児童発達支援事業所

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがいのブログ一覧

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(203件)
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呼んでも無視・目が合わない…愛情不足ではなく

こんにちは。 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがいで、児童指導員・理学療法士をしています、内山隆範です。 10月も半ばを過ぎ、秋晴れの空が気持ち良い季節になりましたね。しかし、お子さまと一緒に過ごすお部屋や公園で、お母さんの心に冷たいすきま風が吹くような、こんな孤独感に悩んでいませんか? 「『〇〇ちゃん!』と何度名前を呼んでも全く振り向かず、まるで耳が聞こえていないように無視される」 「お話ししようと顔を覗き込んでもプイッと視線をそらされ、全く目が合わない」 「公園に行ってもお友達や親には見向きもせず、ずっと一人で砂を落としたり、タイヤを回したりしている」 「私の声、届いていないの?」「もしかして、私って親として認識されていないのかな…」と、全く反応のないお子さまの小さな背中を見つめながら、愛情が空回りしているような悲しさと将来への不安に押しつぶされそうになっているお母さん。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。 しかし、日々子どもたちの身体と脳に向き合う理学療法士として、まず一番にお伝えさせてください。 お子さまが振り向かない、目が合わないのは、決して「お母さんへの愛情がない」からでも、「わざと無視して親を困らせようとしている」からでもありません。 ここには、国が定める療育の5領域における「人間関係・社会性」の土台となる、「運動・感覚」と「認知・行動」のメカニズムによる『脳の強烈なシングルタスクと感覚のシャットアウト』という、お子さま自身もどうにもできない明確な理由が隠されているのです。 大人の目には見えない、お子さまの脳で起きている「3つの情報処理の壁」 私たち大人からすると「自分の世界に閉じこもって、人を拒絶している」ように見えますが、発達の途中にあるお子さまの脳と身体の中では、私たちが想像する以上に過酷なエラーと情報処理が行われています。 脳が「一つのこと」しか処理できない(認知のシングルタスク) ミニカーのタイヤを見つめている時、お子さまの脳は「視覚(見る)」というチャンネルに100%のエネルギーを注ぎ込んでいます。これを「過集中」と呼びます。脳の処理機能が未熟なため、「見ながら、聞く」というマルチタスクが物理的にできません。つまり、お母さんの声(聴覚)を無視しているのではなく、視覚に全集中しているため、聴覚のスイッチが完全に切れていて「本当に聞こえていない」状態なのです。 「目を合わせる」のは、脳にとって情報量が多すぎる(感覚過敏) 私たち大人にとって「目を合わせる」ことは愛情表現ですが、感覚が過敏なお子さまにとって、人の目や顔は「動き、瞬きし、表情が変わる」という強烈で膨大な情報(刺激)の塊です。目を合わせると情報過多で脳がパンクしてしまうため、無意識のうちに視線をそらして、一生懸命に自分の脳を守っているのです。 「振り向く」ための姿勢と感覚が育っていない(運動・感覚の未熟さ) 理学療法士としてお伝えしたいのが、身体の土台の問題です。呼ばれた方向へ「首を向ける」「視線を合わせる」には、自分の身体が空間のどこにあるか(固有受容覚)を把握し、頭の揺れ(前庭覚)をコントロールする力が必要です。この感覚が未熟だと、外界の人間に意識を向けるよりも前に、「自分の姿勢を保つこと」だけで精一杯になってしまい、結果として社会性(人への興味)が育ちにくくなってしまいます。 今日からできる!「人との繋がり」を身体から優しく育てる3つのヒント 「こっちを見なさい!お返事して!」と無理やり顔を覗き込むことは、パニックになりそうな脳にさらなるプレッシャーを与え、人との関わり自体を嫌いにさせてしまう逆効果になります。今日からご家庭でも試せる、身体の根っこから「人と関わる楽しさ」をサポートするアプローチをご紹介しますね。 1. 