療育センターエコルドではデジリハの「そらの水族館」を小集団でのプログラムに取り入れています。
「そらの水族館」は壁に投影された世界に手を伸ばして触れると、クジラや海の生き物が反応して動く、体を使ったインタラクティブな遊びです。発達障害のあるお子さんは「何をしたらいいか分からない」「見通しが立たず不安」「待つのが苦手」「集中が続きにくい」といった困りが出やすいことがありますが、このアプリは“触れたら反応が返ってくる”という分かりやすさがあり、参加のハードルを下げてくれます。
まず育ちやすいのは、注意を向ける力です。画面の中の動きや変化がはっきりしているので、視線が集まりやすく、「次はどこを触ろう?」と目的をもって見続ける経験になります。ASD傾向の子に多い“指示が抽象的だと動けない”場面でも、「ここを触ってみよう」「大きいのを探そう」と具体的に提示すると取り組みやすく、成功体験につながります。
次に、切り替え(動く/止まる)と待つ力。ADHD傾向の子は衝動的に動き続けてしまうことがありますが、「せーので触ろう」「3秒待ってから」など小さなルールを足すと、“待ってから動く”練習になります。逆に動き出しが遅い子には「まず1回だけ触る」「届く場所から」など、やれる形に調整することで安心して参加できます。
運動面では、上肢のリーチ(腕を伸ばす)・体重移動・立位保持などが自然に入ります。目標物に手を伸ばす動きは、姿勢を整える必要があるため、体幹の安定にもつながります。左右どちらの手で触るかを決めたり、少し高い場所を狙ったりと、その子の段階に合わせて負荷を調整できるのも良いところです。
また、小集団で行うと共同注意ややりとりも作りやすくなります。「次は○○さんの番」「あのクジラをタッチしてみよう」など、同じ対象を一緒に見て共有する経験は、対人面の土台になります。勝ち負けが強いゲームが苦手な子でも、そらの水族館は“できた”が出やすく、安心して参加しやすい活動です。
大切なのは、早く上手にさせることではなく、その子に合ったやり方で「できた」を積み重ねること。そらの水族館は、発達障害のあるお子さんが苦手としやすい“見通し・待つ・切り替え”を、遊びの中で自然に練習できる活動として、これからも工夫して取り入れていきたいと思います。
「そらの水族館」は壁に投影された世界に手を伸ばして触れると、クジラや海の生き物が反応して動く、体を使ったインタラクティブな遊びです。発達障害のあるお子さんは「何をしたらいいか分からない」「見通しが立たず不安」「待つのが苦手」「集中が続きにくい」といった困りが出やすいことがありますが、このアプリは“触れたら反応が返ってくる”という分かりやすさがあり、参加のハードルを下げてくれます。
まず育ちやすいのは、注意を向ける力です。画面の中の動きや変化がはっきりしているので、視線が集まりやすく、「次はどこを触ろう?」と目的をもって見続ける経験になります。ASD傾向の子に多い“指示が抽象的だと動けない”場面でも、「ここを触ってみよう」「大きいのを探そう」と具体的に提示すると取り組みやすく、成功体験につながります。
次に、切り替え(動く/止まる)と待つ力。ADHD傾向の子は衝動的に動き続けてしまうことがありますが、「せーので触ろう」「3秒待ってから」など小さなルールを足すと、“待ってから動く”練習になります。逆に動き出しが遅い子には「まず1回だけ触る」「届く場所から」など、やれる形に調整することで安心して参加できます。
運動面では、上肢のリーチ(腕を伸ばす)・体重移動・立位保持などが自然に入ります。目標物に手を伸ばす動きは、姿勢を整える必要があるため、体幹の安定にもつながります。左右どちらの手で触るかを決めたり、少し高い場所を狙ったりと、その子の段階に合わせて負荷を調整できるのも良いところです。
また、小集団で行うと共同注意ややりとりも作りやすくなります。「次は○○さんの番」「あのクジラをタッチしてみよう」など、同じ対象を一緒に見て共有する経験は、対人面の土台になります。勝ち負けが強いゲームが苦手な子でも、そらの水族館は“できた”が出やすく、安心して参加しやすい活動です。
大切なのは、早く上手にさせることではなく、その子に合ったやり方で「できた」を積み重ねること。そらの水族館は、発達障害のあるお子さんが苦手としやすい“見通し・待つ・切り替え”を、遊びの中で自然に練習できる活動として、これからも工夫して取り入れていきたいと思います。