「なにしてるんだろう…?」
教室の毎日
25/06/20 12:34

教室に消防点検の業者さんが来てくれました。 普段はあまり見ることのない、工具や配線、ブザーの音や非常灯のチェック…。 その様子を、おじさんの側からじっと、じっと見つめる男の子の姿がありました。 「なにしてるの?」「どうなってるの?」と言葉にすることはありませんでしたが、 そのキラキラとしたまなざしには、しっかりと興味と“学びたい気持ち”が宿っていました。 配線の先をのぞき込むように見たり、音が鳴るたびに少し驚いたり。 五感を使って、“いま起きていること”をしっかりと受け止めようとしているのが伝わってきます。 子どもたちは、ことばでうまく言えなくても、見て、感じて、考えて、たくさんのことを学んでいるのだと改めて感じました。 点検作業が終わりおじさんが帰る時には、少し名残惜しそうな表情で「ば~い!」と挨拶していました。 日常の中の、ほんのひとコマ。 でも、そこには子どもたちの「知りたい!」がたくさん詰まっていました。