名前を呼ぶ前に「トントン、ギュッ」で脳のチャンネルを切り替える 遠くから声だけで呼ぶのはお休みしましょう。まずは横に行き、お子さまの肩や背中を「ギュ〜ッ」と触って(深圧覚の入力)から名前を呼んでみてください。身体にしっかりと触れられることで、脳のチャンネルが「視覚(おもちゃ)」から「触覚・聴覚(お母さん)」へと強制的に切り替わり、声が届くようになります。 2. 無理に目を合わせず「同じ方向」を見る(共同注視) 目が合いにくい子には、対面で座るのではなく「横に並んで」座ってあげてください。そして、お子さまが見ているおもちゃを一緒に見つめ、「タイヤ、クルクル回ってるね」と優しく実況中継をします。目を合わせなくても「同じものを見て、同じ空間を共有している」という安心感が、人間関係・社会性の確かな第一歩になります。 3. 「高い高い」や「毛布ブランコ」で視線を引き出す 言葉でのやり取りが難しい時は、ダイナミックな「身体遊び(運動)」を使います。お母さんが「高い高い」をして空中でピタッと止まったり、毛布に乗せて揺らしたりすると、揺れのセンサー(前庭覚)に強い刺激が入ります。すると脳がシャキッと覚醒し、「もっとやって!」「次はどうなるの?」と、自然とお母さんの顔を見て期待する(アイコンタクトの)瞬間が生まれます。 ご家庭だけで抱え込まず、私たちを頼ってください 成長とともに複数の感覚を同時に処理できるようになり、少しずつ周囲への興味が広がっていくことは多いです。しかし、「聴力検査では異常がないのに、耳元で大きな音を立てても名前を呼んでも一切反応しない」「親が指をさした方向(あ、飛行機だよ等)を全く見ようとせず、興味を共有する姿が見られない」「お友達に興味がないだけでなく、お友達を『物』のように踏んで歩いたり道具として扱ったりしてしまう」といった場合は、集団生活での孤立に直結してしまうため、どうかご家庭だけで抱え込まず専門家にご相談ください。 エコルドはぐみのおうちでは、理学療法士の知見を活かし、5領域の「人間関係・社会性」を育むために、その土台である「運動・感覚」からアプローチします。まずはスタッフとの体を使ったダイナミックな遊び(アスレチックやトランポリン)を通して「人と遊ぶと、自分の身体が楽しい!」という感覚をたっぷり味わわせることで、自然と他者への興味やアイコンタクトを根っこから育てるサポートを行っています。 「また無視されちゃった…」と、反応のない我が子の背中を見つめながら一人涙をこらえているお母さん、本当にお疲れ様です。お子さまは決してあなたを嫌いなわけではなく、自分の中の強烈な集中力や情報過多な世界と戦いながら、精一杯その場に存在している真っ最中なのです。いつでも町の身近な専門家として、私たちにご相談くださいね。 【求人のお知らせ】 地域の子どもたちを一緒に支える仲間を募集しています! ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 エコルドでは現在、地域の子どもたち一人ひとりとより深く向き合っていくために、新たな「児童指導員」の仲間を募集しています。  私たちは単に子どもを「預かる」のではなく、今日お話ししたような「5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)」のエビデンスに基づいた療育を何よりも大切にしています。だからこそ、様々な専門性を持つ方の力が必要です。 保育士・幼稚園教諭の方 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の方 公認心理師・臨床心理士の方 心理学を学ばれた方(大学・大学院) 「資格はあるけれど経験が浅くて不安…」という方もご安心ください。エコルドでは、異なる専門性を持つスタッフがチームとなり、日々の支援について温かく話し合い、共に学び合う文化があります。 地域と手を取り合いながら、子どもたちの「できた!」の笑顔を増やすお手伝いがしたい。そんな想いを持ったあなたと働ける日を楽しみにしています。 学生さんのアルバイトやインターンシップからのスタート、見学だけでも大歓迎ですので、ページ内の【電話でのお問い合わせ】または【問い合わせフォーム】より、お気軽にご連絡ください! 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがい 児童指導員・理学療法士 内山 隆範

