
初秋の折り、いかがお過ごしでしょうか。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室ではSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)を支援の枠組みの中で行っております。
今回はそのSSTについてご紹介させていただきます。
ソーシャル・スキルズ・トレーニング(Social Skills Training) とは(以下SSTと呼ぶ)、社会生活を送るうえで必要な、対人関係を円滑にするための技能を学ぶ訓練のことです。
(SSTの具体的な例)
SSTでは対象者のニーズに合わせて練習テーマを設定します。
児童発達支援事業所では、園や学校などでの社会生活に関するテーマを扱うことが多く、就労移行支援事業所などでは、実際に就職したときに直面するであろう場面に合わせた実践的なSSTを実施しています。
では、SSTの具体的な例を見てみましょう。
【挨拶をする】
あいさつは人と人との繋がりを深める重要な手段であり、新しい環境での初対面でも心地良い関係を築き始めるために重要です。ロールプレイを通じて、心をこめて「大きな声で」「相手の目を見て」などの具体的なあいさつの仕方を身につけます。また、自分から進んであいさつができるようになることを目指します。
【感謝を伝える】
感謝を伝える正しいタイミングと方法を学び、感謝の気持ちを上手に伝えるスキルを高める目的で行います。ロールプレイやワークシートを使って、いろいろな場面で「ありがとう」の気持ちを伝える練習をします。お礼の言い方を身につけることで、お礼を表現することに積極的になることが期待できます。
【人の話を聴く】
基本的なコミュニケーションスキルを身につけ、他者の言葉に耳を傾ける能力を向上させる目的で行います。具体的には、聞き方の2パターン(1.話しかけられても答えない、2.うなずきながら相手のメモ見て、笑顔で聴く)を見せて、相手役に感想を言ってもらうなどの方法があります。受容的に聴いてもらう心地よさを体験することで、上手に話を聴くスキルを身につけることが期待されます。
【日常生活の中での実践】
あらためてSSTのための時間・場所を設けなくても、挨拶をする、会話をするなど、日常生活の中にSSTを取り入れることも可能です。周囲が率先して挨拶をする姿を見せる、会話の際に気になった言動について、「そういう言い方では不快に思う人がいるかも」「こういう言い方のほうが相手に伝わりやすいかも」とフィードバックするなどして、無理なく日常に取り込んでいきます。
以上は一例です。
(SSTを実践する際のポイント)
SSTを実践するときには、対象者自身が積極的にソーシャルスキルを学びたいと思うようなプログラムにすることが重要です。そのためには、次のようなポイントがあります。
楽しい雰囲気でおこない、「良かった点」「できている点」に着目する
SSTは反復練習を行うことが重要です。そのためにも、アイスブレイクなどを取り入れて楽しくSSTに取り組めるようにすると良いでしょう。また、ほめることも大事です。ほめて認められることで、次もまたやってみようと意欲的になります。
(ニーズに合わせて進める)
一般的にSSTを必要とする人は、周りを見ながら社会性を身につけていくのが苦手な傾向がある人です。その人なりの感じ方や考え方があるため、「なぜそうしなければならないのか」を理解するまでには多くの気づきが必要で、時間がかかります。
対象者に必要な小さなステップの一つひとつを見守り、長い目でゆっくりと応援していくことが大切です。
今後もこぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、お子様の社会生活を送るうえで重要となる力を育むことが出来るように、スタッフ一同精進してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、ABAセラピーを軸に集団で過ごしながらお子様一人ひとりに寄り添った療育を行っています。
ご見学・ご相談も随時おまちしております。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室ではSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)を支援の枠組みの中で行っております。
今回はそのSSTについてご紹介させていただきます。
ソーシャル・スキルズ・トレーニング(Social Skills Training) とは(以下SSTと呼ぶ)、社会生活を送るうえで必要な、対人関係を円滑にするための技能を学ぶ訓練のことです。
(SSTの具体的な例)
SSTでは対象者のニーズに合わせて練習テーマを設定します。
児童発達支援事業所では、園や学校などでの社会生活に関するテーマを扱うことが多く、就労移行支援事業所などでは、実際に就職したときに直面するであろう場面に合わせた実践的なSSTを実施しています。
では、SSTの具体的な例を見てみましょう。
【挨拶をする】
あいさつは人と人との繋がりを深める重要な手段であり、新しい環境での初対面でも心地良い関係を築き始めるために重要です。ロールプレイを通じて、心をこめて「大きな声で」「相手の目を見て」などの具体的なあいさつの仕方を身につけます。また、自分から進んであいさつができるようになることを目指します。
【感謝を伝える】
感謝を伝える正しいタイミングと方法を学び、感謝の気持ちを上手に伝えるスキルを高める目的で行います。ロールプレイやワークシートを使って、いろいろな場面で「ありがとう」の気持ちを伝える練習をします。お礼の言い方を身につけることで、お礼を表現することに積極的になることが期待できます。
【人の話を聴く】
基本的なコミュニケーションスキルを身につけ、他者の言葉に耳を傾ける能力を向上させる目的で行います。具体的には、聞き方の2パターン(1.話しかけられても答えない、2.うなずきながら相手のメモ見て、笑顔で聴く)を見せて、相手役に感想を言ってもらうなどの方法があります。受容的に聴いてもらう心地よさを体験することで、上手に話を聴くスキルを身につけることが期待されます。
【日常生活の中での実践】
あらためてSSTのための時間・場所を設けなくても、挨拶をする、会話をするなど、日常生活の中にSSTを取り入れることも可能です。周囲が率先して挨拶をする姿を見せる、会話の際に気になった言動について、「そういう言い方では不快に思う人がいるかも」「こういう言い方のほうが相手に伝わりやすいかも」とフィードバックするなどして、無理なく日常に取り込んでいきます。
以上は一例です。
(SSTを実践する際のポイント)
SSTを実践するときには、対象者自身が積極的にソーシャルスキルを学びたいと思うようなプログラムにすることが重要です。そのためには、次のようなポイントがあります。
楽しい雰囲気でおこない、「良かった点」「できている点」に着目する
SSTは反復練習を行うことが重要です。そのためにも、アイスブレイクなどを取り入れて楽しくSSTに取り組めるようにすると良いでしょう。また、ほめることも大事です。ほめて認められることで、次もまたやってみようと意欲的になります。
(ニーズに合わせて進める)
一般的にSSTを必要とする人は、周りを見ながら社会性を身につけていくのが苦手な傾向がある人です。その人なりの感じ方や考え方があるため、「なぜそうしなければならないのか」を理解するまでには多くの気づきが必要で、時間がかかります。
対象者に必要な小さなステップの一つひとつを見守り、長い目でゆっくりと応援していくことが大切です。
今後もこぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、お子様の社会生活を送るうえで重要となる力を育むことが出来るように、スタッフ一同精進してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。
こぱんはうすさくら豊橋多米西教室では、ABAセラピーを軸に集団で過ごしながらお子様一人ひとりに寄り添った療育を行っています。
ご見学・ご相談も随時おまちしております。