こんにちは!
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
取締役・理学療法士の 内山 明奈です。
今日は建国記念の日ですね。
我が家は朝から子どもたち3人(8歳・5歳・2歳)が勢揃いで、運動会のような騒ぎです。
夫も私も、休日は体力勝負です!
さて、今朝テレビで子ども向けの体操番組が流れていた時のこと。
5歳の娘が、張り切ってテレビの前で踊り始めました。
「お母さん見てー!上手でしょ?」
ニコニコ踊る娘。
でも、よく見ると…
テレビのお兄さんは「右」に手を振っているのに、娘は「左」へ。
「しゃがんでジャンプ!」の場面では、なぜかワンテンポ遅れて、しゃがんだまま固まっている…。
一生懸命なんだけど、なんだかロボットのような、ぎこちない動き。
「あれ?うちの子、リズム感がないのかな?」
親としては少し笑ってしまう可愛い姿ですが、理学療法士の視点で見ると、ここに「ある苦手さ」が隠れていることに気づきます。
■ 頭の中で「交通渋滞」が起きている?
私たち大人は、お手本を見ればあまり深く考えずに、なんとなく同じように動けますよね。
でも脳神経の発達がまだ成長途中の子どもの場合、頭の中ではものすごい作業が行われているのです。
娘がしゃがんだまま固まっていた時、彼女の頭の中はこんな感じだったと思います。
• 目で見て「お兄さんがしゃがんだ!」と気づく
• 「よし、私も!」と思っても、「…あれ?私の膝はどうやって曲げるんだっけ?」
• 「どのくらい曲げるの?手はどうするの?」
私たちはこれを「運動企画(うんどうきかく)」と呼びます。
簡単に言うと、脳の中の「翻訳機能」のことです。
「目で見た情報」を「体の動き」へと変換する翻訳作業がまだスムーズにいかず、脳内の交差点で情報が交通渋滞を起こしているようなイメージです。
つまり、まだ「体の動かし方の地図」が描きかけの状態なので、一つ一つの動作を大人の様にスムーズに行う事が難しいのです。
まだ脳神経回路(神経の道路)が未発達の子供たちは、決してふざけているわけでも、やる気がないわけでもないのです。
■ 「縄跳び」や「着替え」も同じかも
長男(8歳)が小さかった頃も同じようなことがありました。
• 縄跳びの手と足がバラバラになっちゃう
• パジャマのボタンをかける時、手が止まってしまう
• 「お着替えして」と言っても、服を持ったままボーッとしている
当時は「早くしなさい!」なんて急かしてしまいましたが、あれも今思えば「サボっていた」のではなく、「脳からの指令が体に届くのがゆっくりだった」のかもしれません。
言葉で「右手を上げて!」と言われても、頭の中の地図が完成されていないと、子どもたちは迷子になってしまうのです。
■ マネっこ上手になるための「ママの裏技」
そんな「体の地図作り」を助けてあげるために、我が家でやっているちょっとした遊びをご紹介します。
「練習」だと嫌がるので、あくまで「遊び」としてやるのがポイントです!
① 「鏡」を使って、一緒に並ぶ
向かい合って教えると「右と左」が逆になって混乱してしまいます。私はよく娘の後ろに立って、鏡を見ながら一緒に動きます。「ママと同じポーズだよ~」と、同じ方向を向いてあげるだけで、子どもはグッとマネしやすくなります。
② 体に「ポン!」とスイッチを入れる
「こっちの手を上げるよ~」と言いながら、動かしてほしい腕や足をポンポンと軽く叩いてあげます。触れられることで、「あ、ここを動かすんだな」と脳に刺激が伝わりやすくなります。
③ 「実況中継」をしてあげる
ただ「見てて!」ではなく、「手を、上に、ビヨーン!」「足を、ドーン!」と、楽しい効果音つきで実況してあげると、イメージが湧きやすくなって動きがスムーズになります。
■ 「できた!」の笑顔を増やしたい
5歳の娘も、私が後ろから手を添えて「こっちの手だよ~」と教えてあげると、少しずつスムーズに踊れるようになってきました。(できた時のドヤ顔は、やっぱり可愛いです。)
もし、お子さんが新しい動きを覚えるのに時間がかかっても、「なんでできないの?」と思わずに、
「おっ、今、頭の中で工事中なんだな」
と、温かい目で見守ってあげてください。
エコルドでは、こうした「不器用さ」の原因を理学療法士の視点で紐解き、スモールステップで「できた!」を増やすお手伝いをしています。
子育ての悩み、同じ親としても、専門家としても、いつでもお聞きしますので声をかけてください。
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
取締役・理学療法士:内山 明奈
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
取締役・理学療法士の 内山 明奈です。
今日は建国記念の日ですね。
我が家は朝から子どもたち3人(8歳・5歳・2歳)が勢揃いで、運動会のような騒ぎです。
夫も私も、休日は体力勝負です!