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/呼んでも無視・目が合わない…愛情不足ではなく
お役立ち情報局
26/10/16 08:31 公開
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質問してもオウム返し…言葉の遅れに隠された脳と身体のサイン

こんにちは。 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがいで、児童指導員・理学療法士をしています、内山隆範です。 10月も半ばを過ぎ、秋風が心地よい季節になりましたね。公園で同年代のお友達がペラペラと楽しそうにおしゃべりしている姿を見て、ふとご自身の胸がチクッと痛むことはありませんか? 「『これ食べる?』と聞いても、『コレタベル?』とそのままオウム返しされて会話にならない」 「テレビのセリフやCMの歌はスラスラ言えるのに、自分の気持ちは言葉にしてくれない」 「もう〇歳なのに言葉がなかなか増えず、指差しや、私の手を使って物を取らせようとする(クレーン現象)ばかり…」 「私の語りかけが足りなかったのかな」「テレビや動画を見せすぎたせい?」と、言葉の発達に関する本を読み漁り、焦りと不安でいっぱいになっているお母さん。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。 しかし、日々子どもたちの身体と脳に向き合う理学療法士として、まず一番にお伝えさせてください。 お子さまの言葉が遅かったり、オウム返し(反響言語)ばかりだったりするのは、決して「親の語りかけ不足」でも、「コミュニケーションを拒絶している」からでもありません。 ここには、国が定める療育の5領域における「言語・コミュニケーション」の発達を支える、「運動・感覚」と「認知・行動」のメカニズムによる『脳と身体の準備期間』という、お子さま自身もどうにもできない明確な理由が隠されているのです。 大人の目には見えない、小さな身体で起きている「2つの情報処理」 私たち大人からすると「言葉を理解していない」「会話をシャットアウトしている」ように見えますが、発達の途中にあるお子さまの脳と身体の中では、私たちが想像する以上に必死の努力が行われています。 オウム返しは「あなたと繋がりたい」という必死のアピール(認知のつまずき) 実は、オウム返しは「言葉への意欲の表れ」です。相手の言葉を理解して、自分の頭の中で文章を組み立てて返す(言語表出)という作業は、脳にとって非常に高度なマルチタスクです。この処理が追いつかない時、お子さまは「とりあえず聞こえた音をそのまま返す」ことで、「あなたとコミュニケーションを取りたい!繋がっていたい!」と必死にアピールしています。テレビのセリフを言うのも、自分の中に保存された「安全なセーブデータ(決まり文句)」を使って、なんとかその場を共有しようとする不器用で健気な努力なのです。 「話す」ことは、究極の全身運動である(運動・感覚の未熟さ) 理学療法士として最も知っていただきたいのがここです。声を出して言葉を紡ぐには、肺から空気を力強く押し出す「体幹(お腹・背中)」の力と、舌や唇をミリ単位で動かす「お口周りの筋肉」の連動が不可欠です。 生まれつき姿勢が崩れやすい(低緊張の)お子さまは、土台となる体幹が弱いため、声を出すための「息のコントロール」が物理的にできません。「言葉の遅れ=口周りや全身の筋肉の未熟さ」が直結しているケースが非常に多いのです。 今日からできる!「言葉の根っこ」を身体から優しく育てる3つのヒント 「りんご、でしょ!言ってごらん!」と無理に言葉を引き出そうとすることは、強いプレッシャーとなり、発語そのものを嫌いにさせてしまう逆効果になります。今日からご家庭でも試せる、身体の根っこから「声を出したくなる土台」をサポートするアプローチをご紹介しますね。 1. オウム返しを「大正解!」と受け入れ、少しだけ広げる 「コレタベル?」と返ってきたら、「違うでしょ!」と訂正せず、「そう、これ食べるね!美味しいね!」と笑顔で受け止めてあげてください。自分の発した言葉が受け入れられる安心感が、「言葉って楽しい」というコミュニケーションの第一歩になります。 2. 「吹く遊び」でお口と体幹の筋肉を鍛える 言葉を促すには、口周りの筋肉と息のコントロール(腹筋)が必要です。「シャボン玉」や「吹き戻し(ピーヒャラ笛)」、ストローでティッシュの破片を吹き飛ばす遊びなど、「息を強く・長く吹く遊び」を毎日取り入れてみてください。お口の筋肉が育つと、自然と発音が明瞭になり、言葉が出やすくなります。 3. 言葉の前に「身体のやり取り」で繋がる 言葉のキャッチボールの前に、まずは「身体のキャッチボール」をします。お子さまを膝に乗せて「バスに乗って揺られてる〜」と激しく揺らしたり、こちょこちょ遊びで「もっとやって!」のサイン(アイコンタクトや笑顔)を引き出したりしてみてください。関節や筋肉に強い刺激(固有受容覚)が入ることで脳が覚醒し、「人とのやり取り=楽しい!」という言語の土台(共同注視)が育っていきます。 ご家庭だけで抱え込まず、私たちを頼ってください 成長とともに身体の土台が安定し、脳の処理スピードが上がってくれば、少しずつオウム返しが「自分の言葉」へと変わっていくことは多いです。しかし、「名前を呼んでも全く振り返らず、親と視線が合うことがほとんどない」「以前は言えていた言葉(ママ、ワンワンなど)が急に消えてしまい、声すら出さなくなってしまった」「要求がある時、絶対に声を出さず、親の手を道具のように引っ張って解決しようとする状態が長く続いている」といった場合は、集団生活でのコミュニケーションに大きな壁ができてしまうため、どうかご家庭だけで抱え込まず専門家にご相談ください。 エコルドはぐみのおうちでは、理学療法士の知見を活かし、5領域の「言語・コミュニケーション」を引き出すために、その土台である「運動・感覚」からアプローチします。トランポリンやブランコなどの粗大運動でたっぷりと脳を覚醒させ、体幹を鍛えることで、机の上のフラッシュカードでは引き出せない「自然な発語とコミュニケーションへの意欲」を根っこから育てるサポートを行っています。 「今日もまたおしゃべりできなかったな…」と、寝顔を見つめながら一人で反省会をしているお母さん、本当にお疲れ様です。お子さまは決してコミュニケーションを拒絶しているわけではなく、自分の弱い筋肉や未熟な処理機能と一生懸命に戦いながら、お母さんと繋がるための準備体操をしている真っ最中なのです。いつでも町の身近な専門家として、私たちにご相談くださいね。 【求人のお知らせ】地域の子どもたちを一緒に支える仲間を募集しています! ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 エコルドでは現在、地域の子どもたち一人ひとりとより深く向き合っていくために、新たな「児童指導員」の仲間を募集しています。 私たちは単に子どもを「預かる」のではなく、今日お話ししたような「5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)」のエビデンスに基づいた療育を何よりも大切にしています。だからこそ、様々な専門性を持つ方の力が必要です。 保育士・幼稚園教諭の方 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の方 公認心理師・臨床心理士の方 心理学を学ばれた方(大学・大学院) 「資格はあるけれど経験が浅くて不安…」という方もご安心ください。エコルドでは、異なる専門性を持つスタッフがチームとなり、日々の支援について温かく話し合い、共に学び合う文化があります。 地域と手を取り合いながら、子どもたちの「できた!」の笑顔を増やすお手伝いがしたい。そんな想いを持ったあなたと働ける日を楽しみにしています。 学生さんのアルバイトやインターンシップからのスタート、見学だけでも大歓迎ですので、ページ内の【電話でのお問い合わせ】または【問い合わせフォーム】より、お気軽にご連絡ください! 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがい 児童指導員・理学療法士 内山 隆範

