児童発達支援事業所

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【研修のご紹介】TLRと発達の関係と支援について

TLR(Tonic Labyrinthine Reflex:緊張性迷路反射)は、胎児期〜生後半年ごろにかけて確認される原始反射のひとつで、頭部の位置に合わせて全身の筋緊張(力の入り具合)を調整する働きがあります🧠✨
赤ちゃんが胎内で回転運動をしたり、腹ばいの姿勢から重力情報を取り入れ、前庭覚(バランスや姿勢制御に関わる感覚)の発達を促す入口になるなど、姿勢・視線・左右協調の基礎形成に重要な役割をもっています👶🌟

通常は生後4~6ヶ月ごろに自然に統合(反射としての役割を終え、体の自動反応から消失)され、そこから正中線(体のまんなか)をまたいだクロス動作、目と手の協調、スムーズな視線移動、利き手の確立などの土台がつくられていきます🤝👀✍️

しかしTLRが発達過程で統合されずに身体に“反射の名残”として残ることがあると、以下のような様子がみられることがあります:

体幹(姿勢を支える中心の筋肉)が安定しにくく、書字や学習時に姿勢が崩れやすい

頭が傾くと手に力が入りすぎる / 指が開いてしまう

体のまんなかをまたぐ動き(左右の切り替え・クロス動作)がぎこちない

視線を動かすスキル(トラッキング/眼球運動)に負荷がかかり、読み飛ばし・行抜かし・聞きながら書くことの連動の難しさなど、目と手・目と耳・左右協調に影響がみられる場合もあります📚👀⚠️


TLRは残っている=病気・障害という意味ではありません。
あくまで「姿勢や運動・視覚協調に関わる神経ネットワークの成熟と統合プロセスの状態を示すひとつの視点」です🌼😊
そのため私たちは、原始反射そのものを訓練するのではなく、

🌈 姿勢の安定を支援するあそびや体幹アプローチ
🎯 視線・手の協調を促す活動設計(感覚統合の視点)
👣 片側⇄両側協調のスキル獲得のサポート

など、科学的な観点からお子さまの困りごとに合った支援アプローチを選択し、日常の動作や学習の負担を軽減しながら、発達を促していきます🧠✨🤸🌟

「できない」ではなく、いまの神経の使い方や感覚の連動をどう支えていけば良いかにフォーカスして、お子さまがより快適に活動できる土台づくりを支援しています🌷🙂‍↕️✍️🧩
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