スライム作りは、子どもたちに大人気の活動です。材料を混ぜて、のびる・ぷにぷにする感触を楽しむだけ…に見えますが、療育の視点で見ると、実は「手先」「感覚」「気持ち」「ことば」まで、いろいろな力をまとめて育てられる優秀なプログラムだと感じています。
まず育ちやすいのは、手指の巧緻性と力加減です。材料を入れる、混ぜる、こねる、伸ばす、丸める…と、指先から手のひらまで幅広く使います。スライムは強く引っぱるとちぎれ、弱いと形が作れないので、「どのくらいの力で触るといいかな?」を自然に学べます。これは、鉛筆・はさみ・箸などの“ちょうどいい力”にもつながる土台になります。
次に大きいのが、感覚統合(触覚・固有受容感覚)の経験です。スライムの「べたべた」「ぷるぷる」「冷たい」「つるつる」などの感触は、触覚への入力になります。
触覚が敏感なお子さんは最初は触るのを嫌がることもありますが、スライムは手袋や道具を使って距離を取りながら始めたり、触れる時間を短くしたりと段階づけがしやすいのも良い点です。逆に感覚刺激を求めやすい子には、握る・押す・伸ばす動きで心地よい入力になり、活動の後に落ち着きやすくなることもあります。
また、スライム作りは見通しと手順の練習にもなります。「①入れる→②混ぜる→③固まる→④こねる」という流れがあり、順序立てて進める必要があります。
途中で思い通りにならない(固まらない/硬すぎる)こともありますが、そこで「どうしたらいい?」「少しずつ足してみよう」と調整する経験が、試行錯誤する力や問題解決につながります。
そして見逃せないのが、気持ちの調整。
待つのが苦手な子でも、「混ぜたら少し待つ」「ここまでやったら次」といった区切りがあることで、待つ練習になります。失敗したときも「やり直せる」「工夫できる」と経験すると、悔しさの切り替えが上手になっていく子もいます。完成したスライムを触りながら深呼吸するように落ち着く姿もあり、クールダウンの素材として使えることもあります。
最後に、スライム作りはコミュニケーションを引き出しやすい活動です。「もっとのびるのがいい」「色を混ぜたい」「キラキラ入れたい」など、好みが出やすく自己表現につながります。大人が「どんな感じ?」「何色にする?」とことばを添えると、語彙も増えやすくなります。
スライム作りは、“楽しい”から続けられる。だからこそ、遊びの中で手と心の土台を育てる活動として、これからも工夫して取り入れていきたいと思います♪
まず育ちやすいのは、手指の巧緻性と力加減です。材料を入れる、混ぜる、こねる、伸ばす、丸める…と、指先から手のひらまで幅広く使います。スライムは強く引っぱるとちぎれ、弱いと形が作れないので、「どのくらいの力で触るといいかな?」を自然に学べます。これは、鉛筆・はさみ・箸などの“ちょうどいい力”にもつながる土台になります。
次に大きいのが、感覚統合(触覚・固有受容感覚)の経験です。スライムの「べたべた」「ぷるぷる」「冷たい」「つるつる」などの感触は、触覚への入力になります。
触覚が敏感なお子さんは最初は触るのを嫌がることもありますが、スライムは手袋や道具を使って距離を取りながら始めたり、触れる時間を短くしたりと段階づけがしやすいのも良い点です。逆に感覚刺激を求めやすい子には、握る・押す・伸ばす動きで心地よい入力になり、活動の後に落ち着きやすくなることもあります。
また、スライム作りは見通しと手順の練習にもなります。「①入れる→②混ぜる→③固まる→④こねる」という流れがあり、順序立てて進める必要があります。
途中で思い通りにならない(固まらない/硬すぎる)こともありますが、そこで「どうしたらいい?」「少しずつ足してみよう」と調整する経験が、試行錯誤する力や問題解決につながります。
そして見逃せないのが、気持ちの調整。
待つのが苦手な子でも、「混ぜたら少し待つ」「ここまでやったら次」といった区切りがあることで、待つ練習になります。失敗したときも「やり直せる」「工夫できる」と経験すると、悔しさの切り替えが上手になっていく子もいます。完成したスライムを触りながら深呼吸するように落ち着く姿もあり、クールダウンの素材として使えることもあります。
最後に、スライム作りはコミュニケーションを引き出しやすい活動です。「もっとのびるのがいい」「色を混ぜたい」「キラキラ入れたい」など、好みが出やすく自己表現につながります。大人が「どんな感じ?」「何色にする?」とことばを添えると、語彙も増えやすくなります。
スライム作りは、“楽しい”から続けられる。だからこそ、遊びの中で手と心の土台を育てる活動として、これからも工夫して取り入れていきたいと思います♪