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つい怒鳴って自己嫌悪…実践する心の整え方

こんにちは!
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
理学療法士の 内山 隆範(うちやま たかのり) です。
今日は、少し僕自身の反省からブログを始めさせてください。
一人の親として、とても落ち込んだ出来事がありました。
昨日、息子の学校の帰りに車で迎えに行った時のことです。
助手席に乗ろうとした息子が、大きなカバンを背負ったまま勢いよくドアを開け、隣に停まっていた車にあと数センチでぶつかりそうになりました。
「あっ!危ない!」
ヒヤッとした瞬間、僕は頭が真っ白になり、ついカッとなってしまいました。
「何やってるんだ!もっと周りをよく見なさい!」
自分でも驚くほど大きな声で、感情的に怒鳴ってしまったのです。
息子はシュンとしてしまい、帰りの車内はずっと無言…。
悲しそうにうつむく息子の横顔を見て、「あんなに言い方しなくてもよかったな…」「まずは怪我がなくてよかったと言うべきだったのに…」と、夜まで激しい自己嫌悪を引きずってしまいました。
理学療法士として、普段は保護者の方に「お子さんを褒めて伸ばしましょう」なんてお伝えしているのに、自分のこととなると情けない限りです。
■ なぜ、私たちはカッとなってしまうのか?
子育てをしていると、こうした「つい感情的になってしまう」場面は誰にでもあると思います。
特に、発達に特性のあるお子さんを育てていると、予想外の行動の連続で、常に気が張っている状態になりがちです。
実は、「怒り」という感情は、最初に出てくる感情ではありません。
昨日の僕の場合、まず「ぶつかる!危ない!」という強い「恐怖」や「焦り」がありました。
その受け止めきれない大きな感情が、瞬時に「怒り」という形に変換されて、爆発してしまったのです。
つまり、怒鳴ってしまったのは、それだけお子さんのことを心配し、大切に思っているからこその防衛反応でもあるんです。
だから、まずは「怒ってしまった自分」を責めすぎないであげてください。
■ 体からアプローチする「心の整え方」
とはいえ、毎回怒鳴ってばかりでは、親も子も疲弊してしまいますよね。
理学療法士の視点から、心ではなく「体」を使って、高ぶった感情をクールダウンする方法をご紹介します。
① 「6秒ルール」と深呼吸で、自律神経を整える
怒りのピークは「長くて6秒」と言われています。カッとなったら、まず6秒数えましょう。
その時、ただ数えるのではなく、「ふぅーっ」と長く息を吐くことに集中してください。
息を吐くと、体をリラックスさせる「副交感神経」が働き、興奮した脳を強制的に落ち着かせることができます。
② 足の裏の感覚に集中する(グラウンディング)
怒っている時、人は無意識に肩が上がり、呼吸が浅くなり、頭に血が上っています。意識が「頭」にいってしまっている状態です。
そんな時は、意識を「足元」に向けてみましょう。
「今、足の裏が床にしっかりついているな」「右足の親指に力が入っているな」
そんな風に体の感覚に意識を向けるだけで、感情の嵐から少し距離を置くことができます。
③ 物理的に距離を取る(親のタイムアウト)
「もうダメだ、爆発する!」と思ったら、安全を確保した上で、その場から離れましょう。
トイレにこもるでも、隣の部屋に行くでも構いません。
物理的に視界から対象を外すことで、脳への刺激を遮断し、冷静さを取り戻す時間を作ります。親にも「クールダウン」の場所が必要です。
■ 親だって人間、完璧じゃなくていい
昨日の僕のように、感情をコントロールできずに失敗してしまうことは誰にでもあります。理学療法士だって同じです。
大切なのは、失敗しないことではなく、失敗した後にどうリカバリーするかです。
僕は昨日の夜、落ち着いてから息子に謝りました。
「さっきは大きな声を出してごめんね。ぶつかりそうで怖かったんだ。今度は一緒に気をつけようね」と伝えると、息子も少しホッとした顔を見せてくれました。
親の心が安定していることは、子どもにとって何よりの環境設定になります。
特に、お子さんの発達について「もしかして…」と気づき始めた段階は、不安や戸惑いで心が押しつぶされそうになり、非常にストレスがかかる時期です。
私たち児童発達支援は、療育を行うだけでなく、そんな「気づきの段階」から親御さんを支える場所でもあります。
もし、日々の子育てでイライラが募って苦しい時は、一人で抱え込まず、遠慮なく私たち支援者を頼ってください。
一緒に、少しでも楽になる方法を探していきましょう。
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
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