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「グレーゾーン」とは?特徴と家庭でできるサポートを解説

「うちの子、発達障害なのかな…?」
「診断はつかなかったけれど、やっぱり気になる…」

そんなお悩みをお持ちの保護者様は少なくありません。いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれるお子様は、診断がつかないからこそ、どう支援すればよいか分からず悩まれる方が多くいらっしゃいます。

この記事では、グレーゾーンの特徴と、家庭でできるサポートについてお伝えします。

■ 「グレーゾーン」とは?

「グレーゾーン」は医学的な正式名称ではありません。発達障害の特性はあるものの、医師による診断基準(DSM-5など)を完全には満たさない状態を指す通称です。

文部科学省の2022年の調査では、通常学級に在籍する児童生徒のうち、学習面または行動面で著しい困難を示す割合は約8.8%と報告されています(※1)。この中には、診断を受けていないグレーゾーンのお子様も多く含まれていると考えられています。

■ グレーゾーンのお子様に見られやすい特徴

お子様によって特徴はさまざまですが、以下のような傾向が見られることがあります。

【注意・集中に関すること】
・授業中にぼーっとしてしまうことがある
・忘れ物や紛失が多い
・好きなことには集中できるが、興味のないことは続かない

【対人関係に関すること】
・友だちとのトラブルが起きやすい
・空気を読むのが苦手と感じることがある
・集団行動が苦手な場面がある

【学習に関すること】
・読み書きや計算の一部に苦手さがある
・理解はしているのにテストで力を発揮できない
・板書を写すのに時間がかかる

これらの特徴は、誰にでも多少はあるものです。しかし、日常生活や学校生活で本人が困っている場合は、何らかのサポートが必要なサインかもしれません。

■ 診断がつかないことの難しさ

グレーゾーンのお子様が抱える最も大きな課題の一つは、「支援を受けにくい」ということです。

診断がつけば、障害福祉サービスの利用や学校での合理的配慮を受けやすくなります。しかし、診断がつかない場合、「もう少し様子を見ましょう」と言われ、適切な支援のタイミングを逃してしまうケースもあります。

大切なのは、診断の有無にかかわらず、お子様が困っているかどうかに目を向けることです。

■ 家庭でできる5つのサポート

①「できたこと」に注目する
苦手なことを指摘するよりも、できたことを具体的に褒めることが大切です。「今日は自分から宿題を始められたね」など、小さな成功を言葉にして伝えましょう。

②環境を整える
刺激が多い環境では集中しにくいお子様もいます。勉強するスペースを整理し、テレビやゲームが目に入らないよう工夫するだけでも効果があります。

③視覚的な手がかりを活用する
口頭の指示だけでは伝わりにくい場合、絵カードやチェックリストなど、目で見て分かる工夫を取り入れてみましょう。

④スモールステップで取り組む
大きな課題をいくつかの小さなステップに分けることで、「できた!」という達成感を感じやすくなります。

⑤相談できる場所をつくる
保護者様だけで抱え込まず、学校の先生やスクールカウンセラー、地域の相談窓口、放課後等デイサービスなど、専門家に相談することも大切です。

■ 放課後等デイサービスの活用

グレーゾーンのお子様も、受給者証を取得すれば放課後等デイサービスを利用できる場合があります。受給者証の取得には医師の診断書が必要ですが、診断名がつかなくても「支援が必要」と判断されれば取得できるケースもあります。

まずはお住まいの市区町村の障害福祉課に相談されることをおすすめします。帯広市にお住まいの方は、帯広市役所の障害福祉課が窓口です。

■ おわりに

グレーゾーンのお子様は、適切なサポートがあれば大きく成長できる可能性を持っています。「診断がつかないから大丈夫」ではなく、「困っているなら支援を受けてよい」という考え方が広まることを願っています。

しょうとくクラブでは、グレーゾーンのお子様の支援にも力を入れています。代表自身がグレーゾーンの当事者であった経験から、お子様や保護者様の気持ちに寄り添った支援を心がけています。

お気軽にご相談ください。

【参考文献】
※1 文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」(2022年)
※2 American Psychiatric Association「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」
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