児童発達支援事業所

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(109件)
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ゲームで負けて手が出ちゃう…!

〜ゲームで負けて手が出ちゃう…! トラブルを防ぐために「始める前」にできること〜 「子どもが自分から『すごろくをやろう!』と言ったのに、1番になれなくてお友達や先生を叩いてしまった……」 「負けると分かった瞬間、イライラが大爆発して大荒れになってしまう……」 園や事業所、そしてご家庭でも、こうした「勝ち負け」にこだわるお子さんの姿に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか。 「せっかく楽しく遊んでいたのに…」 「どうやって声をかければよかったんだろう…」と、大人のほうが落ち込んでしまうこともありますよね。 実は、こうしたトラブルを防ぐ最大のポイントは、「怒ってからどうするか(後手)」ではなく、「怒る前に何をしておくか(先手)」にあります。今回は、ゲームで崩れやすいお子さんへの事前のアプローチについて考えてみます。 ポイント1:叩くのはNG、でも「イライラした気持ち」は認めていい。 子どもが周りの人や物に当たってしまったとき、「叩いちゃダメでしょ!」と行動だけを責めても、子どもの心には届きにくいものです。 もちろん、誰かを叩く行為そのものは認められません。しかし、「1番になれなくて、叩きたくなるくらいイライラしちゃったんだよね」という悔しい気持ちそのものは、まずはしっかりと受け止めて(代弁して)あげたいところです。 その上で、「じゃあ、次からイライラしたときには、叩く代わりにどうやって気持ちをスッキリさせる?」と、子どもと一緒に次の作戦を考えていくステップが大切になります。 ポイント2:勝負の前に「先手」を打つ!予測と作戦会議。 「後手に回るな、先手を取れ」です。 トラブルが起きてから対応する(後手)のではなく、ゲームを始める前に大人と子どもで予測を立て、相談しておく(先手)のが効果的です。 具体的には、すごろくを始める前にこんなお話をしてみましょう。 1. 見通しを伝える(予測) 「すごろくは勝ち負けがあるから、負けちゃう可能性もあるよ」 2. 感情を肯定しておく 「もし負けたら、すっごく悔しくて怒っちゃうかもしれないよね。怒ってもいいんだよ」 3. 対処法をあらかじめ決める(作戦) 「でも、もし怒っちゃったとき、どうやって気分を元に戻す?(深呼吸する? 1回お部屋の隅で休憩する?)」 このように、「怒ったときにどう戻すか」のプロセスを事前に予測させ、いい方法を一緒に見つけておくことで、子ども自身も自分の感情をコントロールしやすくなります。 ポイント3:「やらない」という選択肢も立派なスタイル もうひとつ大切な「先手」の選択肢があります。 それは、「今はそのゲームをやらない(別のことをする)」という選択です。 「どうしても今はイライラしちゃいそうだな」 「お友達を叩いちゃいそうだな」と子ども自身が感じたり、大人がそう予測したりするときは、事前にこう提案してみるのも一つの手。 「みんなと同じゲームに参加すること」だけが正解ではありません。自分の今の心の状態に合わせて、大人と一緒に心地よいスタイルを選択していく経験こそが、子どもの安心感と自己コントロールの力を育てていくと思います。 感情のコントロールが苦手なお子さんにとって、勝ち負けのあるゲームは大きな挑戦です。 崩れてから叱るのではなく、始める前に「負けたら怒っちゃうよね。そのときはどうしようか?」と、先手を打って一緒に作戦を練る関わりを試してみてください。 子どもが「自分で選んで、自分で気持ちを切り替えられた!」という小さな成功体験を、ひとつずつ一緒に積み重ねていきましょう。 療育センターエコルド はぐみのおうちの 理学療法士 内山明奈

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/ゲームで負けて手が出ちゃう…!
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26/05/26 18:59 公開
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「怒っていいよ!」から始める

