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kids i ごじょう|気持ちと人との関わりを育てる児発【太宰府・送迎可・空きあり】のブログ一覧

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(66件)
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「話さないこと」は、問題じゃなかった

ーずっと笑顔で、見つめてくれていたー 家ではお母さんと、ふつうにおしゃべりができる。でも、家族以外の大人や、同年代の子どもとは、ほとんど言葉を交わせない。そんなお子さんがいました。 新しい環境や、知らない人に、強い緊張を感じてしまう。声を出すこと自体が、とても難しい状況だったのです。 こういう姿を見ると、つい「どうやったら話せるようになるんだろう」と考えてしまいます。 でも、kids iが最初に大切にしたのは、それとは少し違うことでした。「話さないこと」を、問題にしない私たちは、「話さないこと」そのものを問題とは捉えませんでした。 話せないのは、人前で話すことへの不安や緊張が背景にあるから。 だとすれば、必要なのは「話させる」工夫ではありません。まず、安心して過ごせる環境を整えること。それが何より優先だと考えました。 人は、緊張している場所では声が出ません。逆に言えば、「ここは安心できる」と心から思えたとき、言葉は自然と出てきます。だから、急がないことにしました。 安心を、ひとつずつ積み重ねるkids iでは、こんなふうに関わりました。 まず、信頼できる職員との安心できる関係を、時間をかけて丁寧に育てていきました。話すことを求めず、ただそばにいて、一緒に過ごす時間を重ねます。 言葉が出ないあいだは、ジェスチャーやカードを使ってやり取りをしました。 声を出さなくても、気持ちは伝え合える。その経験が、「ここでは大丈夫」という安心につながります。そして、少人数の小さな集団活動へ、段階的に参加していきました。いきなり大きな輪の中に入るのではなく、安心できる範囲から、少しずつ。 うまくいった経験を、ひとつずつ積み重ねていける環境をつくりました。一語から、会話へそうして安心が育っていく中で、変化が現れました。 まず、kids iの職員に対して、一語での返事が見られるようになりました。小さな「うん」や「やる」。でも、それはその子にとって、とても大きな一歩でした。 今では、園の仲良しの友だちとも会話ができるようになっています。自分の気持ちや考えを、少しずつ言葉で伝えようとする姿が増えてきました。「話さないこと」を直そうとするのではなく、安心できる場所をつくる。すると、言葉はその子のペースで、ちゃんと育っていきます。

kids i ごじょう|気持ちと人との関わりを育てる児発【太宰府・送迎可・空きあり】/「話さないこと」は、問題じゃなかった
日々のサポート
26/07/13 09:19 公開

「困った子」ではなく、「困っている子」

落ち着きがない。 すぐに手が出る。 お友だちとうまく遊べない。 指示が通らない。 子どもの「困った行動」を前にすると、つい「どうしてこの子は」「どうすれば直るのか」と考えてしまいます。 でも、kids iでは、少し違う見方をしています。 その子は「困った子」なのではなく、「困っている子」なのではないか。 表に出ている行動は、その子が何かに困っていて、その子なりに精いっぱい対処しようとした結果なのではないか——そう考えるところから、支援が始まります。 困りごとは、その子ひとりのせいではない 子どもがうまくいかないとき、原因をどこに置くかで、見え方は大きく変わります。 「本人が頑張ればいい」と考えると、その子の努力だけに期待することになります。でも、環境とのギャップが大きいまま無理に進もうとすると、失敗や自信の低下につながりやすくなります。 逆に「環境を変えればいい」と考える見方もあります。 本人を責めずにすむ、大切な視点です。ただ、現実には、すべての環境をその子に合わせ続けることはできません。 子どもは、進学や人間関係の変化など、移り変わっていく環境の中を生きていきます。 環境だけでも、本人の努力だけでも、十分ではありません。 困りごとは、その子と、その子を取り巻く環境との「あいだ」から生まれてくる。だからこそ、その両方を見ていく必要がある——これがkids iの出発点です。 「直す」のではなく、「育てる」 この見方に立つと、支援の目的も変わってきます。 困った行動を「なくす」「直す」ことがゴールではありません。これから先、変わり続ける環境の中を、その子自身が進んでいけるように、必要な力を「育てる」こと。それがkids iの目指すところです。 では、どんな力を育てるのか。kids iでは、子どもの育ちを4つの視点で捉えています。 よりどころ——「ここなら大丈夫」と思える、安心の土台。 すべての出発点です。安心して頼れる人や場所があるからこそ、子どもは挑戦に向かっていけます。 捉え方——出来事を、どう受け取るか。 同じ出来事でも、受け取り方しだいで、その後の行動は大きく変わります。見方の引き出しが増えると、世界は少しずつ優しくなります。 整え方——わいてきた感情と、どうつき合うか。 感情を消すのではなく、一緒に整えるところから始めて、やがて自分で立て直せる力へとつなげていきます。 つながりかた——人と、どう関わるか。 相手を理解し、自分を伝え、折り合いをつける。毎日の遊びや生活の中で、少しずつ育てていける力です。 4つは、つながっている この4つは、別々に存在しているわけではありません。 「よりどころ」という安心の土台があるから、出来事を落ち着いて「捉え」られる。捉え方が広がるから、感情を「整え」やすくなる。整える力が育つから、人と安定して「つながれる」。 そして、人とのつながりが、また新しい「よりどころ」になっていく。 ひとつの育ちが、次の育ちを支える。 だから、kids iは、どれかひとつだけを切り取るのではなく、その子の育ちを丸ごと捉えようとします。 日々の関わりが、その子の未来になる 子どもにとって大事な力は、学力だけではありません。 感情とつき合える力、人に助けを求められる力、自分のことを理解している力。こうした目に見えにくい力こそが、これから先の毎日の質を、大きく左右していきます。 困った行動の奥にある「困っている気持ち」に目を向ける。その子の育ちを4つの視点で丸ごと捉える。そして、「直す」のではなく「育てる」関わりを、日々積み重ねていく。 そのひとつひとつの関わりが、その子が自分の足で未来を歩いていくための、確かな力になっていきます。

