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体幹筋(インナーマッスル)の大切さについて

〜体幹筋がなぜ大切なのか〜


今日は私たちの体の「センター」、体幹筋について、お話しします。

「体幹を鍛える=腹筋を割る」と思われがちですが、そもそも体幹筋には表面のアウターマッスルと深部のインナーマッスルで働きが異なります。
シックスパックに割れたあの目に見える腹筋は表層にあるアウターマッスル(腹直筋、外腹斜筋、脊柱起立筋群、広背筋)で、大きな動作や関節の可動を担当します。
一方で体幹の深部にあるインナーマッスル(腹横筋、内腹斜筋、多裂筋、横隔膜、腸腰筋)は関節の安定、正しい姿勢の維持や自律神経系の安定、内臓の保持と重要な役割を担っています。

体幹筋の中でもこのインナーマッスルの賦活がとても重要視されています。 
巷でよく体幹筋について耳にする機会があるかもしれませんが、体幹筋の中でもこのインナーマッスルが特に重要であり、アウターマッスルとインナーマッスルでは機能も鍛え方も違ってきます。
以下のお話しはインナーマッスルについてのお話しです。




〜体幹筋は「動かないための筋肉」?〜 

体幹筋の本来の役割は、激しく動くことではなく、「背骨を安定させ、姿勢を保つこと」にあります。

• 姿勢保持とバランス: 体幹筋は重たい頭(約5kg、幼児でもボーリングの玉くらいの重さあります。)を支え、重力に対して体を真っ直ぐに保つ「大黒柱」です。体幹が安定しているからこそ、私たちは片足立ちができ、不安定な場所でも転ばずにいられます。

• 正しいフォーム: スポーツや筋トレで「正しいフォーム」が重要なのは、体幹が固定されることで四肢(腕や脚)の力が効率よく伝わるからです。体幹がグラつくと、他の筋肉がそれを補おうとして、怪我の原因にもなります。


〜 意外な関係:手指の巧緻性とパフォーマンス〜

「手先が器用かどうか」と「お腹の筋肉」が関係していると聞くと、不思議に思うかもしれませんが....

• 遠位(手先)の安定は、近位(体幹)の安定から: クレーン車を想像してください。土台がグラグラだったら、先端のクレーンで精密な作業はできませんよね?
• 手指巧緻性: 体幹がしっかり安定して初めて、肩や肘の無駄な力が抜け、指先の繊細なコントロール(文字を書く、箸を使うなど)が可能になります。
• 動作パフォーマンス: 野球の投球やサッカーのキックも、体幹という「軸」が安定しているからこそ、手足のスピードを最大化できるのです。

体の中心がドッシリ安定すると、脳は「お、土台は大丈夫だな」と安心し、手先のコントロールに100%の力を注げるようになります。これが、運動の不器用さが改善するメカニズムです。



〜自律神経と体幹の深い繋がり〜 

体幹筋、特に横隔膜は、深呼吸を通じて自律神経と密接にリンクしています。 
膜....とありますが、横隔膜も立派な体幹筋(インナーマッスル)です。

• 呼吸の質:
体幹が弱く姿勢が崩れると、呼吸が浅くなります。浅い呼吸は交感神経(興奮、活動モードの神経)を優位にし、不安やイライラを招きやすくなります。

• リラックス効果:
しっかりとした体幹で深い腹式呼吸ができると、横隔膜が働き副交感神経が刺激され、心身を落ち着かせることができます。横隔膜には迷走神経という副交感神経(リラックスモードの神経)が出入りしているので副交感神経が深呼吸によって刺激されリラックス効果が得られます。

乳幼児の自律神経はまだ「工事中」のような状態で、非常に未熟です。
お子さんの体幹を強化する事は自律神経を整え、日常生活でのアクセル(遊ぶ!)とブレーキ(休む)の切り替えが出来る様になったり、情緒の安定や、集中力の向上に繋がります。


〜神経発達症(発達障害)の子どもたちと体幹〜
発達が気になるお子さんの中には、「低緊張(筋肉の張りが弱い)」や、自分の体の境界線が分かりにくい特性を持つ子が少なくありません。

• 「じっと座っていられない」の理由:
低緊張のお子さんの多くはやる気の問題ではなく、体幹の筋出力が弱いために座り続けるだけでヘトヘトになってしまうのです。体幹の働きが弱いと、姿勢を保つために脳のエネルギーを使い果たし、学習や会話にまで集中する余裕がなくなります。 
ただ低緊張のお子さんは人一倍エネルギーを使っている状態なので、過負荷とならない様、適切な負荷量で体幹を鍛えていく必要があります。

• 感覚統合の土台:
体幹を鍛える遊び(ハイハイ、ボルダリング、バランスボールなど)を通じて「自分の体の中心」「体の軸」を感じることが大切です。....なぜか?
脳の中には、自分の体がどこまであって、今どんな形をしているかを把握する「地図、ボディーイメージ」があります。
体幹は地図の「原点」です。地図に(0,0)の原点がないと正確な場所がわからないのと同じで、体の中心(軸)がハッキリしないと、手足がどこにあるか脳が正確に把握できません。
「自分の体の真ん中」を感じられるようになると、脳にとっての不安要素が減り、心に余白(余裕)が生まれます。
「体がグラグラしない」=「心がソワソワしない」この繋がりが、発達を支える大きな鍵になるのです。


体幹筋は、単なる筋肉のパーツではなく、「自分という存在を支える土台」です。
1. 姿勢とバランスを整え、
2. 手先の器用さや高いパフォーマンスを生み出し、
3. 自律神経を整え、
4.情緒を安定させる
子供たちの健やかな発達を支えます。
 

鼻から吸ってお腹を膨らませ、口をすぼめてお腹が凹みきるまで長ーく息を吐く、正しい深呼吸は体幹筋(インナーマッスル)を賦活させるのに1番取り入れやすい方法だと思います。
まずは「深く呼吸をすること」から、体幹を意識させてみませんか。


療育センターエコルド はぐみのおうち
理学療法士 内山明奈
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