保育や子育て、療育の現場で、子どもの激しいイライラや「怒り」の爆発に出会うことは少なくありません。 「どうしてそんなに怒るの?」 「お友達とトラブルになってしまう…」と、大人側も対応に悩んでしまうことがありますよね。 つい「そんなことで怒らないの!」と言ってしまいがちですが、実は「怒る」という感情そのものは、決して悪いことではありません。 今回は、子どもの「怒り」という感情の捉え方や、子ども自身が上手に自分の感情と付き合っていけるようになるための具体的なアプローチについてお話しします。 1. 大前提は「怒っていいよ」 怒りは人間にとって湧き上がってくる自然な感情であり、時には何かを乗り越えるエネルギーにもなる大切な気持ちです。だからこそ、「怒ること=ダメなこと」と否定しないことがスタートラインになります。 ただし、「トーマッチ(行き過ぎた怒り)」は困ってしまいますよね。 しょっちゅう怒っていたり、怒りのパワーが強すぎたり、ずっと引きずってしまったりすると、周りも困りますが、何より楽しく遊ぶ時間が減って一番損をしてしまうのは子ども自身です。 「怒る感情は大切だけど、行き過ぎると自分が損をしちゃう。だから少しずつコントロールしていこうね」というスタンスで関わっていくことが大切です。 2. 自分を知るための「3R」のステップ 子どもが自分の感情を客観的に見て自分でコントロールできるようにするために、覚えておきたい「3R」というステップがあります。 • ① React(リアクト:気づく・予測する) まずは「あ、今自分は怒っているな」と気づくことです。事前に「負けたときに怒っちゃいそうだね」などと予測させておくと、子ども自身が自分のネガティブな感情に気づきやすくなります。 • ② Relax(リラックス:落ち着く) 「安心ボックス」など、あらかじめ決めておいたお気に入りのグッズや、ホッとできる方法を使って気持ちを落ち着かせます。 • ③ Reset(リセット:切り替える) 気持ちを元に戻して、次の活動へとステップを進めます。 最初は上手くいかなくても、このプロセスを繰り返すことで、子どもは「自分で元の状態に戻せるんだ」という自信を育んでいきます。 3. 「怒り」は第2次感情:溢れる前に水抜きを 心理学では、怒りは「第2次感情」と言われます。 その根っこには、「悲しい」「悔しい」「恥ずかしい」「心配」「分からない」「不快」といった、目に見えにくい「第1次感情」が隠れています。 これらのネガティブな気持ちが心の中に溜まりに溜まって、表面張力でギリギリ保たれている状態のとき、最後の一滴(引き金)がポツンと落ちることで、一気に「怒り」として溢れ出てしまうのです。 一見、急に怒り出したように見える子でも、実はそれまでにたくさんの「困りごと」が溜まっていたのかもしれません。 • 「今日の本人の状態はどうだったかな?」 • 「活動の内容や今の状況との相性が合わなかったのかな?」 大人がそうやって背景を分析し、コップの水が満水になる前に「水抜き(早めの休息や、不快の解消)」をしてあげることが、大人側の先回りのマネジメントになります。 4. 怒りは連鎖する!大人のスタンス 子どものイライラや怒りは、まるでシンパシー(共鳴)のように周りに伝染しやすく、大人もつい「なんでそんなにイライラしてるの!」と感情的に巻き込まれてしまいがちです。 ここで一番大切なのは、「大人は徹底して冷静でいること」です。 子どもが激しく怒っていても、大人は巻き込まれずに一歩引いて、 「なんだか今日はイライラしているね」「何か嫌なことがあったのかな?」と、冷静に子どもの状態を言語化してあげましょう。大人の静かで落ち着いたトーンは、必ず子どもにも伝わり、安心感につながります。 5. 「人に向かわない」表し方を一緒に見つけよう 子どもたちには、「怒りはコントロールできるんだよ。どうやって表すかも自分次第だよ」と伝えていきます。 例えば、ドッジボールでボールが当たって悔しくて怒るのは当然のことです。でも、コートの真ん中で怒って地団駄を踏むとゲームが止まってしまいます。 そんなときは、あらかじめコートの外にフラフープなどで「怒ってもいい場所」を作っておき、「悔しかったら、ここに来て地団駄を踏んでおいで!」と伝えておくのです。 人に迷惑をかけず、誰かを傷つけない方法であれば、どんなふうに怒りを表現しても大丈夫。「ここなら怒っていい」という逃げ道や選択肢をあらかじめ大人と子どもで相談して作っておくことで、子どもは安心して自分の感情と付き合えるようになっていきます。 子どもの発達の段階によって、大人が全てを先回りしてマネジメント(活動を回避したり調整したり)する時期もあれば、小学校中高年頃のように「どうして怒っちゃうのかな?」と一緒に分析・相談しながら進める時期もあります。 どんな段階であっても、まずは「その気持ち、わかるよ」と受け止めること。 そして、子どもが「自分の怒りの理由」を知り、自分で心地よくリセットしていけるよう、温かく冷静な伴走者でありたいですね。 療育センターエコルド はぐみのおうちの 理学療法士 内山明奈

