児童発達支援事業所

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後編——「みてみて!」は、どこから生まれるの?

『子どもの頭の中は、今日も大忙し。』
〜頭の中の小人たちのお仕事の話〜

子どもが話さないと、

「まだ分かっていないのかな?」
「興味がないのかな?」

と思うことがあります。
でも実際は、その逆かもしれません。

子どもの頭の中では、今日もたくさんの小人たちが大忙しです。
幼児期の子どもたちは、とにかく外の世界を吸収しています。

「音。」
「色。」
「形。」
「匂い。」
「感触。」
「人の表情。」

大人が見過ごしてしまうような小さな変化も、子どもにとっては大発見です。
そして脳の中の小人たちは、子どもが集めてきたたくさんの情報の宝物を整理するのに夢中です。

「これ、なんだろう?」
「前にも見たかな?」
「なんだか面白かったな」
「もう一回やってみたいな」
「これは覚えておこう。」

そんなふうに、一生懸命仕分けをしています。
でも情報の宝物は次から次へと運ばれてきます。
だから整理はなかなか追いつきません。
小人たちが整理に夢中なうちは、言葉はまだ出口を見つけられないのです。
「お話してくれないな」と感じる時間も、分かっていないからではなく、実は頭の中ではたくさんのことが起きていて、今まさに小人たちは一生懸命整理整頓中で大忙しなんです。

『大人は何をしたらいいの?』 そう思う方もいるかもしれません。
大人は何をすればいいか。
実は、たくさん教えることではありません。
子どもが見つけた宝物に、そっと名前を置いてあげることです。

「ダンゴムシだね」
「丸くなったね」
「速いね」
「大きいね」

すると子どもの中で、「体験と名前」が少しずつ結びついていきます。
子どもにとって、名前のない体験はまだ"ぼんやり"のままです。
だから言葉は教え込むというよりも、「体験した世界に名前がついていくこと」で増えていきます。

『「みてみて!」が生まれる場所』
あびラボでは言葉だけを追いかけません。

「まずは遊ぶこと。」
「感じること。」
「発見すること。」
「心が動くこと。」

それを大切にしています。
そしていつか、

「みてみて!」
「聞いて!」
「おもしろいよ!」

そんな気持ちが生まれたとき、
言葉は自然とその後ろからついてきます。

子どもは言葉を覚えたから「みてみて!」と言うのではありません。
「みてみて!」が生まれたから、言葉を使うようになるのです。

あびラボは今日も、その子だけの「みてみて!」を大切に育てています。
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