本日は少しまじめなブログです👓
私たちの施設は聴覚障害のあるお子様を多く受け入れていることもあり、年に1度職員に難聴体験をしてもらうことにしています。
聴覚障害は原因も様々、お子様によって聴力も様々、聞こえ方も感音性難聴と伝音性難聴で異なったりと、たくさんの要因が重なって聞こえに困難さが生じています。
今回行ったのは耳栓を使った研修で、軽度の伝音性難聴を想定したものになっています。
内容としては耳栓をしたままの状態で、仕事に関するお話やちょっとした雑談をするという、いわゆる日常を過ごしてもらうというもの。
実際に研修を受けた職員からは、
「一人から話しかけられる分にはなんとなくわかるけれど、一斉に話しかけられると全くわからない。」
「室内が静かな時は聞き取れるけれど、横でほかの人が話していると聞き取りにくくなる」
「知らない話題やフレーズが出てくると、何もわからないからついていけない」
などなど、普段聴覚障害のあるお子様が感じていることを少し体験できたようです。
今回は軽度の想定ですが、お預かりしているお子様の中には、聴力が高度や重度で補聴器や人工内耳を外してしまうとほとんど聞こえないうえに、感音性難聴で音も歪んで聞こえているようなお子様もいらっしゃいます。
「誰が見てもわかりやすい」「みんなに伝わる」を大切に、必要なお子様には必ず情報保障ができるよう方法と、施設でできる視覚的な配慮や、ほかの利用者への障害理解を促す方法も併せて考えることができました。
次回のブログでは、実際に活用している視覚情報の媒体や教材をご紹介します。
聴覚障害に関する研修会を行いました📝
研修会・講演会
24/10/21 12:15