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放課後等デイサービス yu-yu(悠遊)「パソコン・運動・学習・SST・就労プログラム」のブログ一覧

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特別支援学級に入れるかどうか。ポイントは?

教室の毎日
発達障害や発達特性があるわが子を、小中学校の進学の際に特別支援学級に入れるべきかどうか多くの親御さんが悩まれると思います。そんな私たち(代表者夫婦)も同じ悩みを抱えた発達障害のある子どもを育てる親です。


【まず特別支援学級(支援級)とはどういった級でしょうか。】

支援級は、少人数制になっており、時間割や授業内容、テストなど、子ども達の実態に応じて設定されることが多いです。

ただし、支援級はすべての学校に必ずあるわけではありません。
そのため、皆様のお住いの地域に支援級があるのか、あるとしてご自身のお子様にあった支援がえられるのか問合せや面談、見学をしてよく話を聞かれることをお勧めいたします。

支援級に入るかどうかは、障がい者手帳があるかどうかだけが判断基準ではなく、本人の状態や学校・地域の体制、保護者、本人、専門家の意見などをもとに総合的に判断します。
ただし、最終的に決定するのは、保護者になります。

【支援級を選択するかどうか、3つのポイント】

では、支援級か普通級かどちらを選択するのかは、どのように考えればすればよいのでしょうか?

自分の子供を育ててきた経験で言いますと、大切なのは子どもがクラスになじめるか、また、自分の力を伸ばすことができるのかどうかだと考えます。

授業内容としては通常のカリキュラムで進めるが、他の子との関りが心配であれば支援級に通った方がいい場合もあります。

親ではなく、子どもが後悔しないためにどの学級に入れることがいいのか考えてみてください。

<ポイント①>学力など

ご自身のお子様の「学年相応の授業についていけるのか」考えましょう。

テストの点数だけでなく、授業中に誰かが付きっきりでなければいけないとか、児童・生徒同士の協力関係(ソーシャルスキル)が築けないなどの点についても可否を考えたいところです。

支援級であれば、本人のペースやニーズに合う学習内容が提供されます。

<ポイント②>社会性について

休み時間の友達との会話、係活動、ちょっとした教師とのやりとり、学級でのトラブルの解決、給食、掃除など、他人との関わり(ソーシャルスキル)をなくして成り立たない活動ばかりです。

支援級では、少人数制での集団活動ですので、コミュニケーションが必須な環境で、子ども自身が孤立してしまわいように支援を行うことができます。

<ポイント③>途中での転籍も可能

学校に通学してみて、他の同学年の生徒や授業の交流をしてみて、途中で転籍することも可能です。
わが子の学校でも途中から支援級に来られたお子様もおられますし、逆に支援級から転籍されたお子様もおられます。
どの学級がお子様自身が、が活き活きとして活動できるか、そこが一番の判断材料になるのでは、と思います。

【IQは判断材料になるか】

一般的に知的障害はIQ70未満とされており、境界知能と呼ばれるのは70~85です。ただ、IQを明確な判断基準にするのかどうかというところの判断は難しいところです。
あくまでひとつの目安ですが、IQ70未満の場合、普通級に通うことは課題が多くなる可能性もあります。

また、WISC(ウィスク)検査によって、言語理解(名前を覚えたり言葉を理解できるか)、知覚推理(目から入った情報を適切に処理し、身体に伝えることができているか)、ワーキングメモリー(最初に〇〇をして、次に☆☆をして、最後に△△しましょう。などの複数の情報を同時に処理したり、順序立てて処理したりできるか)、処理速度(どれくらい早く物事を処理できるか)を知り、それを基に選択することも必要です。

【学級選択で後悔しがちなポイント】

①支援級の場合
・他の同級生の子どもたちより学習スピードが遅くなりがち
・少人数クラスの為人間関係が狭くなることも
・親が周囲の目が気になる

②普通級の場合
・勉強についていけない
・学校内で孤立してしまうことも
・30人程の集団活動なので目が届きずらい

子育ては山登りのようなものです。支援の仕方、教育環境など、どの道で行くかは麓での判断だけで決まるわけではありません。途中で出会う人や景色、天候などによって寄り道をしたり、道を変えたりしながらも、子どもの自立という頂上に向かって歩き続けなければなりません。

我々(代表者夫婦)もまだ子育てという山登りの途中です。
一緒に悩み、相談しながらお子様と一緒に、自立という山頂からの眺めを望みに行きませんか。

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