「うちの子、他の子と比べて遅れているかも…」
「健診で様子を見ましょうと言われたけれど、このままでいいの?」
お子様の発達について不安を感じるのは、決して珍しいことではありません。特に初めてのお子様の場合、何が「普通」で何が「気になるサイン」なのか分かりにくいものです。
この記事では、子どもの発達の基本的な考え方と、年齢ごとの発達の目安、気をつけたいサインについてお伝えします。
■ 「発達」とは何か
発達とは、子どもが成長する過程で身につけていくさまざまな力のことです。大きく分けると、以下の4つの領域があります。
【身体の発達(運動面)】
・寝返り、ハイハイ、歩行などの粗大運動
・スプーンを使う、ボタンをとめるなどの微細運動
【ことばの発達(言語面)】
・喃語から単語、二語文、会話へと進む
・相手の話を理解する力も含まれる
【社会性の発達(対人関係)】
・人に興味を持つ、目を合わせる
・友だちと遊ぶ、ルールを守る
【認知の発達(考える力)】
・ものの名前を覚える、数を理解する
・因果関係や時間の概念を理解する
これらの力は、それぞれ独立しているのではなく、互いに関連しながら発達していきます(※1)。
■ 年齢別の発達の目安
発達のスピードには個人差がありますが、おおよその目安を知っておくと安心です。
【0〜1歳頃】
・首がすわる(3〜4か月頃)
・お座りができる(6〜7か月頃)
・つかまり立ち・伝い歩き(9〜11か月頃)
・「マンマ」「パパ」など意味のある言葉が出はじめる
・名前を呼ぶと振り向く
・指さしをする(12か月頃)
【1〜2歳頃】
・ひとり歩きが安定する
・単語が増え、二語文(「ワンワン いた」など)が出はじめる
・簡単な指示が分かる(「ちょうだい」「ないない して」)
・スプーンやフォークを使いはじめる
【3〜4歳頃】
・走る、ジャンプ、階段の上り下りが上手になる
・3〜4語文で自分の気持ちを伝えられる
・友だちと一緒に遊びはじめる
・ごっこ遊びを楽しむ
・「なんで?」「どうして?」と質問が増える
【5〜6歳頃】
・身のまわりのことがほぼ自分でできる
・ルールのある遊びを理解して参加できる
・文字や数に興味を持つ
・相手の気持ちを考えられるようになる
これらはあくまでも目安です。1〜2か月の前後は個人差の範囲であり、心配しすぎる必要はありません(※2)。
■ 「気になるサイン」とは
以下のような様子が見られる場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。
【ことばに関するサイン】
・1歳半を過ぎても意味のある言葉が出ない
・2歳を過ぎても二語文が出ない
・会話のやりとりが一方的になりやすい
【対人関係に関するサイン】
・目が合いにくい
・名前を呼んでも振り向かないことが多い
・同年齢の子どもに興味を示さない
・ごっこ遊びをほとんどしない
【行動に関するサイン】
・特定のものに強いこだわりがある
・予定の変更にパニックになりやすい
・同じ動きを繰り返す(くるくる回る、手をひらひらさせるなど)
・感覚に過敏さがある(特定の音や触感を極端に嫌がる)
【運動に関するサイン】
・同年齢の子に比べて動きがぎこちない
・よく転ぶ、物にぶつかりやすい
・手先が不器用で、はさみやお箸がうまく使えない
ただし、これらのサインが見られるからといって、すぐに発達障害であるとは限りません。環境の変化や性格など、さまざまな要因が影響している場合もあります。
■ 気になったときの相談先
お子様の発達が気になったとき、相談できる場所は複数あります。
・乳幼児健診(1歳6か月児健診・3歳児健診)
・かかりつけの小児科
・地域の保健センター
・子ども発達支援センター
・児童発達支援事業所・放課後等デイサービス
帯広市では、帯広市保健福祉センター(帯広市東8条南13丁目1番地)で発達に関する相談を受け付けています。
大切なのは、「もう少し様子を見よう」と一人で抱え込まないことです。早期に相談することで、お子様に合った支援を早く始められる可能性が高まります。
■ 早期支援の大切さ
脳の発達は乳幼児期に最も活発であり、この時期に適切な刺激や関わりを受けることが、その後の成長に大きく影響します(※3)。
「早期発見・早期支援」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、早い段階でお子様の特性を理解し、その子に合った関わり方をすることで、発達をより良い方向に促せるという考え方です。
早期支援には以下のようなメリットがあります。
・お子様が「できた!」という成功体験を積みやすくなる
・二次的な問題(自己肯定感の低下、不登校など)を予防できる
・保護者様がお子様の特性を理解し、関わり方のヒントを得られる
・就学に向けた準備を余裕をもって進められる
■ おわりに
子どもの発達は一人ひとり異なります。「○歳だからこれができなければいけない」ということはありません。大切なのは、お子様の今の姿を理解し、その子のペースに合わせた関わりをすることです。
しょうとくクラブでは、児童発達支援・放課後等デイサービスを通じて、お子様一人ひとりの発達段階に合わせた支援を提供しています。学習面だけでなく、運動や社会性の発達もバランスよくサポートしています。
お子様の発達について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
【参考文献】
※1 厚生労働省「保育所保育指針解説」(2018年)
※2 厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」(2018年)
※3 日本小児神経学会 監修「子どもの発達障害と支援のしかた」
