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【児童発達支援・放課後等デイサービス】発達支援Labo ランプのブログ一覧

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第56回「タスクと自由課題のメリット・デメリット」

療育の深み
こんにちは、発達支援Laboランプです。ここでは、定期的に療育支援に関連するテーマについて、理論的な背景と合わせて発信しています。今回のテーマは「タスクと自由課題のメリット・デメリット」についてです。

タスク(与えられた課題)と自由課題(自己選択の課題)には、それぞれのメリットとデメリットがあり、特に支援を必要とする子どもたちにとっては、どちらの形式が適しているかを見極めることが重要です。このコラムでは、それぞれの特徴と、子どもに合わせた適切な支援のあり方について考えます。

1,タスクのメリットとデメリット
 タスクの最大の利点は、明確な指示とゴールが設定されている点です。特に発達に特別な傾向のある子どもたちにとって、具体的な手順が示されることは、不安を軽減し、安心して取り組める環境を提供することに繋がります。進行状況が可視化されるため、達成感を得やすく、モチベーションの向上にもつながります。また、一定のルールに基づいて行うため、集中力を維持しやすいという利点もあります。

一方で、タスクは創造力や自発的な思考を発揮する機会が少なくなる場合があります。与えられた課題が本人に合わない場合、やる気を失ったり、ストレスを感じたりすることもあります。また、単調な作業が続くことで、飽きや疲れを感じることも考えられます。

2,自由課題のメリットとデメリット
 自由課題は、子どもが自分で興味を持ったテーマに取り組むため、自己決定感が高まり、主体性を育てる機会を提供します。自分のペースで進めることができるため、特に興味のある分野では深く追求することが可能です。また、創造力を発揮しやすい環境が整っているため、自由な発想を促進する効果も期待できます。

しかし、自由課題には、進行管理が難しいという問題があります。目標設定が不十分だと、何をどのように進めればいいのか分からず、途方に暮れてしまう子どももいます。特に自己管理が苦手な子どもにとっては、無制限の選択肢がプレッシャーになりかねません。

3,得意・不得意の違いを理解する
 タスクと自由課題の得意・不得意は、子ども一人ひとりの特性や状況によって異なります。明確な指示や枠組みがある方が取り組みやすい子どももいれば、自由に自分の興味を追求できる環境でこそ力を発揮する子どももいます。支援者や保護者は、その子どもの特性に応じた課題を提供し、必要に応じて適切なサポートを行うことが大切です。


タスクと自由課題、それぞれにメリットとデメリットが存在しますが、重要なのは子どもがどの形式であれ自分の力を最大限に発揮できる環境を整えることです。両者のバランスを取りながら、その子に合ったアプローチを見つけることが、成長を支える鍵となるとランプは考えています。

最後までお読みいただきありがとうございます。発達支援Laboランプは現在、随時問い合わせ、見学・体験等受付中です。お気軽にお問い合わせください。

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