高校教師をしていた時に生徒たちの進路指導にも関わってきました。
指導の際には必ず自己を見つめてもらう時間が必要不可欠となります。
例えば推薦入試に挑みたい場合、自分の特技やこれまで頑張ったことなどについてまとめていく時間が必要です。一般入試の場合も自分の得意不得意科目を知らなくては受験も不利になってしまいます。
その時に生徒たちが困っていたのは受験科目よりどこの学校を受験するかよりも自分についてよくわからないということでした。何が好きで何が得意がわからず、特性もつかみきれないのでどこに進路を決めていいかわからない事態に陥っていました。自分自身についてよくわからないのに親からとりあえず大学は出ておいた方がいいと言われたとますます困っていました。
何とか進学先も決まり入学後に待ち受けた生徒の末路とは、学校になじめない、つまらないでした。自分がやりたいこともはっきりせず「何となく」決めた進路だからです。
保護者の方の声としてよく聞こえてくるのが「自分が大学を出ていないから子どもには出てほしい」とか「自分が英語が不得意なので子どもには…」という言葉です。
高校教師をしていた20代の時に保護者の方にはお伝えしたくてもできなかったことがあります。それは「親と子は異なる」ということです。伝えられなかったというより、私自身がそこに気がつき表現していく力量がなかったと感じます。
あとは、大学を出た方が就職に有利という神話が保護者の方にまだ根強いということです。
採用する立場となって感じたことがあります。大学を出たから何なの?資格があるから何なの?ということ。採用するものからしたら何を成果として出せるか。そこが対価であると考えます。
何となく進学したお子さんは目標を見失い必ずと言っていいほど辞めています。
私の療育で大切にしている、「好きを極めていく」ということは高校教師のときに感じてきたその経験から活きています。
毎日コツコツ好きを極めている子どもたちはのびのびとしていてとても幸せそうです。幸せそうな子どもたちを見ていると親が敷いたレールにこだわらず自分のレールは自分で敷けるような力強い人間になってほしいと一つでも自立に向けた関わりを大切にしています。
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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
JR馬橋駅から徒歩10分
1階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物3階部となります。エレベーターがございません。
ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは1週間を通しての活動になります
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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「大卒神話」児発・放デイ アンフィニ代表
教室の毎日
25/01/08 07:06