運動プログラムの中でボルダリング(クライミングウォール)を取り入れることがあります。
登る遊びは一見“運動”に見えますが、療育の視点で見ると、身体の使い方だけでなく、考える力や気持ちの切り替え、人とのやりとりまで一緒に育てられるのが魅力です。
特に発達特性のあるお子さんは「体を動かす刺激があると落ち着きやすい」「言葉より体験の方が理解しやすい」ことも多く、ボルダリングは“入り口”としても相性が良いと感じます。
まず育つのは、体幹・バランス・全身の協調です。手でつかむ、足で踏ん張る、重心を移す…を繰り返すことで、姿勢保持が安定しやすくなります。また、ホールド(持つ所)を握ることで握力や手指の力がつき、足の置き方を工夫することで足裏の感覚や力加減も育ちます。登っている最中は「次にどこへ手を出すか」を考え続けるため、実は頭もフル回転です!
次に大きいのが、空間認知と運動計画(プランニング)。ボルダリングは「このホールドに届くかな?」「右手を先に出す?左足を上げる?」と、動きを組み立てる必要があります。うまくいかない時はルートを変える、体の向きを変えるなど試行錯誤が起こり、自然と“考えて修正する”経験になります。これは、日常生活の「段取り」「見通し」にもつながる土台です。
そして、発達支援でとても大切な気持ちの調整にも効果的です。登れない悔しさ、怖さ、成功した喜び…感情が動く中で、「一回休む」「深呼吸する」「もう一回やる」など、切り替える練習ができます。支援では「上まで行けた」よりも、「一段上がれた」「足を置き直せた」「諦めずに戻れた」など過程を認めると、自己肯定感につながりやすいです。
小集団で行うと、ここに社会性(SST)も乗ってきます。順番を待つ、安全ルールを守る、応援する、相手の登り方を見て学ぶ…など、集団での学びが自然に起こります。発語が少ない子でも、「次どうぞ」「見ててね」など短いやりとりが生まれやすく、関係づくりのきっかけになります。
最後に大事なのは“難易度調整”。ホールドの色を決めて簡単なルートにする、最初は低い位置だけ、途中でゴールを設定するなど、その子が「できた!」を感じられる段階から始めます。ボルダリングは、子どもの状態に合わせて課題を変えやすいからこそ、楽しく続けやすい活動です。これからも安全に配慮しながら、登る体験を通して“からだとこころ”の育ちを支えていきたいと思っています🎵
登る遊びは一見“運動”に見えますが、療育の視点で見ると、身体の使い方だけでなく、考える力や気持ちの切り替え、人とのやりとりまで一緒に育てられるのが魅力です。
特に発達特性のあるお子さんは「体を動かす刺激があると落ち着きやすい」「言葉より体験の方が理解しやすい」ことも多く、ボルダリングは“入り口”としても相性が良いと感じます。
まず育つのは、体幹・バランス・全身の協調です。手でつかむ、足で踏ん張る、重心を移す…を繰り返すことで、姿勢保持が安定しやすくなります。また、ホールド(持つ所)を握ることで握力や手指の力がつき、足の置き方を工夫することで足裏の感覚や力加減も育ちます。登っている最中は「次にどこへ手を出すか」を考え続けるため、実は頭もフル回転です!
次に大きいのが、空間認知と運動計画(プランニング)。ボルダリングは「このホールドに届くかな?」「右手を先に出す?左足を上げる?」と、動きを組み立てる必要があります。うまくいかない時はルートを変える、体の向きを変えるなど試行錯誤が起こり、自然と“考えて修正する”経験になります。これは、日常生活の「段取り」「見通し」にもつながる土台です。
そして、発達支援でとても大切な気持ちの調整にも効果的です。登れない悔しさ、怖さ、成功した喜び…感情が動く中で、「一回休む」「深呼吸する」「もう一回やる」など、切り替える練習ができます。支援では「上まで行けた」よりも、「一段上がれた」「足を置き直せた」「諦めずに戻れた」など過程を認めると、自己肯定感につながりやすいです。
小集団で行うと、ここに社会性(SST)も乗ってきます。順番を待つ、安全ルールを守る、応援する、相手の登り方を見て学ぶ…など、集団での学びが自然に起こります。発語が少ない子でも、「次どうぞ」「見ててね」など短いやりとりが生まれやすく、関係づくりのきっかけになります。
最後に大事なのは“難易度調整”。ホールドの色を決めて簡単なルートにする、最初は低い位置だけ、途中でゴールを設定するなど、その子が「できた!」を感じられる段階から始めます。ボルダリングは、子どもの状態に合わせて課題を変えやすいからこそ、楽しく続けやすい活動です。これからも安全に配慮しながら、登る体験を通して“からだとこころ”の育ちを支えていきたいと思っています🎵