ある日私がトイレに行こうとドアの前まで行くと鍵がしまっていることを表す赤色になっていました。誰か入っているのだと思い少し時間をあけて再びトイレに向かうとまだ赤色でした。再び時間をあけていってもまだ赤色です。
子どもたちで具合の悪い子が出たのではないかと心配し、部屋にいた子どもたちを見ると全員揃っており活動の最中でした。アンフィニには男性用の立ちトイレと2つあるのですが、トイレに戻ると2つとも赤色になっていました。
誰かが外から鍵をかけたようです。
活動の切れ間に私はトイレが外から鍵をかけられたこと、外から鍵をかけられたら自分が使いたいときにどのように思うのかみんなに聞いてみました。
私がトイレに入れなくて困り、みんなが具合が悪くなったのかと心配したことを一人ひとりの目を見て真剣にお話しました。子どもたちも真剣に聞いてくれました。
誰がやったことかみんなの前でお話してわかりましたが、私はその子を問いつめるようなことはしませんでした。目が泳いでヤバイといった表情を浮かべたからです。問い詰めない代わりに次に「外から鍵をかけるようなことがあればその人はトイレを使用させない」と全体に伝え、トイレの前にも張り紙をしました。
このようなことがあったことは少し残念でしたが、これが生の教材だと考えます。机上で道徳心を養うことより実際に起こったことから振り返ることの方が子どもにとってはイメージしやすく実感として理解しやすいです。だから私は「道徳」という授業が嫌いです。大人が用意した答えを全体で導き出すような展開に「そんなきれいごとではない」と感じてしまうからです。
私が今回のことをみんなに話すと外から鍵をかけたら入れなくて困る!ともちろん言ってくれたお子さんがいますが、中には爪やレゴブロックなど平たいもので閉めたのではないかなと手法について考え発表してくれた子がいました。
子どもとは本当にいろいろなことを考えるものなのだと改めて思いました。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
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1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒【050-1807-6495】
アンフィニでは1週間を通した活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「困りごと」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
24/09/03 18:17