順次夏休みに入り、
新しい関わりも見られます。
自分から関係づくりをするのは少し苦手で、
普段の利用時は近い年代の子が少ないことや時間が限られていることもあり、
一人で活動することも多いお子さんがいます。
今回、同年代のお子さんが多い日に来所し、
自分から積極的に話しかけたり、
なんとなく話しで盛り上がったり、
一緒に遊ぶ姿が見られました。
ところが、帰り時間前の小集団活動で、
とあるカードゲームを一緒にやる人?と募ったところ、
「僕は違うカードゲームがしたい」「僕もそれじゃなくてこっちだなあ」
みんな、人気の他のカードゲームのほうに参加。
ご本人の中では、一日をかけて、意気投合できた実感があったのでしょう。
「誰も、〇〇を一緒にやってくれる人いない・・・」つぶやきが、だんだんイライラに。
「もう、いやだ。」
こうなってしまうと、今までだと、物にあたってしまったり、机の下に隠れて固まってしまったり、ということが多かったのですが、
見ると、ホワイトボードに絵を書いています。
それも、イライラを書き表す絵ではなく、
「りんごの木に鳥が集まってきて食べちゃう絵」
「イライラを落ち着けるために絵を描いてみた」
「前に、お仕事体験で描いた絵を思い出して」
「普段は年が近い人が少ないから、今日一緒にやってもらえるだろうと思ったらいなくてさみしかった」
選択式ですが、考えを打ち明けることもできました。
絵を描いていると気持ちが落ち着いてきて、
そこに同学年のお子さんが何気なくよってきて隣に少しふざけた絵を描いて、
思わず笑みが。
頭ではわかっていても、
感情が湧き上がること自体をコントロールするのは難しいもの。
でも、湧き上がった感情を自分にあった方法でコントロールすることは、これから大人になってもとても大事なことです。
いろいろな経験を通して自分にあった方法を発見していけるよう、支援していきます。
気持ちの切り替え
教室の毎日
24/07/25 17:52