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児童発達支援・放課後等デイサービス LUMO 夙川校のブログ一覧

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アタッチメント~人とのつながりで得られる安心感~

教室の毎日
こんにちは!
LUMO(ルーモ)西宮夙川校です。

アタッチメントということばは聞きなれないかもしれませんが、
NHKの番組でも取り上げられたのでご存じの方もいらっしゃることでしょう。

もともとは乳幼児を対象とした理論でしたが、
その後、アタッチメントタイプという概念に発展し、大人にもその考え方を当てはめて捉えるようになっています。

「不安な時に、安心させてほしいと求めるアタッチメントの対象は、幼児期には主に親などの保護者ですが、成長とともに友人や仲間、恋人やパートナーへと移っていきます。」(番組HPより)
乳幼児期の過ごし方により、対人関係の取り方のひな形が定まるとされ、いくつかのタイプに分かれるので、「アタッチメントタイプ」と呼ばれています。

TVでアメリカの若者が「私は回避タイプ」「僕は不安型」「安定型」など自分を客観的に捉えてみようとしている様子が映し出されていました。

さかのぼってみると、
1969年、イギリスの精神医学者により、乳幼児期の心の安定について提唱されたもので、
「母性的養育の剥奪」研究から、
「幼児期における養育内容が子どもの将来の精神面に著しい影響を与える」
という認識がもたらされました。
ですので、当時は乳幼児期の子どもを対象としていました。

番組の実験では、親子で遊べる部屋に入り、子どもがおもちゃに興味を持って遊びだしてしばらくすると、
父親がそっとドアから出ていきます。
乳児は、すぐに気づき、泣いてドア触り父を探していました。
心拍数があがり、生命の危機を感じている様子と、解説がありました。
その後、父親が戻ると抱っこしてもらい安心し泣き止みました(写真)。

乳幼児期は信頼できる養育者がそばにいることで、子どもは安心して活動し不安を感じた時にはスキンシップ等により安定を取り戻します。

養育者が十分に関わることで安心、安定が得られ、自ら親元を離れて過ごすことができるようになっていくのですね。


アタッチメントは、1969年にイギリスの学者ボウルビイ氏によって唱えられ数巻の本が出版されました。
日本では70年代に入り、その一部は、西宮市にある大学で、複数の研究者の尽力により「愛着理論」と翻訳されました。

半世紀を超えた今の時代に、人とのつながりで得られる安心感についてあらためて見直されることになったのですね。



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