そして基本的な教え方の中で、確認や計算に指を使うことを黙認します。
黙認をしている中で、指を使わなくてもできることがあった際には、その点を褒めていきます。慣れたり自信が付いたりすると、指を使わなくて済むようになっていきます。
「指を使わなくてもできたね」と褒められることで子どもはどんどん指を使うことが減っていきます。
「自分を認めてくれる」「ゆっくりでもできれば褒めてくれる」と子どもが実感できる関りをすることができれば、子どもの学習意欲は持続していきます😊🌟



⑦子どもの自己修正力を引き出す
子どもに指示や注意をするときに一番手軽な方法は「話して伝える」方法です。
しかし口頭での指示や注意は、言語理解が弱い子どもや、注意をしっかりと対象に向け続けることが苦手な子ども、注意を向けていても情報を整理して記憶することが苦手な子どもにとっては、扱いづらい情報となります。そこで、口頭で伝えるときの補助として、イラスト等の視覚的な情報を活用してみましょう。
イラストはパッと見てすぐに理解できるよう、シンプルなものにします。
最初は口頭での指示と同時にイラストを示すようにしますが、徐々にイラストを指し示すだけでも指示の内容を子どもが理解できるようにします。例えば「静かに!おしゃべりしてはいけません」と注意するのではなく、
イラストを見せながら「約束はなんだったかな?」「どうすればいいかな?」と子どもに尋ねるようにします。視覚に訴えるメッセージは言葉での注意よりもダイレクトに伝わります。
事前に意識づけをして子どもが見やすい位置にイラストを提示しておけば、子ども自身がどのようにすれば良いのかを思い出して、行動を自己修正することができるようになっていきます😺✨



以上、7つポイントをあげてみました。
上記のポイントが少しでもお子さんとの関わりのヒントになれば幸いです🌱
このポイント以外にも子ども一人ひとりに合った叱り方や褒め方、能力の伸ばし方がたくさんあると思っています🌟
その子の心に響く伝え方や関わり方を考えて少しでも多く増やしていきたいですね🤗💗




参考文献:発達が気になる子の心に届く叱り方ほめ方

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