きらめきに、ピアノが弾ける新しいスタッフが仲間入りしました。

療育の中で早速その力を発揮してくれています。

この日は「ジングルベル」をみんなで歌ったり、
「お片付けの歌」をピアノの生演奏に合わせて歌いながら、遊びから片づけへの切り替えを行いました。

すると、「まだ遊びたい」「片づけたくない」といった場面がほとんど見られず、
歌の合図をきっかけに、子どもたちは自然と行動を切り替えることができていました。

音楽には、言葉の意味を理解する前段階として重要な、
リズム・抑揚・テンポ・繰り返し
が含まれています。

これらは、言語発達における「聞く力」や「ことばのまとまり」を育てる土台となり、
発語が少ないお子さんや、
日本語にまだ慣れていないお子さんにとっても、有効なアプローチです。

また、歌に合わせて体を動かしたり、
決まったフレーズを繰り返し聞いたりすることで、
言葉と行動が結びつく経験が積み重なります。

「今から何をするのか」
「次に何が起こるのか」
が予測しやすくなり、安心感にもつながります。

今後は、こうした音楽の力を活かし、リトミックの要素も取り入れていく予定です。

音に合わせて動く・止まる・まねるといった活動を通して、
身体感覚とことばを結びつけ、聞いて理解する力や自己表現の幅を広げていきたいと考えています。

きらめきでは、音楽を単なる活動としてではなく、言語療育の一部として位置づけています。

「楽しい！」から始まり、
「わかる！」
「伝えたい！」へとつながる経験を大切にしながら、今後も専門的な視点で支援を続けていきます。