「公園から帰りたがらない」「遊びをなかなか終えられない」「次の活動への切り替えで泣いてしまう」など、お子様の行動の切り替えに悩まれる保護者様はとても多くいらっしゃいます。
大人にとっては「もう時間だから」と自然に思えることでも、お子様にとっては夢中になっていた世界が突然遮られたように感じてしまうことがあります。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、お子様が安心・納得して次の行動へ進めるよう、ABA(応用行動分析)セラピーに基づいたスモールステップや環境調整を取り入れています。
今回は、教室で実践している「切り替えをスムーズにする工夫」と、ご家庭でもすぐに試せる関わりのヒントをご紹介させて頂きます。
■ なぜ「切り替え」が難しく感じられるのか?
子どもたちが活動の切り替えに戸惑う背景には、主に以下のような理由があります。
・「次何をするのか」見通しが立っていない(先の不安)
・時間の感覚(「あと5分」など)がまだ実感として掴めない
・今の活動が楽しすぎて、次の活動にメリット(楽しみ)が感じられない
無理にやめさせようとすると、お子様も保護者様もお互いにストレスになってしまいがちです。だからこそ、「無理やりやめさせる」のではなく「自分で納得して移れる仕掛け」を作ることが大切になります。
◆ 1. 「目に見える形」で予告する(視覚的支援)
言葉だけで「もう終わりだよ」と伝えるよりも、目に見える形で予告するとお子様はぐっと理解しやすくなります。
・タイマーの活用:色で残り時間が減っていくタイムタイマーを使い、「赤い色がなくなったらお片付けしようね」と視覚化します。
・具体的な予告:「あと3回滑り台を滑ったらお靴履こうね」「長い針が6になったらおしまいね」と、具体的な回数や数字で事前に伝えます。
急に終わらせるのではなく、「もうすぐ終わる心の準備」ができる時間を作ることがポイントです。
◆ 2. 「次の行動」に楽しみを用意する(ABAセラピーの視点)
ABAセラピーでは、望ましい行動の後に「良いこと(好子)」が起きると、その行動が定着しやすいと考えます。
・「まず〜、それから〜」の提示:
「お片付けしたら、大好きなおやつを食べよう」「靴を履いたら、大好きな車を見に行こう」など、切り替えた先に楽しみがある順番で伝えます。
・選べる選択肢を用意する:
「青い上着と赤い上着、どっちを着て行く?」など、自分で選ぶ体験を取り入れることで、受け身ではなく自分から動く意欲を引き出します。
◆ 3. スムーズに切り替えられた瞬間を見逃さず褒める
少しでも切り替えようとしたり、タイマーの音に気づいて手を止められたりしたら、すかさず「すぐにお片付け始められたね!」「タイマーの音聞いて教えてくれてかっこいい!」と具体的に褒めます。
「切り替えられたら褒めてもらえた」「認めてもらえて嬉しい」という成功体験が、次への自信につながります。
行動の切り替えは、お子様にとって「気持ちをコントロールする」という高度なスキルの練習です。
最初から完璧にできなくても、見通しを持たせる工夫やスモールステップを重ねることで、少しずつ自分で気持ちに折り合いをつけられるようになっていきます。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室でも、お子様が焦らず安心して過ごせるよう、日々の療育の中で一人ひとりのペースに合わせた丁寧なサポートを大切にしています。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、ABAセラピーを軸に集団で過ごしながらお子様一人ひとりに寄り添った療育を行っています。
ご見学・ご相談も随時お待ちしております。