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/質問してもオウム返し…言葉の遅れに隠された脳と身体のサイン
お役立ち情報局
26/10/13 08:28 公開

爪切りや耳かきで大パニック…脳の「痛み」の正体

こんにちは。 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがいで、児童指導員・理学療法士をしています、内山隆範です。 10月も半ばに入り、すっかり秋らしい涼しい風が吹くようになりましたね。さて、お子さまの健康や清潔を保つために欠かせない日々のケアですが、ご家庭でこんな「終わりの見えない大格闘」に心身をすり減らしていませんか? 「爪切りを持ってきただけで逃げ回り、羽交い締めにしないと切れない」 「耳かきや綿棒を近づけると、この世の終わりのように泣き叫んで首を激しく振る」 「散髪に行ってもハサミやバリカンの音で大暴れし、結局トラ刈りのまま帰ってくる」 伸びた爪でお友達を引っ掻いてしまったら大変。でも、泣き暴れる我が子を力ずくで押さえつけながら刃物を扱うのは本当に怖くて、「私、なんだかひどい拷問をしているみたい…」と、ケアのたびに自己嫌悪に陥っているお母さん。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。 しかし、日々子どもたちの身体と心に向き合う理学療法士として、まず一番にお伝えさせてください。 お子さまが爪切りや耳かき、散髪を激しく嫌がるのは、決して「親のやり方が下手」だからでも、「ワガママで大げさに騒いでいる」からでもありません。 ここには、国が定める療育の5領域における「健康・生活」の自立を阻む、「運動・感覚」のメカニズムによる『脳の強烈な警戒アラーム(感覚過敏)』という、お子さま自身もどうにもできない明確な理由が隠されているのです。 大人の目には見えない、お子さまの脳で起きている「2つの恐怖」 私たち大人からすると「ただ爪の先を切るだけ」「耳の入り口を掃除するだけ」に思えますが、感覚が過敏なお子さまの脳と身体の中では、私たちが想像する以上に過酷なエラーと恐怖が起きています。 爪切りが「ペンチで指を潰される激痛」に感じる(触覚防衛反応) 指先や耳の中、頭皮は、全身の中でも特に神経が集中している非常に敏感な場所です。この触覚のセンサーが極端に過敏なお子さまにとって、爪切りの「パチン!」という衝撃は、大人で例えるなら「ペンチで自分の指の骨ごとバキッと潰されている」のと同じレベルの強烈な「痛み」として脳に伝わっています。決して大げさに泣いているのではなく、本当に激痛を感じてパニックになっているのです。 見えない場所への恐怖と、バリカンの「振動」(固有受容覚・聴覚の過敏) 耳かきや散髪は、「自分の視界に入らない場所(頭や耳)」を触られるため、何をされるか分からないという極度の恐怖(認知の不安)を伴います。さらに、耳元で鳴る「ジョキジョキ」というハサミの音や、バリカンの「ブーン」という頭蓋骨に直接響く強い振動(固有受容覚への過剰な刺激)が、脳のパニックの引き金に直結してしまっているケースも非常に多いのです。 今日からできる!「ケアの恐怖」を優しく取り除く3つのヒント 「痛くないでしょ!動いたら危ない!」と押さえつけることは、ケア=恐怖の拷問というトラウマを強固にしてしまい、ますます触らせてくれなくなる逆効果になってしまいます。今日からご家庭でも試せる、身体の根っこから「安心できる環境」を作ってあげるアプローチをご紹介しますね。 1. ケアの前に「ギュッギュッ・マッサージ」でアラームをオフに いきなり爪を切るのではなく、まずはお子さまの指を一本ずつ、お母さんの指で「ギュ〜ッ」と少し強めに圧迫してマッサージしてあげてください。耳かきなら耳たぶをギュッと揉む、散髪なら頭皮を指の腹で強めにマッサージします。関節や筋肉にしっかりとした圧(深圧覚)が入ることで、過敏になっていた皮膚の警戒アラームが一時的にフワッと麻痺し、その後の刺激をスッと受け入れやすくなります。 2. 