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固有受容覚について

教室の毎日
突然ですが、みなさんは『感覚』と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?
前回のブログでお話させていただきました視覚や聴覚は、とてもイメージがつきやすい感覚なのではないかと思います。
視覚や聴覚を使っていることはとても意識しやすいですが、感覚の中には、無意識に使っているものがあります。
今日は、そのうちの一つである『固有受容覚』について少しお話させていただきたいと思います。

『固有受容覚』とは何か?、を調べてみますと、
「筋肉や関節にある感覚器を通じて、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合などを感じとる感覚・・・」
と出てきますが、これだとなかなか分かり辛いですよね?
『固有受容覚とは何か?』をとても簡単に説明しますと、私は『身体をスムーズに動かすために使う感覚』と考えています。
例えば、風船を掴もうをするときは、割れないように自然と手の力を弱めようとしますし、反対に、重たい米袋を持とうとするときには、自然に手や腕に力が入りますよね?
この自然に(無意識に)力加減を調節しているのが、固有受容覚という感覚です。
以前に書かせていただいたブログ(他害があるお子さんへのアプローチ)で、身体の使い方がぎこちなく、力の調整がうまくいかないお子さんの例をあげさせていただきましたが、このお子さんが固有受容覚がうまく働いていないケースでした。
『固有受容覚』がうまく働いていない状態として、「過敏性(感覚刺激が入り過ぎる状態)」「鈍麻性(感覚刺激を感じにくい状態)」の二つに分けられます。
『固有受容覚の過敏性』は自分で意識して予測できるため感じにくいとされていますが、『固有受容覚の鈍麻性』は、筋肉や関節にへの刺激を過剰に求めてしまうため、ジャンプし続ける・走り回る等、動きが激しくなる傾向があります。また筋肉や関節をうまく使うことができないため、力加減が苦手で物の扱いが雑になってしまう傾向もみられます。

発達に凸凹があるお子さんで、特に動きが多いお子さんや、力加減が難しいお子さんは、この『固有受容覚の鈍麻性』が考えられますので、求めている刺激を満たしてあげる(この場合は全身運動が効果的)ことで、この感覚の発達を促します。それにより、少しずつ動きが落ち着き、力の加減もできるようになっていきます。

今日は『固有受容覚』についてのお話をさせていただきました。
次回は『前庭覚』という、これまたイメージがし辛い感覚についてのお話させていただきたいと思います。
イメージがし辛い感覚のお話をさせていただいた後で、『感覚統合』のお話に入っていけたらと思います。
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