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/「怒っていいよ!」から始める
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26/05/24 10:25 公開
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筋力よりも筋肉をコントロールする力が大切

「子どもがダラダラしていると、つい 『やる気がないの?』『筋力が弱いのかな?』と思ってしまいがちですが、実はそうではない」——これは、子どもの発達を考える上で非常に重要な視点です。 この現象の根本にある「体幹をコントロールする脳のシステム」について、理学療法や発達支援の視点お話しします。 1. 「筋力(筋肉の量)」と「脳のシステム」の違い 多くの人が「姿勢を保つ=筋力(腹筋や背筋)が必要」と考えがちですが、実は姿勢の保持に最も重要なのは、筋肉の量そのものではなく、脳が筋肉の「張り(緊張度)」を自動でコントロールするシステムです。  • 筋力(パワー): 重いものを持ったり、走ったりするときに使う筋肉の力。 • 脳のシステム(筋緊張のコントロール): 意識しなくても、体がクニャクニャ崩れないように筋肉を「ちょうどいい硬さ」に保つ無意識の働き。 ダラダラしてしまう(姿勢を保てない)子どもは、この「ちょうどいい硬さに保つ脳の指令」がうまく働いておらず、筋肉が常に「スイッチOFF」に近い緩んだ状態(低緊張に近い状態)になっていることが多いのです。 2. 関わっている「3つの脳のシステム」 具体的には、脳のいくつかの場所や感覚のシステムが関係しています。 ① 姿勢を自動調整する「脳幹と小脳」 私たちが「背筋を伸ばそう」と意識しなくても姿勢を保てるのは、脳の奥深くにある脳幹(のうかん)や小脳(しょうのう)が、24時間体制で姿勢をコントロールしているからです。 この自動ブレーキ・自動調整システムへの脳の指令がスムーズでないと、重力に負けて体がすぐに潰れて(ダラダラして)しまいます。 ② 体の傾きをキャッチする「前庭感覚(ぜんていかんかく)」 耳の奥にあるセンサーで、「頭の傾き」「スピード」「重力」を感じ取る感覚です。 この前庭感覚が脳に正しく伝わることで、脳は「おっと、体が傾いたから背筋をピッと起こそう」と指令を出します。このセンサーの働きが未熟だと、体が傾いていることに脳が気づきにくく、姿勢が崩れていきます。 ③ 自分の体のパーツを知る「固有受容感覚(こゆうじゅようかんかく)」 筋肉や関節にあるセンサーで、「自分の手足が今どこにあって、どれくらい力が入っているか」を脳に伝える感覚です。 この感覚の働きが弱いと、脳は自分の体がどうなっているか(地図を持っていないような状態)把握しづらいため、筋肉に適度な力を入れ続けることができず、机に寝そべったり、椅子の背もたれに寄りかかったりして、外部の力を使って体を支えようとします。 3. なぜ「やる気」の問題に見えてしまうのか? 脳のシステムがうまく働いていない子どもは、「ただ座っているだけ」で、一般的な人の何倍ものエネルギーを消耗しています。 普通なら無意識にできる「姿勢保持」を、脳のシステムが助けてくれないため、本人の「強い意識(がんばり)」だけで無理やり支えている状態です。そのため、すぐに脳も体も疲れてしまい、結果として「やる気がなさそうに見える」「集中力が続かずダラダラする」という状態になって現れます。 つまり、ダラダラはサボっているのではなく、「疲れたからこれ以上がんばれない」という体からのサインなのです。 4. 改善のためにできるアプローチ(脳への刺激) この脳のシステムは、筋トレのように「腹筋運動」をしてもなかなか育ちません。「脳に正しい感覚の刺激を送る遊びや運動」が効果的です。 • 前庭感覚を刺激する: ブランコ、ジャングルジム、お馬さんごっこ、寝転がってゴロゴロ転がるなど、頭の位置が大きく動く遊び。 • 固有感覚を刺激する: 雑巾がけ、手押し車、おしくらまんじゅう、重いもの(おもちゃの箱など)を運ぶなど、筋肉や関節に「グッと抵抗(圧)」がかかる活動。 子どものダラダラは、根性論や筋力不足ではなく、「重力に抵抗して体を起こす脳のネットワークが、まだ上手に連携できていない状態」です。 「姿勢を正しなさい!」と厳しくするよりも、遊びの中で脳のシステム(感覚統合)を育ててあげるアプローチが、根本的な解決につながります。 療育センターエコルド はぐみのおうち 理学療法士 内山明奈