「切る」から「削る」へ道具を変えてみる(感覚の調整) 爪切りの「パチン!」という衝撃(圧迫感)が痛い子には、赤ちゃん用の電動ネイルケア(やすり)や、ガラス製の爪やすりに変えてみてください。耳かきも、竹の耳かきではなく、お湯で少し湿らせた綿棒で入り口をクルッと優しく撫でるだけにします。刺激の種類を変えるだけで、劇的に嫌がらなくなる子はたくさんいます。 3. 「いつ終わるか」を目で見えるようにし、主導権を渡す(認知のサポート) 「あと少しだから!」という曖昧な言葉は、見えない恐怖を助長します。「今日は右手の手裏剣(パー)だけ切ろうね」「10数えたら絶対におしまい」と、明確な見通しを伝えてあげてください。また、切った爪を黒い紙の上に集めて見せ、「こんなにバイバイできたね」と視覚的に達成感を味わわせることも、脳の安心感に繋がります。 ご家庭だけで抱え込まず、私たちを頼ってください 成長とともに感覚の過敏さが和らぎ、少しずつケアを受け入れられるようになっていくことは多いです。しかし、「爪が伸び放題で割れたり、耳垢が詰まって聞こえにくくなったりするなど、健康被害が出ているのに絶対に触らせてくれない」「寝ている間にこっそり切ろうとしても、少し手が触れただけでパニックになり激しく泣き叫んで起きる」「親御さん自身がケアのたびに心身ともに限界を迎え、刃物を扱うことへの恐怖からお手入れを放棄してしまいそうになる」といった場合は、ご家庭だけで抱え込まずに専門家にご相談ください。 エコルドはぐみのおうちでは、理学療法士の知見を活かし、5領域の「健康・生活」の自立に向けて、その土台となる「運動・感覚」からアプローチします。日常の運動遊びの中で様々な感覚をバランスよくたっぷりと満たし、脳の警戒アラームを根本から和らげることで、ご家庭での「爪切りや散髪」といった生活習慣の自立をサポートしています。 「また指を切っちゃうかも…」と、爪切りを握る手が震えてしまうような思いでお手入れをしているお母さん、本当にお疲れ様です。お子さまは決してワガママなわけではなく、自分の過敏なセンサーと一生懸命に戦いながら、痛みに耐えようと頑張っている真っ最中なのです。いつでも町の身近な専門家として、私たちにご相談くださいね。 【求人のお知らせ】地域の子どもたちを一緒に支える仲間を募集しています! ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 エコルドでは現在、地域の子どもたち一人ひとりとより深く向き合っていくために、新たな「児童指導員」の仲間を募集しています。 私たちは単に子どもを「預かる」のではなく、今日お話ししたような「5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)」のエビデンスに基づいた療育を何よりも大切にしています。だからこそ、様々な専門性を持つ方の力が必要です。 保育士・幼稚園教諭の方 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の方 公認心理師・臨床心理士の方 心理学を学ばれた方(大学・大学院) 「資格はあるけれど経験が浅くて不安…」という方もご安心ください。エコルドでは、異なる専門性を持つスタッフがチームとなり、日々の支援について温かく話し合い、共に学び合う文化があります。 地域と手を取り合いながら、子どもたちの「できた!」の笑顔を増やすお手伝いがしたい。そんな想いを持ったあなたと働ける日を楽しみにしています。 学生さんのアルバイトやインターンシップからのスタート、見学だけでも大歓迎ですので、ページ内の【電話でのお問い合わせ】または【問い合わせフォーム】より、お気軽にご連絡ください! 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがい 児童指導員・理学療法士 内山 隆範

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/爪切りや耳かきで大パニック…脳の「痛み」の正体
お役立ち情報局
26/10/09 08:00 公開

