ひょんなことから15年ぶりに防具をつけました。
私が剣道を始めたのが中学生のとき。
中学を入学すると部活動の仮入部期間があり、さまざまな部活動の見学ができました。武道場から稽古をする元気な声が聞こえてきて、気がつくと導かれるようにして武道場に足を踏み入れていました。対応してくれた3年生の女性の先輩が防具を付けた状態で私にハキハキと挨拶してくれました。その様子がかっこよくて他の部活動とは迷いなく剣道部への入部を決めました。その先輩は全国大会に出場している人でした。
中学では地区大会を勝ち上がるくらいの戦績でしたが、高校では私が教師を目指すきっかけとなった顧問と出会いました。休みなく県外にも遠征に連れて頂くなど私たちに本当に目をかけて頂きました。期待に応えたく私たちも血のにじむような努力をして県でもそこそこ上位まで勝ち上がるチームまでになりました。竹刀の構え、打ち方、所作…すべてをマネしていたのではないかと思うほど少しでも近づきたく憧れの先生でした。
大学を卒業して教師として剣道部の顧問になりました。自分が剣道をすることと子どもたちに指導をして勝ち上がらせることは違うのだと痛感した瞬間でもありました。県下みまわしても剣道を指導するのはほとんどが教科は体育、剣道専門の教師です。私の専門は国語で剣道の指導が次第に中途半端だと感じるようになりました。
日々激務をこなしながら部活指導をしていくことに疲れて心身ともに気力がわかない感覚になってしまい剣道自体も嫌いになってしまいました。教師を辞めてしまったのと同時に剣道もやめてしまいました。
子どもの前で指導できるほどの自信もなく、自分を高めるほどの気力もなく剣道から足が遠のいていたときでした。
私が以前お世話になった方がアンフィニを見学に来たいと言って頂きました。見学に来るその日は近隣の小学校が振り替え休日で数名が一日アンフィニを利用してくれる日でした。いい機会かも…と思い15年ぶりに自身が防具を付け子どもに打たせてあげようという気持ちになりました。わが子に対しては今まで働かなかった気持ちです。
私が防具を付けた姿を見たり実際に打ってみた子どもは「かっこいい、剣道楽しい」と言ってくれました。なによりなことです。
そうだ!私が長年剣道を続けてきた理由は楽しかったんだ、楽しくなくなったから剣道から足が遠のいてしまったのだ。一緒に剣道をした子どものおかげで気が付くことができました。私もひさしぶりに防具を付けて楽しかったよ、ありがとう。
わが子にも防具姿の私を見せると始めは私と気が付かず本当にママなの?と聞き返すほど。少し経ってかっこいいな、剣道やってみようかなと言っていました。私も楽しかったから少しずつはじめてみようかな、そう思える私にとって大きな一歩となる1日でした。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「変身」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
24/10/23 07:05