子育て中のお父さん、お母さんの中には、「子育ての正解がわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
昔からたくさんの医学書や育児雑誌があり、子育てについて書かれています。
最近ではインターネットやSNSを見ると子育ての情報が数多く載っているので、参考にしている方も多いと思いますが、賛否両論あったり、世間の風潮も影響したりして、何を参考・基準にしたらよいのかわからなくなることもあると思います。
例えば、「子どもは褒めて育てたほうがよい」と言う言葉はよく耳にすると思います。
確かにコントロール型(叱る、罰を与える等)の子育ては子どもの脳(前頭葉・後頭葉・側頭葉)の萎縮に影響を及ぼす一方で、自律性促し型(共感する、褒める等)の子育ては子どもの脳(前頭前野)の機能を高め、子どもの発達に良い影響を及ぼすことがわかっているのですが、気を付けなければならないポイントがあり、それを実践しないと逆効果になってしまうことがあります。
また、「どんな子に育てたいか、具体的なビジョンはありますか?」
「どんな子に育てたいか」という「子育てビジョン」を親が【具体的にイメージできているか】どうかです。子育てのビジョンというと、「なんだか大げさな話だな」と思われるかもしれません。しかし、これはとても大事なことなのです。
会社員を例にしてお話しします。
ポジティブに行動が促進されてきた人は、「言われたことをやるのは当然。でも、言われていないこともガンガンやる」人ですから、自分からどんどんチャレンジし、しっかりと結果を出すでしょう。仕事そのものを楽しんでいますから、いろいろな工夫をし、クリエイティブに働きながら気がつけば同僚に大きな差をつけています。会社の決めた目標や最低限の仕事量なんか関係なく、伸び続けられる人です。こういう人は、上司や仲間に信頼され、大きな仕事を任されることでさらに飛躍していきます。会社になくてはならない人になれるわけです。
一方、ネガティブに行動が促進されてきた人は、言われたことしかやらないわけですから、あまり活力が見られません。やるべき最低目標のクリアまでは頑張るけれど、そこで満足してしまいます。目標を達成するだけで叱られることはないだろうということで、たいてい目標ラインのギリギリ上あたりをいつまでも低空飛行しています。上司から新しいプロジェクトの遂行を求められると、それが成功したらどんなに充実するのかがわかっていても、あまり乗り気にはなれず、「もうこの人には新しい仕事を与えるのはやめておこう」と上司にも見限られてしまいます。
わが子に、どんな大人になってほしいですか?
「子どもは褒めて育てたほうがよい」、「子育てビジョン」いう話も含め、子育てにおいて大切なこと。
こういう話を一例とした、ご家族の方に【親業(ペアレンティングスキル)】を高める支援も行っていますので、ご興味ある方は当施設までご連絡ください。
親業(ペアレンティング)スキル
ご家族の方へ
24/09/05 12:16