シャワーでパニック…ワガママではなく感覚のSOS

こんにちは。 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがいで、児童指導員・理学療法士をしています、内山隆範です。 10月に入り、朝晩はめっきり涼しくなりましたね。風邪をひかないよう、夜は湯船でしっかり温まってほしい季節ですが、ご家庭の脱衣所やお風呂場で、毎晩こんな「終わりの見えない大格闘」を繰り広げていませんか? 「『お風呂に入るよ』と言った瞬間、この世の終わりのように泣き叫んで逃げ回る」 「シャンプーのために頭にお湯をかけようとすると、海老反りになってパニックを起こす」 「顔に水滴が1滴でもつくと『拭いて!』と大泣きし、身体を洗うどころではない」 お母さん自身も服をビショビショにしながら、泣き叫ぶ我が子を羽交い締めにして洗う毎日。「どうしてうちの子だけ、こんなにお風呂が嫌いなの?」「私が無理やり顔に水をかけたのがトラウマになっちゃったのかな…」と、お風呂上がりにどっと押し寄せる疲労感と自己嫌悪。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。 しかし、日々子どもたちの身体と脳に向き合う理学療法士として、まず一番にお伝えさせてください。 お子さまがお風呂やシャワーを激しく嫌がるのは、決して「親の入れ方が悪かった」からでも、「ワガママで綺麗にするのを嫌がっている」からでもありません。 ここには、国が定める療育の5領域における「健康・生活」の自立を阻む、「運動・感覚」のメカニズムによる『脳の強烈な警戒アラーム』という、お子さま自身もどうにもできない明確な理由が隠されているのです。 大人の目には見えない、お風呂場で起きている「3つのパニック」 私たち大人からすると「温かくて気持ちいいお湯」にしか思えませんが、感覚が過敏なお子さまの脳と身体の中では、私たちが想像する以上に過酷なエラーと恐怖が起きています。 シャワーの水圧が「無数の痛い針」に感じる(触覚防衛反応) 皮膚の感覚(触覚)がとても敏感なお子さまにとって、シャワーの細い糸のような水圧が肌に当たる感覚は、大人で例えるなら「無数の針で全身をチクチク刺されている」「剣山を押し当てられている」のと同じレベルの強烈な「痛み」として脳に伝わっています。決して大げさに泣いているのではなく、本当に肌が痛くてたまらないのです。 頭を後ろに倒す=「崖から落ちる!」(前庭覚の過敏・重力不安) 美容院のように、お子さまを上を向かせてシャンプーをしていませんか? 揺れや重力を感じるセンサー(前庭覚)が過敏なお子さまにとって、視界が奪われた状態で頭を後ろに傾けられる姿勢は、「後ろの崖から真っ逆さまに突き落とされる」ような強烈な恐怖(重力不安)を引き起こします。足元が滑りやすいお風呂場では、その恐怖が何倍にも膨れ上がってしまうのです。 密室に響く「爆音」が怖い(聴覚の過敏) お風呂場は音が激しく反響する特殊な空間です。「ジャーッ」というシャワーの音や、洗面器が床に当たる「カコーン!」という音が、耳が過敏な子には工事現場のドリルような爆音に聞こえ、お風呂場という空間そのものを恐怖の対象にしているケースも少なくありません。 今日からできる!「お風呂の恐怖」を優しく取り除く3つのヒント 「泣いても洗うしかないでしょ!」と無理やりシャワーを浴びせることは、パニック状態の脳をさらに追い詰めることになり、お風呂=絶対に入りたくない場所というトラウマをより強固にしてしまいます。今日からご家庭でも試せる、身体の根っこから「安心できる環境」を作ってあげるアプローチをご紹介しますね。 1. シャワーをやめて「面」でお湯をかける(触覚のサポート) チクチク刺さるシャワーヘッドを直接向けるのはお休みしましょう。洗面器にお湯をためて「ザバーッ」と一気にかけるか、もっと過敏な子には「お湯をたっぷり含ませたタオル」を頭や身体にペタッと乗せて、優しく押し当てるように流してあげてください。「点」の刺激ではなく「面」の刺激に変えるだけで、痛みが和らぎ受け入れやすくなります。