kids i ごじょう|気持ちと人との関わりを育てる児発【太宰府・送迎可・空きあり】/「困った子」ではなく、「困っている子」
日々のサポート
26/07/01 13:25 公開

「人とつながる力」は、毎日の中で育っていく

【お友だちの輪に、うまく入っていけない】 一緒に遊んでいても、ちょっとしたことでトラブルになってしまう。自分の気持ちを言葉にできず、手が出たり、黙り込んだりしてしまう。 そんな姿に、「もっとうまく関われたらいいのに」と感じたこと、ありませんか。 「人とつながる力」と聞くと、明るくて、友だちが多くて、誰とでも話せる——そんなイメージを思い浮かべるかもしれません。 でも、それは「外から見えやすい姿」であって、本当の意味での「つながる力」とは少し違います。 静かな子でも、相手を思いやれて、必要なときに気持ちを伝えられて、一緒に協力できるなら、その子はちゃんと人とつながる力が育っています。大事なのは、友だちの数や、にぎやかさではなく、関わりの「質」のほうです。 心理学では、こうした人と関わる場面で必要になる力をまとめて「社会的コンピテンス」と呼びます。 kids iでは、これを「つながりかた」と捉えています。 そして、この「つながりかた」は、ひとつの能力ではなく、いくつもの力が組み合わさったものです。たとえば—— ・その場の雰囲気や相手の様子から、何が求められているかを読み取る力 ・相手の気持ちや考えに気づき、思いやりを持って関わる力 ・自分の気持ちや意見を、相手に伝わるように表す力 ・意見が違っても、折り合いをつけて一緒に取り組む力 ・困ったときに「助けて」と声を出す力 ・トラブルになっても、関係を立て直していく力 だから、お友だちとうまくいかない場面を見たとき、「この子はできない子だ」と決めつけるのではなく、「どの力が育っていて、どの力にサポートが必要かな」と見ていきます。トラブルそのものは、その子が今、どの力を練習している途中なのかを教えてくれる手がかりでもあるのです。 そして何より、この「つながりかた」は、特別な訓練の場ではなく、毎日の遊びや生活の中で、少しずつ育てていける力です。 kids iでは、こんなふうに関わります。 ・一緒に遊ぶ中で、「今、お友だちはどんな気持ちかな?」と相手の視点に目を向ける ・自分の気持ちを言葉にする練習を、安心できる場面で重ねる ・意見がぶつかったとき、折り合いのつけ方を一緒に探す ・「助けて」が言えたこと、譲れたこと、協力できたことを、しっかり認める ・うまくいかなかったときは、関係を立て直す方法を一緒に考える 人とうまくつながる力は、その子の「今」だけでなく、これから先の人生のあらゆる場面につながっていきます。学校生活、友人関係、いつかの仕事、地域での暮らし。どれも、人と関わりながら進んでいくものです。 「つながりかた」を育てることは、その子が自分らしく、人とともに生きていくための土台を育てること。だからこそ、kids iは、日々の小さな関わりのひとつひとつを大切にしています。

