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"叫"を"共"に

教室の毎日
皆様こんにちは!児童指導員の中村健太です😁

大きな声がより大きな声を産み、それをまた大きな声で制止してまた大きな声が…
こんなこと、よくあると思います。(私はこのことを叫感覚と呼んでいます)
子どもたちもわざと大声を出してやる、といったわけではありません。活動がヒートアップして、説明に熱が入って、気持ちを発散したくて…「つい」なってしまう中で、自然と静かになるということは容易なことではありません。

「声量のコントロールができる活動はないか?」「なるべくご家庭でもできるものはないか?」と工夫を凝らしてみつけたのが、こちらのゲームでした。
( https://scratch.mit.edu/projects/160275139/ )

使うのは声だけ!音の有無で操作できるというゲームです。これを一人一人そして2・3人のグループでといった要領で行いました。
高得点を狙いたければ、音がない状況を作りださなければいけないわけですので、それまでかなり賑やかだった所内が、ゲームを始めるや否やすぐに静かになりました。

そんな活動をしていると、素晴らしい姿(写真)を見られました。
このゲームをグループでやるにあたっては、声をそろえることとどのようにして高得点を取っていくのか指揮することが重要になってくるのですが、それまで美声を奏でていたとある子が、画面を指さしながら「ここを目指すぞ!」と無言で示していたのです。
ゲーム慣れしたということもあるでしょうが、その子の行動には他にも深い意味が隠されているようでした。彼は周りとの協力やコミュニケーションを通じて、集団での目標達成を示していました。この状況では、個々の声の大きさだけでなく、声を合わせて一つの調和を築くことが求められていたのです。

子どもたちは、協力の大切さを学びながら楽しさも共有していました。ゲームの進行に合わせて声を出し合い、そして静かな状態をキープすることで、彼らは自然な形でチームワークを発揮していたのです。

その瞬間、私は子どもたちが新たなスキルや価値観を身につける場面に立ち会っていることを感じました。そして、この活動が単なる静寂の瞬間ではなく、コミュニケーションや協力を通じた成長の一環であることを理解しました。

このゲームは、単なる騒音の制御だけでなく、協力と指導力を養う優れた手段であるのかもしれません。子どもたちはそれを通じて、ただ静かになるだけでなく、共に協力して目標に向かって進むことの喜びを知り、"叫"を"共"にしながら"今日"一日を成長していくのでしょう。

以上、中村でした🍵

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