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脊椎ガラント反射(スパイラルギャラント反射)について

教室の毎日
こんにちは!
東大阪市で発達障がい(ASD,ADHD)やグレーゾーンの子どもたちに運動療育を行っている『児童発達支援・放課後等デイサービス 子ども運動教室LUMO(ルーモ)布施校』です!


本日は、脊椎ガラント反射(スパイラルギャラント反射)についてお話させていただきます。

 脊椎ガラント反射(スパイラルギャラント反射)とは、腰回りの反射です。脊椎の片側をなでると、刺激のあったほうに肩と腰がきゅっとくっつくように動きます。これは赤ちゃんが産道を通る時に前に進むことができるように存在している反射です。

 脊髄ガラント反射が残っていると背骨の刺激に敏感になると言われています。異常にくすぐったがる子供にはこの反射が残っている可能性が多いです。
また、背骨まわりの刺激は排尿とリンクしているため、夜尿にもつながっています。いつまでも「おねしょ」が続く子どもも、脊髄ガラント反射が残っている可能性が疑われます。

 腰まわりや背骨付近の刺激に弱い為、このあたりに刺激があるだけでクネクネしてしまうため、「落ち着きがない」、「集中力がない」、「姿勢が悪い」と怒られてしまう原因にもなります。
 腰まわりの刺激を避けるために、ベルトやウエストがきつい洋服を嫌がる傾向もあります。
 
 脊椎ガラント反射が残存しているときに見られる症状
・落着きがない
・おねしょをする
・集中力がない
・短期の記憶力が落ちる
・歩く時、股関節の動きがおかしい
・くすぐったがり
・椅子に座っていられない。多動
・肩こり、背中がこる、腰痛
・あお向けで寝るのが嫌い
・ウエストがきつい服やベルトを嫌がる
・シートベルトを嫌がる


【対策】
他の原始反射と同じく「もう十分です。この反射を手放します」という状態まで、あえて刺激を与え続けることが大事です。
背中を床につけて進む運動や、ごろごろ横に転がる運動、前回りや後ろ回りもよいでしょう。
そういう運動が難しければ、子供とくすぐりっこをするだけでも十分です。


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