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日々のサポート
26/06/30 14:51 公開

「整える力」は、一緒に育てていける

ちょっとしたことで、火がついたように泣き出す。 一度怒り出すと、なかなかおさまらない。気持ちが高ぶると、まわりが見えなくなってしまう。 そんな姿に、「どう関わればいいんだろう」と悩んだこと、ありませんか? つい、「泣かないの」「落ち着いて」と声をかけたくなります。でも、感情は「止めなさい」と言われて止まるものではありません。 大切なのは、感情を消すことではなく、その感情と上手につき合えるようになること。怒ってもいい、悲しくてもいい。そのうえで、自分なりに立て直していける ——そんな力を育てていきます。 心理学では、感情が生まれて落ち着くまでの流れを、いくつかの段階に分けて考えます。 何かが「起きて」、それに「注意」が向き、「こういうことだ」と意味づけがされ、そこで「感情」がわいて、最後にそれを「整える」。感情は、突然あふれ出すように見えて、実はこうした道すじをたどっています。 だから、整えるための関わりにも、いろいろなタイミングがあります。 高ぶる前に、苦手な場面をそっと避けておく。 まわりの刺激を減らして、落ち着ける環境をつくる。 好きなことに気持ちを向けて、気分を切り替える。 昂ったあとなら、「こう考えてみたらどうかな」と捉え方を一緒に探す。 そして、ここで一番大事にしたいことがあります。 子どもは、はじめから自分ひとりで感情を整えられるわけではありません。 小さいうちは、信頼できる大人に「一緒に整えてもらう」ことから始まります。「大丈夫だよ」と言葉をかけてもらい、そばにいてもらう。その安心の中で、少しずつ気持ちが落ち着いていく——この繰り返しの経験が、土台になります。 この「一緒に整える」を、たくさん積み重ねた子は、やがて「自分で整える」力を育てていきます。 大人が気持ちに言葉をつけてあげることで、「あ、これは悔しいって気持ちなんだ」と、自分の感情がわかるようになる。わかるようになると、扱えるようになっていきます。 kids iでは、こんなふうに関わります。 ・「悔しかったね」「びっくりしたね」と、まず気持ちに言葉をつける ・落ち着けるまで、急かさずそばで一緒に過ごす ・深呼吸や気分転換など、自分を静める方法を一緒に見つける ・「困ったときは助けてって言っていいんだよ」と、ヘルプの出し方を伝える ・落ち着いたあとに、「次はどうしようか」を一緒に考える 最初から手を離すのではなく、一緒に整えるところから始めて、その子のペースに合わせて、少しずつ手を離していく。 「自分で整えられた」という経験は、その子の自信になります。 感情に振り回されるのではなく、感情とつき合っていける。 その力は、これから先の人生を、その子自身の足で歩いていくための、大切な支えになっていきます。

kids i ごじょう|気持ちと人との関わりを育てる児発【太宰府・送迎可・空きあり】/「整える力」は、一緒に育てていける
日々のサポート
26/06/29 14:09 公開

「わざとされた」と感じてしまう子へ

捉え方が増えると、世界は優しくなる お友だちが、たまたま肩にぶつかった。ただそれだけのことなのに、「わざとやった!」と怒って手が出てしまう。 そんな場面を見て、「どうしてそうなるの?」と戸惑ったこと、ありませんか。 実は、同じ出来事でも、それをどう「受け取るか」は人それぞれ違います。 そして、その受け取り方が、次の行動を大きく左右します。 たとえば、肩がぶつかったとき。 「わざとぶつかってきた」と受け取れば、怒りがわいて、やり返したくなります。 「混んでたから、当たっちゃったのかな」と受け取れば、何事もなく流せます。 起きた出来事は、まったく同じです。 違うのは、その間にある「受け取り方」だけ。ここに、その子の行動のヒントが隠れています。 心理学では、出来事をどう捉えて行動を選ぶかの流れを「社会的情報処理」と呼びます。 人は、何かが起きたとき、無意識のうちに「これはどういう意味だろう」と解釈し、それに合わせて反応しています。 この受け取り方には、その子なりの「くせ」があります。 たとえば、これまでに嫌な思いをたくさんしてきた子は、「どうせまた意地悪される」と、悪いほうに受け取りやすくなることがあります。それは、その子が身を守るために身につけてきた、いわば防衛反応でもあるのです。 だから、ただ「叩いちゃダメ」と叱っても、根っこは変わりません。 変わるといいのは、行動そのものより、その手前にある「受け取り方」のほうだからです。 kids iでは、こんなふうに関わります。 ・「今、何が起きたと思った?」と、その子の受け取り方を一緒に確かめる ・「こういう見方もあるかもね」と、別の可能性をそっと添える ・絵カードや場面の絵を使って、状況を一緒に整理する ・「どうすればよかったかな?」と、次の選択肢を一緒に考える 大切なのは、その子の受け取り方を否定しないこと。 「そう感じたんだね」とまず受け止めたうえで、「でも、こんな見方もあるよ」と、引き出しを少しずつ増やしていきます。 見方が増えると、世界は少しだけ優しくなります。 「わざとじゃないかも」と思えるようになることは、その子自身が生きやすくなることでもあるのです。

kids i ごじょう|気持ちと人との関わりを育てる児発【太宰府・送迎可・空きあり】/「わざとされた」と感じてしまう子へ
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26/06/27 10:25 公開
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