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/筋力よりも筋肉をコントロールする力が大切
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26/05/23 00:11 公開

子供の足

「なんだか平ら?」低緊張と開張足の関係と、お家でできるサポート 「うちの子、足の裏がベタッとしている気がする」 「歩き方がどこか不安定で、すぐに転んでしまう」 児童発達支援の現場や、日々の子育ての中で、そんなお子さんの「足元」が気になることはありませんか? 実は、体が柔らかいタイプ(低緊張)のお子さんは、足の指の付け根が横に広がってしまう「開張足(かいちょうそく)」になりやすい傾向があります。 今回は、あまり知られていない「低緊張」と「開張足」の関係、そして今日からお家で取り組める工夫についてお話しします。 開張足(かいちょうそく)ってどんな状態? 私たちの足には、歩くときの衝撃を吸収するための「アーチ」が3つあります。そのうち、親指から小指の付け根を結ぶ「横のアーチ」が崩れてしまい、足の甲が扇状にベタッと広がってしまった状態を「開張足」と呼びます。 クッションが効かない状態なので、足が疲れやすかったり、特定の場所にタコができやすくなったりします。 なぜ「低緊張」だと開張足になりやすいの? 「低緊張(筋緊張が低い)」とは、筋肉が活動するための「張り」が少し控えめな状態のこと。決して「筋力がない」わけではありませんが、関節を支える力が柔らかいため、以下のようなメカニズムで開張足に繋がりやすくなります。 1. 関節の緩みとアーチの保持 低緊張のお子さんは、関節を支える靭帯や筋肉も柔らかいことが多いです。そのため、体重がかかったときに足の骨を束ねる力が弱く、横アーチが重みに耐えきれずに横へ広がってしまいがちです。 2. 足の指を使う「踏ん張り」の弱さ 姿勢を保つのにエネルギーを使う低緊張のお子さんは、足の指先までしっかり使って地面を蹴るのが少し苦手な場合があります。指を使わずに「ペタペタ」と足裏全体で歩くスタイルになると、足底の筋肉が刺激されず、アーチが育ちにくくなります。 放っておくとどうなるの? 幼児期はまだ足が未完成なので、過度に心配しすぎる必要はありません。ただ、開張足のまま成長すると、以下のような影響が出ることがあります。 • 疲れやすさ: クッションがないため、少しの歩行で「抱っこ!」になりやすい。 • バランスの悪さ: 足元がグラグラするため、体幹の安定にも影響する。 • 変形の進行: 将来的に外反母趾や扁平足に繋がりやすくなる。 〜お家でできる! 「足の土台」を育てる3つの工夫〜 低緊張のお子さんの場合、無理なトレーニングではなく、「足の裏への刺激」と「正しいサポート」が大切です。 ① 「裸足」でいろんな感触を楽しもう! フローリングだけでなく、畳、じゅうたん、芝生、砂場など、いろんな感触を足の裏で感じることで、脳から足の筋肉へ「もっと働いて!」という指令が出やすくなります。デコボコ道を歩くのも、天然のトレーニングになります。 ②遊びの中で「グーパー」運動 お風呂の中で足の指を触ってあげたり、「足指じゃんけん」をしてみましょう。 低緊張のお子さんは自分の体の感覚を掴むのがゆっくりなこともあるので、「ここに指があるよ」「ギュッとしてごらん」と、楽しくコミュニケーションを取りながら刺激を入れてあげるのがコツです。 〜一歩ずつ、その子らしい歩みを〜 足の形は、成長とともに少しずつ変化していきます。低緊張という特性があっても、適切な靴選びや遊びを通じた刺激で、しっかりとした土台を作っていくことは十分に可能です。 「よく転ぶな」「足が平らだな」と感じたら、それはお子さんからの「足元を支えてほしいな」というサインかもしれません。 理学療法士などの専門家に相談しながら、お子さんが自分の足で力強く、楽しく歩いていけるよう、ゆっくり見守っていきましょう。 療育センターエコルド はぐみのおうちの 理学療法士 内山明奈