「健診で様子を見ましょうと言われたけれど、このままでいいの?」
お子様の発達について不安を感じるのは、決して珍しいことではありません。特に初めてのお子様の場合、何が「普通」で何が「気になるサイン」なのか分かりにくいものです。
この記事では、子どもの発達の基本的な考え方と、年齢ごとの発達の目安、気をつけたいサインについてお伝えします。
■ 「発達」とは何か
発達とは、子どもが成長する過程で身につけていくさまざまな力のことです。大きく分けると、以下の4つの領域があります。
【身体の発達(運動面)】
・寝返り、ハイハイ、歩行などの粗大運動
・スプーンを使う、ボタンをとめるなどの微細運動
【ことばの発達(言語面)】
・喃語から単語、二語文、会話へと進む
・相手の話を理解する力も含まれる
【社会性の発達(対人関係)】
・人に興味を持つ、目を合わせる
・友だちと遊ぶ、ルールを守る
【認知の発達(考える力)】
・ものの名前を覚える、数を理解する
・因果関係や時間の概念を理解する
これらの力は、それぞれ独立しているのではなく、互いに関連しながら発達していきます(※1)。
■ 年齢別の発達の目安
発達のスピードには個人差がありますが、おおよその目安を知っておくと安心です。
【0〜1歳頃】
・首がすわる(3〜4か月頃)
・お座りができる(6〜7か月頃)
・つかまり立ち・伝い歩き(9〜11か月頃)
・「マンマ」「パパ」など意味のある言葉が出はじめる
・名前を呼ぶと振り向く
・指さしをする(12か月頃)
【1〜2歳頃】
・ひとり歩きが安定する
・単語が増え、二語文(「ワンワン いた」など)が出はじめる
・簡単な指示が分かる(「ちょうだい」「ないない して」)
・スプーンやフォークを使いはじめる
【3〜4歳頃】
・走る、ジャンプ、階段の上り下りが上手になる
・3〜4語文で自分の気持ちを伝えられる
・友だちと一緒に遊びはじめる
・ごっこ遊びを楽しむ
・「なんで?」「どうして?」と質問が増える
【5〜6歳頃】
・身のまわりのことがほぼ自分でできる
・ルールのある遊びを理解して参加できる
・文字や数に興味を持つ
・相手の気持ちを考えられるようになる
これらはあくまでも目安です。1〜2か月の前後は個人差の範囲であり、心配しすぎる必要はありません(※2)。
■ 「気になるサイン」とは
以下のような様子が見られる場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。
【ことばに関するサイン】
・1歳半を過ぎても意味のある言葉が出ない
・2歳を過ぎても二語文が出ない
・会話のやりとりが一方的になりやすい
【対人関係に関するサイン】
・目が合いにくい
・名前を呼んでも振り向かないことが多い
・同年齢の子どもに興味を示さない
・ごっこ遊びをほとんどしない
【行動に関するサイン】
・特定のものに強いこだわりがある
・予定の変更にパニックになりやすい
・同じ動きを繰り返す(くるくる回る、手をひらひらさせるなど)
・感覚に過敏さがある(特定の音や触感を極端に嫌がる)
【運動に関するサイン】
・同年齢の子に比べて動きがぎこちない
・よく転ぶ、物にぶつかりやすい
・手先が不器用で、はさみやお箸がうまく使えない
ただし、これらのサインが見られるからといって、すぐに発達障害であるとは限りません。環境の変化や性格など、さまざまな要因が影響している場合もあります。
■ 気になったときの相談先
お子様の発達が気になったとき、相談できる場所は複数あります。
・乳幼児健診(1歳6か月児健診・3歳児健診)
・かかりつけの小児科
・地域の保健センター
・子ども発達支援センター
・児童発達支援事業所・放課後等デイサービス
帯広市では、帯広市保健福祉センター(帯広市東8条南13丁目1番地)で発達に関する相談を受け付けています。
大切なのは、「もう少し様子を見よう」と一人で抱え込まないことです。早期に相談することで、お子様に合った支援を早く始められる可能性が高まります。
■ 早期支援の大切さ
脳の発達は乳幼児期に最も活発であり、この時期に適切な刺激や関わりを受けることが、その後の成長に大きく影響します(※3)。
「早期発見・早期支援」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、早い段階でお子様の特性を理解し、その子に合った関わり方をすることで、発達をより良い方向に促せるという考え方です。
早期支援には以下のようなメリットがあります。
・お子様が「できた!」という成功体験を積みやすくなる
・二次的な問題(自己肯定感の低下、不登校など)を予防できる
・保護者様がお子様の特性を理解し、関わり方のヒントを得られる
・就学に向けた準備を余裕をもって進められる
■ おわりに
子どもの発達は一人ひとり異なります。「○歳だからこれができなければいけない」ということはありません。大切なのは、お子様の今の姿を理解し、その子のペースに合わせた関わりをすることです。
しょうとくクラブでは、児童発達支援・放課後等デイサービスを通じて、お子様一人ひとりの発達段階に合わせた支援を提供しています。学習面だけでなく、運動や社会性の発達もバランスよくサポートしています。
お子様の発達について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
【参考文献】
※1 厚生労働省「保育所保育指針解説」(2018年)
※2 厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」(2018年)
※3 日本小児神経学会 監修「子どもの発達障害と支援のしかた」