こんにちは、みらい教室 長洲教室です☺
今回はSSTについてのお話です。
SSTとはソーシャルスキルトレーニングの略です。
「社会生活技能」とも訳され、
一般的には円滑な人間関係を構築するためのスキルのことを指します。
ほかの人に対する振る舞い方や話し方など、
人とよりうまく関わっていくために必要なスキル、と言い換えてもよいでしょう。
療育についての質問で、「SSTは実施していただけますか。」
といったご質問を頂きますが、SSTは日常の中で簡単に実践できますので、
意図して行うことももちろんですが、偶発的に実践されることもあります。
今日はそういったSSTについて考えていきます。
そもそも、SSTにはどのような種類があるのでしょうか。
以下、4つの分類に分けながら考えてみましょう。
①人間関係に関する基本的な知識
友だちとの遊び方や目上の人との適切な振る舞い、言葉遣いなどを学びます。
良く活用されるテーマとしては、「挨拶」「敬語」「面接」「電話」
などがあります。
➁他者の思考や感情を理解する方法
相手の言葉や表情、身振りから意図や感情を読み取る方法を学びます。
絵カードからどんな表情であるかを考えたり、
写真や動画を観て、この子はどうしてこのような行動をしたんだろう。
と考えたり、もっと基礎を言うと物語の登場人物の気持ちを考えるという
国語の基礎的な部分で共通しているところもありますね。
③自分の思考や感情の伝え方
自分の要求や感情を適切に表現する方法を学びますが、
感情のコントロールの仕方も習得し実際の場面で
実行できるように練習します。
伝え方に関する「アサーション」や、以前紹介した「アンガーマネジメント」
を学ぶことも、こちらの分野になりますね。
④人間関係の問題解決方法
人間関係でのトラブルや葛藤に遭遇した場合、
これらの問題に対処するための方法を学びます。
具体的な場面を想定してみんなで考える「ロールプレイ」や
実際にまねてみる「モデリング」等も効果的ですね。
いかがだったでしょうか。
実際にSSTといっても、これらの分野に分かれているので、
お子様に対してどのSSTが有効・必要とされているのかがわかると、
学校・家庭・地域が一体となって一貫した関わりができるようになります(^^♪
お子様のできているところを認めながら、苦手なところに対して理解し、
ゆっくりとともに学んでいくスタンスが重要ですね。
みらい教室長洲教室でも、課題やコミュニケーション活動を通して、
それぞれのお子様やご家族様の悩みに寄り添えるように
日々療育の質の向上について考えて参ります。
みらい教室 長洲教室
SSTの4つの分類について✨
教室の毎日
24/06/07 14:24