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/子供の足
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26/05/20 21:13 公開

『できた!』を増やすための、お助けルール

お子さんをサポートする中で「ABA(応用行動分析)」という言葉を耳にすると、なんだか難しそうで構えてしまいますよね。 簡単に言うと、ABAは「お子さんの『できた!』を増やすための、お助けルール」のようなものです。 お母さんの毎日が少しでもラクに、そしてお子さんの笑顔が増えるような、親しみやすい言葉でお伝えします。 1. 行動を「3つのステップ」で見てみましょう ABAでは、お子さんの行動を「前・中・後」のセットで考えます。 • 【前】きっかけ: 何かがあった (例:お菓子の棚が見えた) • 【中】行動: お子さんが何かした (例:「買って!」と泣き叫ぶ) • 【後】ごほうび: 何かが起きた (例:お菓子を買ってもらえた) もし「お菓子を買ってもらえた」という【後】の結果がうれしいものだと、お子さんは「次も泣けばもらえるんだ!」と学習します。 逆に、望ましい行動をしたときに「いいことが起きる」ように整えていくのがABAのコツです。 2. 「褒め」のシャワーで自信を育てる いちばん大切なのは、「当たり前のような小さなこと」を逃さず褒めることです。 • 座ってご飯を食べられた • 靴を自分で脱ごうとした • 目が合ってニッコリした こうした瞬間に「すごいね!」「見ててくれたんだね!」と声をかけたり、ハイタッチしたりします。お子さんにとって「お母さんが喜んでくれた!」というのは、何よりの「最強のごほうび」になります。 3. 「困った!」を「別の方法」に変える 例えば、言葉でうまく伝えられずに叩いてしまうとき。これは「叩きたい」のではなく、「構ってほしい」「嫌だと言いたい」という気持ちの表れだったりします。 そんなときは、「叩くのはダメ!」と叱るだけでなく、「『貸して』って言おうね」とか「嫌なときはバツのポーズをしようね」と、叩く代わりの方法を教えてあげます。別の方法で自分の気持ちが伝わると分かれば、叩く必要がなくなっていきます。 4. ハードルは「これならできる」まで下げる いきなり「全部一人でやって」は、大人でも大変ですよね。 「お着替え」なら、まずは「最後のボタンを留めるだけ」をお子さんに担当してもらい、できたら思いきり褒めます。 「これならできる!」という成功体験を積み重ねることで、お子さんは「自分ってすごい!」と自信を持てるようになります。 ABAは、決してお子さんをコントロールするための訓練ではありません。 お子さんが「どうしてそうするのかな?」という理由を一緒に探し、お互いがもっとラクに、楽しく過ごせる方法を見つけていくためのヒントです。 完璧を目指さなくて大丈夫です。 今日、お子さんと目が合って笑い合えたら、それだけで大成功です!! 療育センターエコルド はぐみのおうち 理学療法士 内山明奈

療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい/『できた!』を増やすための、お助けルール
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26/05/18 20:51 公開
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