①2025年度第1回漢字検定実施
6月15日(日)に2025年度第1回漢字能力検定を実施しました。過去最多の受験者が全力を出し尽くした1日でした。
受験級が上がれば当然難易度も上がっていきます。級が上がれば単純な読み書きの知識だけではなく、様々な出題形式への対応力が問われます。
対策期間中の序盤は過去問を解く際に何を解答すれば良いのかわからず硬直化する子供もいました。そこからの努力が本番で結果をもたらしてくれたことを願っています。
小学校で学年が上がる、中学や高校に進学すれば全教科読解力が必要となります。検定受験は対策学習を通じ、速く正確に指示内容を読み解く力の訓練ができることが大きなメリットです。
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②読書の時間
学力を支える基盤は国語力であることに疑う余地はないと思います。
(株)Overfocusが昨年末から今年4月にかけて実施した≪東大生講師に聞く『学力と国語』に関する調査≫の中から興味深いアンケート結果をご紹介します。
「小学生時代、国語力増強に一番役に立ったことは何ですか?」という質問に対しての上位は、読書→64%、親や友人・講師との対話→21%、塾→7%の順でした。
「中学生時代、国語力増強に一番役に立ったことは何ですか?」という質問に対しては上位は、読書→48%、親や友人・講師との対話→27%、塾→8%の順でした。
直感で読書は上位に来ていると思っていましたが、予想をはるかに上回る支持率であり、また、読書+対話が小学で85%、中学で75%と圧倒的です。
お父さん・お母さんの小学・中学時と違い、今の子供達はデジタルツールに囲まれ、「自由時間に本を読む」という行為を身近なことと感じていない子供達が多くいます。
当施設では国語力を養う一助として、土曜日など学校休業日の昼食休憩後に「読書の時間」を不定期に実施しています。最初から活字だけでの本では厳しい子供は漫画から始めるでも良いと考えています。
約40分、誰一人私語をせず、集中して読書している子供達の姿は実に清々しいものです。
当施設で友人やスタッフと大いに対話し、少しずつ読書習慣を身につけ、今の、そして先々の国語力の養成に励んで欲しいと願っています。
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③夏休みの宿題
小学校では目前に迫った夏休みに関する案内が保護者に通達されています。夏休みの宿題を一切出さない、提出の必要もない、という学校も少しずつ増えてきたようです。
受け身、画一的な学びではなく、主体的に学んで欲しい、ということが宿題廃止の理由の様ですが、どれくらいの子供がこの制度を有効活用できるか何とも疑問です。
おそらく、学習塾の夏期講習や公文、子供英語塾など、通学型で画一的な学びをする機関への需要は益々高まっていくと思います。
当施設では、学校の宿題の有無に関わらず、夏休み期間中も昇級式の国語・算数のプリントを進めていきます。国語は漢字・文法・読解、算数は形式的な計算問題・文章題・分野別問題で構成されている昔ながらのプリントです。
利用時間の長い夏休みの利用は学習の苦手分野を克服する大チャンスです。暑くて長い夏休み。友達と一緒に頑張りましょう。
【25/6】①第1回漢検実施②読書の時間③夏休みの宿題
教室の毎日
25/07/04 13:04