洗う順番も、心臓から遠い「足先」からゆっくりと上に向かって慣らしていくのが鉄則です。 2. 「仰向け」をやめて姿勢を安定させる(揺れのセンサーへのサポート) 頭を後ろに倒すのを怖がる場合は、下を向かせて(うつむき姿勢で)洗います。その際、お子さまのおでこに「乾いた折りたたみタオル」を当てて、お子さま自身の手でギュッと押さえさせてみてください。顔にお湯が流れてこない安心感だけでなく、手と腕に自分の力が入る(固有受容覚といいます)ことで姿勢の土台が安定し、崖から落ちるようなパニックを劇的に防ぐことができます。 3. 入浴前に「ギュッギュッ・マッサージ」でアラームをオフに 服を脱ぐ前に、脱衣所でお子さまの肩や背中、腕を、お母さんの手のひらで「ギュ〜ッ」と少し強めに圧迫(深圧覚の入力)してあげてください。関節や筋肉にしっかりとした圧が入ると、過敏になっていた皮膚の警戒アラームが一時的にフワッと落ち着き、その後の「お湯に濡れる感覚」への恐怖が和らぎやすくなります。 ご家庭だけで抱え込まず、私たちを頼ってください 成長とともに感覚の過敏さが和らぎ、少しずつお風呂の気持ちよさが分かってくることは多いです。しかし、「頭皮に湿疹などのトラブルが起きているのに、恐怖が強すぎて1週間以上どうしてもお風呂に入れない」「シャンプーの最中にパニックを起こし、滑りやすい浴室の床に自分の頭を激しく打ち付けたり、親に本気で噛みついたりする」「親御さん自身が毎晩のお風呂バトルで心身ともに限界を迎え、お子さまと一緒にお風呂に入るのが怖くなっている」といった場合は、生活の土台に大きなダメージを与えてしまうため、どうかご家庭だけで抱え込まず専門家にご相談ください。 エコルドはぐみのおうちでは、理学療法士の知見を活かし、5領域の「健康・生活」の自立に向けて、その土台となる「運動・感覚」からアプローチします。日常の運動遊びの中で様々な感覚(前庭覚や触覚)をバランスよくたっぷりと満たし、脳の警戒アラームを根本から和らげることで、ご家庭での「お風呂や着替え」といった生活習慣の自立をサポートしています。 「今日もまた泣かせる時間になっちゃった…」と、脱衣所で一人ため息をついているお母さん、本当にお疲れ様です。お子さまは決してワガママなわけではなく、自分自身の過敏なセンサーと必死に戦いながら、毎日のお風呂を乗り越えようと頑張っている真っ最中なのです。いつでも町の身近な専門家として、私たちにご相談くださいね。 【求人のお知らせ】地域の子どもたちを一緒に支える仲間を募集しています! ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 エコルドでは現在、地域の子どもたち一人ひとりとより深く向き合っていくために、新たな「児童指導員」の仲間を募集しています。 私たちは単に子どもを「預かる」のではなく、今日お話ししたような「5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)」のエビデンスに基づいた療育を何よりも大切にしています。だからこそ、様々な専門性を持つ方の力が必要です。 保育士・幼稚園教諭の方 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の方 公認心理師・臨床心理士の方 心理学を学ばれた方(大学・大学院) 「資格はあるけれど経験が浅くて不安…」という方もご安心ください。エコルドでは、異なる専門性を持つスタッフがチームとなり、日々の支援について温かく話し合い、共に学び合う文化があります。 地域と手を取り合いながら、子どもたちの「できた!」の笑顔を増やすお手伝いがしたい。そんな想いを持ったあなたと働ける日を楽しみにしています。 学生さんのアルバイトやインターンシップからのスタート、見学だけでも大歓迎ですので、ページ内の【電話でのお問い合わせ】または【問い合わせフォーム】より、お気軽にご連絡ください! 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがい 児童指導員・理学療法士 内山 隆範