さて、今朝テレビで子ども向けの体操番組が流れていた時のこと。
5歳の娘が、張り切ってテレビの前で踊り始めました。
「お母さん見てー!上手でしょ?」
ニコニコ踊る娘。
でも、よく見ると…
テレビのお兄さんは「右」に手を振っているのに、娘は「左」へ。
「しゃがんでジャンプ!」の場面では、なぜかワンテンポ遅れて、しゃがんだまま固まっている…。
一生懸命なんだけど、なんだかロボットのような、ぎこちない動き。
「あれ?うちの子、リズム感がないのかな?」
親としては少し笑ってしまう可愛い姿ですが、理学療法士の視点で見ると、ここに「ある苦手さ」が隠れていることに気づきます。
■ 頭の中で「交通渋滞」が起きている?
私たち大人は、お手本を見ればあまり深く考えずに、なんとなく同じように動けますよね。
でも脳神経の発達がまだ成長途中の子どもの場合、頭の中ではものすごい作業が行われているのです。
娘がしゃがんだまま固まっていた時、彼女の頭の中はこんな感じだったと思います。
• 目で見て「お兄さんがしゃがんだ!」と気づく
• 「よし、私も!」と思っても、「…あれ?私の膝はどうやって曲げるんだっけ?」
• 「どのくらい曲げるの?手はどうするの?」
私たちはこれを「運動企画(うんどうきかく)」と呼びます。
簡単に言うと、脳の中の「翻訳機能」のことです。
「目で見た情報」を「体の動き」へと変換する翻訳作業がまだスムーズにいかず、脳内の交差点で情報が交通渋滞を起こしているようなイメージです。
つまり、まだ「体の動かし方の地図」が描きかけの状態なので、一つ一つの動作を大人の様にスムーズに行う事が難しいのです。
まだ脳神経回路(神経の道路)が未発達の子供たちは、決してふざけているわけでも、やる気がないわけでもないのです。
■ 「縄跳び」や「着替え」も同じかも
長男(8歳)が小さかった頃も同じようなことがありました。
• 縄跳びの手と足がバラバラになっちゃう
• パジャマのボタンをかける時、手が止まってしまう
• 「お着替えして」と言っても、服を持ったままボーッとしている
当時は「早くしなさい!」なんて急かしてしまいましたが、あれも今思えば「サボっていた」のではなく、「脳からの指令が体に届くのがゆっくりだった」のかもしれません。
言葉で「右手を上げて!」と言われても、頭の中の地図が完成されていないと、子どもたちは迷子になってしまうのです。
■ マネっこ上手になるための「ママの裏技」
そんな「体の地図作り」を助けてあげるために、我が家でやっているちょっとした遊びをご紹介します。
「練習」だと嫌がるので、あくまで「遊び」としてやるのがポイントです!
① 「鏡」を使って、一緒に並ぶ
向かい合って教えると「右と左」が逆になって混乱してしまいます。私はよく娘の後ろに立って、鏡を見ながら一緒に動きます。「ママと同じポーズだよ~」と、同じ方向を向いてあげるだけで、子どもはグッとマネしやすくなります。
② 体に「ポン!」とスイッチを入れる
「こっちの手を上げるよ~」と言いながら、動かしてほしい腕や足をポンポンと軽く叩いてあげます。触れられることで、「あ、ここを動かすんだな」と脳に刺激が伝わりやすくなります。
③ 「実況中継」をしてあげる
ただ「見てて!」ではなく、「手を、上に、ビヨーン!」「足を、ドーン!」と、楽しい効果音つきで実況してあげると、イメージが湧きやすくなって動きがスムーズになります。
■ 「できた!」の笑顔を増やしたい
5歳の娘も、私が後ろから手を添えて「こっちの手だよ~」と教えてあげると、少しずつスムーズに踊れるようになってきました。(できた時のドヤ顔は、やっぱり可愛いです。)
もし、お子さんが新しい動きを覚えるのに時間がかかっても、「なんでできないの?」と思わずに、
「おっ、今、頭の中で工事中なんだな」
と、温かい目で見守ってあげてください。
エコルドでは、こうした「不器用さ」の原因を理学療法士の視点で紐解き、スモールステップで「できた!」を増やすお手伝いをしています。
子育ての悩み、同じ親としても、専門家としても、いつでもお聞きしますので声をかけてください。
療育センターエコルド はぐみのおうち かすがい
取締役・理学療法士:内山 明奈