外の日差しも強まり、ひしひしと暑さを感じる季節ですね😉
外のコンクリート塀ではニホントカゲが日光浴をしている姿が多くみられています😊
興味のある方は観察してみてくださいね🎶
さて今日は、ことばのお話をしていけたらと思います😉
今日のお話は、言語発達に遅れがあったりする場合の児童に対する指導・アプローチの一つを御紹介します✨
それが
「INREAL法(インリアルアプローチ)」
これは指導の中でも、言語の語用面を重視しているものです。
ではまず、「語用」とは何か❔
人は会話をする際、話し手も聞き手も、その言葉だけで相手とのコミュニケーションを図っているわけではありません。
表情や声の調子、様々な情報を処理して相手の言いたいことを推察したり、その会話を持続させるために語彙を選んだりしていますよね📕
それを語用能力といい、子どもたちは幼い頃から会話の中で自分が持ちうる言葉の表現力や理解力をいかにして使っていくのか学びながら言葉の世界を広げていきます😉
そんな語用面に重視しているのが、このインリアルアプローチです✨
このインリアルアプローチには「コミュニケーションの原則」があり、
1.子どもの発達レベルに合わせる。
2.会話や遊びの主導権を子どもに持たせる。
3.相手が話し始められるよう、待ち時間を取る。
4.子どものリズムに合わせる。
5.ターンテイキング(やりとり)を行う。
6.会話や遊びを共有し、コミュニケーションを楽しむ。
となっています。
そして臨む際に、大人が子どもに対して取る基本姿勢4つ。
それが「SOUL」
・Silence……静かに見守る。
・Observation……よく観察する。(コミュニケーション能力、情緒、社会性、認知能力、運動能力について)
・Understanding……深く理解する。(問題について理解し、何が援助可能か)
・Listening……耳を傾ける。(子どもの言葉やその他サインに十分、耳を傾ける)
この原則と基本姿勢をもって子どもに接し、自然な遊び場面の中で子どもの自発的な表現を引き出します📕
それでは次にインリアルアプローチにおける7つの接し方を御紹介します😉
・ミラリング……子どもの行動をそのまま真似する。
・モニタリング……子どもの音声や言葉をそのまま真似する。
・モデリング……子どもに新しい言葉の使い方を示す。
・セルフトーク……大人自身の行動や気持ちを言語化する。
・パラレルトーク……子どもの行動や気持ちを言語化する。
・リフレクティング……子どもの言い誤りを正しく直して聞かせる。
・エキスパンション……子どもの言葉を意味的・文法的に広げて返す。
これら技法を用いながら子どもと接していきます。
ここに示しているアプローチはきっと子どもと触れ合う中で自然と行っているものもある気がしますよね😉
りんくでは自由時間の会話の中で意識しながら児童に話したりもしています😉✨
他にも指導の中には様々な働きかけがあり、言語の形式や意味などに重点を置いたものや、場面設定型の指導だったりと多岐にわたります。
今回はその中の1つを紹介させていただきました✨
今後また機会があればこうしてアプローチの方法を御紹介できたらなと思います🎶
外も夏に近付き、熱中症の注意報が出ている日もあります💦
しっかりと水分を摂取しながら夏を楽しんでいきましょうね😉
それではまた次回の更新をお楽しみに🏁
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