『発達性強調運動障害(DCD)』
って聞いたことありますか?
「不器用な子」や「運動オンチ」と片付けられていた、極端な運動のぎこちなさや不器用さが、脳の機能的な問題である「発達生強調運動障害」として診断されるようになったものです。
簡単に言うと、「脳から体への命令が、うまく伝わっていない状態」のことです。
知的な遅れや筋肉の病気があるわけではないのに、「複数の動きを同時にまとめること」が苦手なのです。
• 「何もないところでよく転ぶ」
• 「お箸やハサミの使い方が、練習してもなかなか上手くならない」
• 「縄跳びやダンスが、一人だけワンテンポ遅れちゃう」
• 「着替えのボタンにものすごく時間がかかる」
これはただの「運動神経が悪いだけ」とか「努力不足」ではなく「DCD(発達性協調運動障害)」という特性が隠れていることがあるんです。
例えば縄跳び...
手で縄を回す→足でタイミングよく跳ぶ→縄の動きを目で追う
私たちには何気ない動きですが、DCDの子にとっては「別々のミッションを3ついっぺんにこなせ!」と言われているようなもの。頭の中がパニックになっちゃうんです。
子供たちを見ていて私が大切にしている視点をお伝えしますね。
1. 「やる気がない」わけじゃない
「なんでできないの!」と言いたくなる時ありますよね。でも、本人なりにフルパワーで頑張って、脳がヘトヘトになっていることが多いんです。まずは「がんばってるね」と認めてあげることが、お子様の心のエネルギーになります。
2. 「環境」を整えてあげる
練習して克服するのも大事ですが、「道具に頼る」のも立派な戦略です。
ボタンが苦手ならマジックテープの服にする、お箸が辛いなら無理せずエジソン箸やスプーンを使うなどです。
「できた!」という成功体験を増やす方が、自信につながります。
「道具に頼るなんて、甘えさせてるんじゃ…」って不安になるお母さんもいるかもしれませんが、実は逆なんです!
理学療法士として断言しますが、「道具に頼ることこそ、実は克服への一番の近道」なんです。なぜかというと、脳には「成功の報酬(ドーパミン)」が必要だから。
無理な練習で「今日もできなかった…」と脳が学習してしまうと、その動き自体を脳が拒絶するようになってしまいます。でも、便利な道具を使って「できた!」を繰り返すと、脳の回路がポジティブに刺激されて、結果として脳と体のつながりがスムーズに育っていくんです。
3. 自己肯定感を守るのが一番の目標
不器用だと、どうしても周りと比べて「自分はダメだ」と思い込んでしまいます。運動が苦手でも、絵が得意だったり、お友達に優しかったり、その子の素敵なところは他にたくさんあります。「運動は苦手だけど、自分は自分のままでいいんだ」とお子さん自身がそう思えることが、お子さんの将来にとって一番大切な事だと思います。
苦手なことにフォーカスするのではなくお子様の素晴らしい所を沢山褒めてあげたいですね。
DCDのお子さんは、大人になるにつれて自分なりのコツを掴んでいくことが多いです。
お子さんの特性に合わせた体の使い方や、生活の工夫を見つけていき環境を整えてあげていきましょう。
「みんなと同じようにできるようになる」ことだけを目指すと、親子ともに疲弊してしまいます。
「紐が結べないならマジックテープにしよう」「書くのが辛いなら打ち込もう」といった、ツールに頼る潔さを持つことが、長い目で見守るための秘訣です。
焦らず、私たちお母さんもたまには手抜きをしながら、長い目で見守って頂けたらとなと思います。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
って聞いたことありますか?
「不器用な子」や「運動オンチ」と片付けられていた、極端な運動のぎこちなさや不器用さが、脳の機能的な問題である「発達生強調運動障害」として診断されるようになったものです。
簡単に言うと、「脳から体への命令が、うまく伝わっていない状態」のことです。
知的な遅れや筋肉の病気があるわけではないのに、「複数の動きを同時にまとめること」が苦手なのです。
• 「何もないところでよく転ぶ」
• 「お箸やハサミの使い方が、練習してもなかなか上手くならない」
• 「縄跳びやダンスが、一人だけワンテンポ遅れちゃう」
• 「着替えのボタンにものすごく時間がかかる」
これはただの「運動神経が悪いだけ」とか「努力不足」ではなく「DCD(発達性協調運動障害)」という特性が隠れていることがあるんです。
例えば縄跳び...
手で縄を回す→足でタイミングよく跳ぶ→縄の動きを目で追う
私たちには何気ない動きですが、DCDの子にとっては「別々のミッションを3ついっぺんにこなせ!」と言われているようなもの。頭の中がパニックになっちゃうんです。
子供たちを見ていて私が大切にしている視点をお伝えしますね。
1. 「やる気がない」わけじゃない
「なんでできないの!」と言いたくなる時ありますよね。でも、本人なりにフルパワーで頑張って、脳がヘトヘトになっていることが多いんです。まずは「がんばってるね」と認めてあげることが、お子様の心のエネルギーになります。
2. 「環境」を整えてあげる
練習して克服するのも大事ですが、「道具に頼る」のも立派な戦略です。
ボタンが苦手ならマジックテープの服にする、お箸が辛いなら無理せずエジソン箸やスプーンを使うなどです。
「できた!」という成功体験を増やす方が、自信につながります。
「道具に頼るなんて、甘えさせてるんじゃ…」って不安になるお母さんもいるかもしれませんが、実は逆なんです!
理学療法士として断言しますが、「道具に頼ることこそ、実は克服への一番の近道」なんです。なぜかというと、脳には「成功の報酬(ドーパミン)」が必要だから。
無理な練習で「今日もできなかった…」と脳が学習してしまうと、その動き自体を脳が拒絶するようになってしまいます。でも、便利な道具を使って「できた!」を繰り返すと、脳の回路がポジティブに刺激されて、結果として脳と体のつながりがスムーズに育っていくんです。
3. 自己肯定感を守るのが一番の目標
不器用だと、どうしても周りと比べて「自分はダメだ」と思い込んでしまいます。運動が苦手でも、絵が得意だったり、お友達に優しかったり、その子の素敵なところは他にたくさんあります。「運動は苦手だけど、自分は自分のままでいいんだ」とお子さん自身がそう思えることが、お子さんの将来にとって一番大切な事だと思います。
苦手なことにフォーカスするのではなくお子様の素晴らしい所を沢山褒めてあげたいですね。
DCDのお子さんは、大人になるにつれて自分なりのコツを掴んでいくことが多いです。
お子さんの特性に合わせた体の使い方や、生活の工夫を見つけていき環境を整えてあげていきましょう。
「みんなと同じようにできるようになる」ことだけを目指すと、親子ともに疲弊してしまいます。
「紐が結べないならマジックテープにしよう」「書くのが辛いなら打ち込もう」といった、ツールに頼る潔さを持つことが、長い目で見守るための秘訣です。
焦らず、私たちお母さんもたまには手抜きをしながら、長い目で見守って頂けたらとなと思います。
療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