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てらぴぁぽけっと 祐天寺教室のブログ一覧

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スマホの影響 😊たくさんお子さまと目を合わせていますか?😊

教室の毎日
こんにちは、てらぴぁぽけっと祐天寺教室です🌈

早いもので夏至も過ぎ、今年もあと半年ですね😦
七夕に向けて7月の壁の飾りを作成中です、お楽しみに~♪

さて、今日はスマートフォンやタブレットがお子さまに及ぼす影響についてお知らせしたいと思います。

倉成央 先生(博士[学術]、臨床心理士)、中谷晃 先生(精神科医)の書かれた物から引用しました。
長文になりますが、ご一読お願いします🌟

スマートフォンやタブレットを全く使わないというのは負担が大きいと思います。
一つの情報とし少してお知りいただき、お子さまと目を合わせたり、触れ合う機会をたくさん持ってください。
たくさんは無理でも、少しでも増やしていただけますように🙏

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タブレットなどに触れている乳幼児が急速に増えています。
早い場合は0~1歳のうちから使わせています。

スマホやタブレットには、子どもが遊べるアプリが多くあり、子どものおもちゃとして使われています。
また、スマホやタブレットで使用する多くの教育アプリがあり、それを乳児のうちから使わせて勉強させる親も増えています。

スマホやタブレットは、指でタッチするだけなので、乳児でも操作を覚えることができます。
そしてスマホやタブレットを与えていれば、子どもはその間大人しくしてくれます。乳児でも熱中してしまうほど、興味を引くように作られているのです。

子どもが起こすかんしゃくを鎮めることができ、子どもを静かにさせるための道具としても役に立つでしょう。
教育アプリであれば、それを使ったほうが効率的で高度な学習ができ、子どもの
成績が伸びると思うかもしれません。

しかしスマホやタブレットに触れることによる、子どもへの悪影響について考えてみるとどうでしょうか。

悪影響として懸念される問題は、多岐にわたってまとめられないほどあります。
たとえば、電磁波が子どもの脳や身体に悪影響を与えると主張している専門家は少なくありません。

少なくとも、子どもの脳や身体は、大人よりも脆弱で、大人以上に悪影響を受けやすいことは確かで、妊娠中の母親はスマホを身体から離して持つようにという提言もあります。

また、スマホやタブレットでネットやゲームを長時間やりすぎると、脳の神経細胞の密度が減少してしまうことや、脳の前頭前野の働きに悪影響があることが報告されています。

この部分は、知性や理性を司る部分で、この部分に影響が出ると、思考力や集中力が低下してしまったり、感情のコントロールが難しくなるために落ち込みやすくなったりキレやすくなったり、我慢が出来なくなったりします。

精神疾患との関連では、画面の明るさは概日リズムを乱し睡眠障害になりやすいともいわれ、さらにその後の発達障害や抑うつや不安障害、愛着障害などの疾患とも合併しやすいとも報告されています。

スマホやタブレットは子どもたちが画面に目を向ける時間を増やします。それは親や友だちと現実的なコミュニケーションの時間を奪っていきます。

乳幼児期は、なるべく多くの時間、親とスキンシップを図ることや、目を見つめ合ってコミュニケーションを取ることが大切です。

この時期は親とのその関わりを通して、子どもが自分への信頼感や他者への信頼感を培っていく大切な時期です。

これを愛着形成といいます。これはその後育まれていく人格の根っこになる部分であり、不安を感じにくくなる安全な感覚や安心感とも関係があります。

子どもがスマホやタブレットを使うということだけでなく、親がスマホに夢中になってしまうことも、愛着形成のために必要な親子の関わりを奪っていきます。

親がスマホをしている間、子どもは無視された状況になり、不安を感じてしまいます。

乳幼児期に子どもの愛着欲求が十分に満たされないと、それは子どもが成長してからも大きく影響し、自分に価値を感じられなかったり、ちょっとしたことで情緒が不安定になったり、他者と親密な関係を維持できないなど対人関係で問題を抱えやすくなってしまいます。

乳幼児期は、共感性や協調性や道徳心、自己効力感、問題解決力など、子どものその後の人生において大切なものの基礎を身に着けていく大切な時期です。また身体を動かし運動能力を発達させる時期でもあります。

これらの発達には、親や周囲の人たちとの、現実的でポジティブな関わりが不可欠なのです。スマホやタブレットを使うことによって、これら大切な能力の発達が遅れてしまう危険性もあります。

このようにスマホやタブレットの悪影響については数多くの報告があります。米国小児科学会は2011年に、十分な研究に基づく提言として「2歳未満の子どもに画面を見せないよう」と勧告しているほどです。

スマホやタブレットを与え、長時間させるというのは、子どもに大きな副作用が懸念される食べ物を与えていることと同じことかもしれないのです。

子育てにスマホやタブレットはなるべく使わず、最小限にとどめましょう。

スマホやタブレットを横に置いて、子どもの肌にたくさん触れてください。
子どもとアイコンタクトを取ってたくさんコミュニケーションしてください。
子どもの働きかけに応答してあげてください。

子どもと手足や身体を動かして一緒に遊びましょう。

子どもは、一日一日成長していきます。
新しいことを覚え、できなかったことができるようになり、表情も豊かになっていきます。

子どもの変化を楽しんでください。

乳幼児期はあっという間、子どもと触れ合い、子どもの成長を楽しむことができる時間は今だけです。
長い人生のわずか数年です。

子どもはスマホやタブレットよりも、親との触れ合いを求めています。

子どもたちは親が大好きなのです。

スマホやタブレットをなるべく使わずに、親と子どもの現実的な触れ合いを大切にしましょう。

文責 倉成央(博士[学術]、臨床心理士)、中谷晃(精神科医)



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