「同じ服じゃなきゃダメ！」——こだわりが強いお子さんとの向き合い方

「毎日同じ服しか着たがらない」「道順が少し変わっただけで泣いてしまう」
そんなお子さんのこだわりに戸惑ったことはありませんか？

子どものこだわりには、成長の過程で大切な意味があることも。でも、その強さが日常生活に支障をきたすと、保護者の方もどう接していいか悩んでしまいますよね。

今回は、福岡県太宰府市にある児童発達支援事業所「kids i ごじょう」が、こだわりの強いお子さんへの理解と、家庭でできるサポートの工夫をご紹介します。

「こだわりが強い子」ってどんな様子？

以下のような行動がよく見られます：

毎日決まった服やおもちゃを使いたがる

食べ物の並び方や順番に強いこだわりがある

いつもの道と違う道を通るとパニックになる

同じ言葉や動作を何度も繰り返す

これらは単なる「わがまま」ではなく、安心感を得るための手段であることが多いです。

こだわりの背景にある、子どもの気持ち

● 「いつもと同じ」が安心材料に

先の見通しが立つことで、安心できるお子さんは多いです。予測できない変化に強い不安を感じることがあります。

● 感覚の敏感さが関係していることも

着る物の素材や匂い、音など、感覚の違和感から「これじゃないとイヤ！」と感じている場合もあります。

● 気持ちの切り替えが苦手

新しいことや予定外の出来事に対応するのが難しく、慣れたパターンに強く執着することがあります。

家庭でできるサポートの工夫
1. 無理にやめさせようとしない

こだわりには、その子なりの安心感が込められています。「こだわっている理由」があることを理解し、まずは受け止めましょう。

2. 小さな変化から慣れていく

一気に変えるのではなく、「少しだけ変える」ことからスタート。
例：
通る道を一部だけ変える

いつものお皿の色を変えてみる

小さな成功体験の積み重ねが、自信につながります。

3. 事前の予告で安心をサポート

「今日はいつもと違う道を通るよ」など、事前に伝えるだけでも不安はぐっと減ります。
イラストやスケジュールカードを使うのもおすすめです。

困ったときは、一人で抱え込まないで

「どう対応したらいいかわからない」
「毎日の生活が大変…」

そんな時は、専門家の力を借りることも選択肢のひとつです。

児童発達支援事業所「kids i ごじょう」では、お子さま一人ひとりの特性に合わせて、安心できる環境づくりと新しい体験へのサポートを行っています。

📌 太宰府市周辺でお子さんの発達について悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。