今日は、
個別言語療育でもよく使っているストローを使ったシンプルな遊びをご紹介します。

ただの遊びに見えますが、実はことばの発達にとても大事な「土台づくり」なんです。

写真のように、ストローの袋をふーっと吹いて飛ばします。
「ただ吹くだけ？」と思うかもしれませんが、

・息をコントロールする力
・口の形をつくる力（口を閉じる）
・吹く→声を出すへのつながり
・音の強弱・長さの感覚
・楽しい経験を通して“伝える喜び”

が遊びながら養われることができます。

ことばは、いきなり「しゃべる」から始まるわけではありません。

息を吸う→止める→吐くという一連の流れがとても大切で、
これが声の出しやすさ・発音のしやすさにつながっていきます。

子どもたちは、
「もっと飛ばしたい！」
「もう一回！」
と夢中になりながら練習してくれます。

この「もう一回！」が、実は最高の学びなんです。

きらめきのSTが大切にしていることとして・・・

言語練習は机に向かう練習だけではありません。

遊びのなかで自然と言葉が出るような工夫を考えながら行っています。

「できた！」「すごい！」と認めてもらう体験は
子どもの自己肯定感を育て、
ことばへの自信につながります。

もしご家庭でチャレンジするなら、

・吹く前に鼻ではなく口を使う
・長く吹くより、短い“ふっ”から
・できたら一緒に笑う！褒める！
・的があるとゲーム感覚でできるので尚良し！

難しく考えず、まずは一緒に楽しむことが一番です。

最後に、
ことばは、日々の小さな積み重ねから育っていきます。
きらめきでは、子ども達が楽しみながら
「できた！」を増やせる関わりを続けていきます！