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/シャワーでパニック…ワガママではなく感覚のSOS
お役立ち情報局
26/10/08 08:10 公開

公園から帰れない…ワガママではなく脳のフリーズ

こんにちは。 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがいで、児童指導員・理学療法士をしています、内山隆範です。 10月に入り、秋晴れの空の下、公園で遊ぶのが本当に気持ちの良い季節になりましたね。しかし、楽しい時間の終わりに、毎日こんな「地獄の帰り道バトル」に心と体力をすり減らしていませんか? 「『夕ご飯だから帰るよ』と声をかけた瞬間、この世の終わりのように泣き叫んで地面に転がり、テコでも動かない」 「『あと1回ですべり台はおしまいね』と約束したのに、いざ帰ろうとすると全く約束が守れず大暴れする」 「無理やり抱えて自転車に乗せようとすると、海老反りになって暴れ、周囲から冷たい目で見られる」 「どうしてうちの子だけ、こんなに聞き分けがないの?」「こんなに大変なら、もう最初から公園になんて連れてこなきゃよかった…」と、泣き叫ぶ我が子を抱えながら途方に暮れているお母さん。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。 しかし、日々子どもたちの身体と脳に向き合う理学療法士として、まず一番にお伝えさせてください。 お子さまが「帰ること(次の行動)」を激しく拒絶するのは、決して「親のしつけが悪い」からでも、「ワガママであなたを困らせようとしている」からでもありません。 ここには、国が定める療育の5領域における「認知・行動」の未熟さと、「運動・感覚」のメカニズムによる、脳の強烈な『情報処理のフリーズ』という、お子さま自身もどうにもできない明確な理由が隠されているのです。 大人の目には見えない、小さな脳で起きている「2つの絶望感」 私たち大人からすると「ただ遊びをやめて家に帰るだけ」に思えますが、発達の途中にあるお子さまの脳と身体の中では、私たちが想像する以上に過酷なエラーが起きています。 「時間」という見えない概念が理解できない(認知のつまずき) 大人は「今日は帰るけど、また明日来られる」という未来の予測ができます。しかし、「時間」の概念が未発達なお子さまにとって、「今すぐ遊びをやめる」ことは、「この大好きな遊びが、この世から永遠に消え去ってしまう」のと同じくらいの強烈な絶望感です。また、遊びという「一つのチャンネル」に過集中している脳にとって、別の行動(帰る)へ注意を切り替えることは、猛スピードで走っている車に急ブレーキをかけるような、脳への莫大なエネルギーと負担がかかる過酷な作業なのです。 脳が求める「感覚の栄養」がまだ満タンになっていない(感覚の探求) 理学療法士として見逃せないのが、「感覚」の問題です。お子さまがまだ帰りたがらない時、実は「遊び足りない」のではなく、脳が求める「揺れ(前庭覚)や、筋肉への強い刺激(固有受容覚)」のタンクがまだ満タンになっていないサインである場合が非常に多いのです。脳が「もっと感覚をちょうだい!」と要求している最中に無理やり止められると、身体が本能的に強烈な拒絶反応を起こして暴れてしまいます。 今日からできる!「切り替えパニック」を優しく防ぐ3つのヒント 「早くしなさい!置いて帰るよ!」と脅すことは、フリーズしている脳をさらにパニックに陥らせ、親への不信感を強める逆効果になってしまいます。今日からご家庭でも試せる、脳の負担を減らして「スムーズな切り替え」をサポートするアプローチをご紹介しますね。 1. 「時間」ではなく「回数」で目に見える約束をする 「あと5分ね」という言葉は幼児の脳には響きません。帰る時は、「あと3回すべり台をすべったら帰ろうね」と『目で見て分かる回数(視覚情報)』で約束をしてあげてください。そして、一緒にお母さんの指を折ってカウントダウンすることで、「終わり」が明確になり、脳が少しずつ心の準備をしやすくなります。 2. 帰り際に「重労働のミッション」を与える 「遊びをやめる」という喪失感から、「新しい楽しい役割」へと脳のチャンネルを切り替えます。「ママの代わりに重い荷物を持ってくれる?」「自転車までどっちが早く着くか競争ね!」と、筋肉や関節に強い圧(固有受容覚)が入る重労働や運動を提案してみてください。身体に強い刺激が入ることで、フワフワしていた脳のスイッチが「帰る」方向へスッと切り替わりやすくなります。 3. パニックになったら「ギュッギュッ・ハグ」で強制リセット もし地面に転がって大パニックになってしまったら、言葉で説得するのは諦めましょう。背中側からお子さまを「ギュ〜ッ」と少し強めにハグ(深圧覚の入力)してあげてください。関節や筋肉に強い圧が入ることで、暴走していた脳の興奮が上書きされ、強制的にクールダウンしやすくなります。 ご家庭だけで抱え込まず、私たちを頼ってください 成長とともに脳の認知機能(前頭前野の働き)が育ち、少しずつ「我慢して切り替える力」がついていくことは多いです。しかし、「切り替えのたびに1時間以上激しいパニックが続き、親を本気で叩いたり自分の頭を地面に打ち付けたりする」「親御さん自身が『またパニックになるのが怖い』と外出を完全に避けるようになり、密室育児で精神的に限界を迎えている」「視覚的な予告を何度試しても全く理解できず、毎回同じようにパニックになる」といった場合は、集団生活に大きな支障が出てしまうため、どうかご家庭だけで抱え込まず専門家にご相談ください。 エコルドはぐみのおうちでは、理学療法士の知見を活かし、5領域の「認知・行動」を育むために、その土台となる「運動・感覚」からアプローチします。「ストップ&ゴー(音楽が止まったらピタッと動きを止める)」などの運動遊びを通して、脳のブレーキ機能(自己調整力)と「気持ちを切り替える力」を、楽しみながら身体の根っこから育てるサポートを行っています。 「今日もまた泣かれるのかな…」と、帰り道が近づくにつれて胃が痛くなるような思いをしているお母さん、本当にお疲れ様です。お子さまは決してあなたを困らせたいわけではなく、まだ未熟な脳のブレーキと必死に戦いながら、感情のコントロールを学ぼうとしている真っ最中なのです。いつでも町の身近な専門家として、私たちにご相談くださいね。 【求人のお知らせ】地域の子どもたちを一緒に支える仲間を募集しています! ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 エコルドでは現在、地域の子どもたち一人ひとりとより深く向き合っていくために、新たな「児童指導員」の仲間を募集しています。 私たちは単に子どもを「預かる」のではなく、今日お話ししたような「5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)」のエビデンスに基づいた療育を何よりも大切にしています。だからこそ、様々な専門性を持つ方の力が必要です。 保育士・幼稚園教諭の方 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の方 公認心理師・臨床心理士の方 心理学を学ばれた方(大学・大学院) 「資格はあるけれど経験が浅くて不安…」という方もご安心ください。エコルドでは、異なる専門性を持つスタッフがチームとなり、日々の支援について温かく話し合い、共に学び合う文化があります。 地域と手を取り合いながら、子どもたちの「できた!」の笑顔を増やすお手伝いがしたい。そんな想いを持ったあなたと働ける日を楽しみにしています。 学生さんのアルバイトやインターンシップからのスタート、見学だけでも大歓迎ですので、ページ内の【電話でのお問い合わせ】または【問い合わせフォーム】より、お気軽にご連絡ください! 療育センターエコルドはぐみのおうち かすがい 児童指導員・理学療法士 内山 隆範

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