放課後等デイサービスでは昼食からの食間が長いためおやつの提供があります。衛生のプロではないため自作のおやつレクなどはせず、個包装のおやつを提供しています。子どもたちも時には好きなおやつを自分で選びたいだろう、何にしようかというあのワクワクも味わってもらうべくアンフィニでは月に1度の活動に必ずおやつ屋さんをしています。

おやつを買うにもお金の単位がわからないと買い物もできないため紙幣、硬貨の単位と計算をじっくり半年かけて行っています。計算が得意な子には掛け算割り算の難問を出し、計算が苦手な子にはカゴから一つずつ取ればちょうど予算に収まるよう、習熟度別にしています。

先日アンフィニでは２回目、私が指揮をとる活動の時間がありました。
久しぶりの子どもたちに私は得意の筆文字で「挑戦状」を掲げました。
おもちゃの小銭と財布を用意して実際に小銭を出し支払ってもらう内容です。

初めてのことが苦手で普段通りが安心だ、計算が苦手な子もいるので設定した予算内ピッタリに計算しながらおやつを選ぶという普段の活動も残しておきました。計算が苦手な子は各カゴの中から１つずつ選べば予算ピッタリになる設定です。

私が用意した挑戦は難易度が２つ。
スケルトンの財布内から予算を支払いおやつを購入する。
もう一方は財布の間口も狭く中身が見えにくい、かつ小銭でパンパン。
その中から予算を支払うというもの。

私からの挑戦状は全員はクリアできました。
が、実際に店頭で後ろの人を待たせずにできるかといったらまた話は変わってきます。しかし時間がかかるというのは回数を重ねればクリアできることなのであとは経験を重ねればいいことです。

自分でお金を取り出して店頭で買い物をしたことがあるか子どもたちに聞くと1/3くらいの子はあり、あとの子は未経験でした。日常的に買い物をしている子はパンパンの財布から慣れた手つきで硬貨を1枚1枚手のひらにため次の硬貨を取り出していました。4年生でした。
今回の予算は140円でしたが、2年生の子は小銭を減らしたいという思いから50円玉2枚出している子もいました。素晴らしい生活力です。

小学校低学年だと手が小さく財布を持ちながら、てのひらに小銭をためて次を取ることがなかなか難しい。テーブルにある程度の小銭を出し選び取っている子もいました。

できないのではなく、時間がかかるが必ずできるようになるのです。
できたという達成感は大いに自信にしてもらい、自信がついてくると次もやってみたい、挑戦しようという意欲につながります。大人はそこを刺激するだけです。子どもたちのやる気に灯がともれば勝手に走り出します。
やる気がついた子は困っている子に声をかけ言語化することで定着に変わります。皆ができるように子どもたちから声をかけてくれるので大人はそこまで力はいりません。

ここまでくるのには始めが肝心です。この程度でいいだろうと子どもたちに思わせてしまったら集団もそのようになり軌道修正するにも大変な労力がいります。
アンフィニをご利用のお子さまは集団行動が苦手、勝手なことをしがち、多弁などさまざまな個性を持っています。落ち着きがないと言われている子どもたちが私の話を真剣に聞きやるぞ！と意気込んでいる様子は大変うれしく思いました。

子どもたちのやる気を見れたこともそうですが、スタッフがここまで努力を積み重ねてきた成果を肌で感じることができて大変うれしかった瞬間でした。

子どもたちはスタッフが努力を重ねて成長という成果をあげ、スタッフ育成は私がコツコツと努力をしてきたものでまだまだ未熟ですが互いの成長を感じられたいい時間でした。私も子どもたちやスタッフの成長に負けぬよう日々努力を重ねて参ります。

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2024年2月オープン
児童発達支援・放課後等デイサービス
アンフィニ
ＪＲ馬橋駅から徒歩１０分
１階に不動産業のアールフィールズさんの緑の看板が目印
建物３階部となります。エレベーターがございません。

ご予約・相談専用TEL⇒050-1807-6495
アンフィニでは１週間を通しての活動になります。
工作や運動、学習などを活動に取り入れています。
教師による「オーダーメイドの療育」
日々変化する利用者様のコンディションを見極め、「個性をのばす」「個性を活かす」活動を行って参ります。
就学に向けて自分でできることをひとつひとつ増やして参りませんか。
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