個別療育のボタン通しの課題です。
初めてだったので今回は直径3㎝ほどのボタンを使いました。
ボタンが小さくなるほど難易度が高くなります。
ボタンを通すためには「ボタンをつまむ」「穴にボタンを通す」「ボタンを持ち替え引き抜く」過程があります。日常生活の中でボタンかけがうまくいかない時、どこの過程でつまずいているか見ていき、つまずいている過程に応じて課題を組んでいきます。
つまむ動作が苦手であれば洗濯ばさみのつけ外しの課題も取り入れる、穴にボタンを通すのが苦手であればコインのプットインで目と手の協応動作の練習をする、ボタンを持ち替え引き抜く動作が苦手であれば紐通しの課題で両手の協応動作の練習をするなど、苦手な動作を取り出し練習をしていきます。
一つの生活動作でも色々な力が必要になってきます。それらの力は生活動作の自立には欠かせないものとなります。
写真の男の子も通せたことが嬉しかったのか、この後何度もチャレンジしていました。子ども達が自分から「やってみたい」と思う課題を通して、様々な力を身につけていって欲しいと思います。
個別療育(ボタン通し)
教室の毎日
23/11/09 11:16