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遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園のブログ一覧

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(12件)
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「うちの子、よくふざけるんです。」 ——脳みそ、育ってます。

施設で保護者の方とお話をしていると、こんな声をいただくことがあります。 「うちの子、よくふざけるんです。」 「はしゃぎすぎて、止まらなくて。」 「楽しくなるとどんどんエスカレートして、もう手がつけられなくて。」 そして付け加え 「きっと落ち着きがないって言われちゃうのはこういうところなのかな、って思って。」 その言葉を聞くたびに、私たちはこう思います。 それ、脳みそが育っているサインかもしれません。 ________________________________________ 『ふざけているとき、脳の中では何が起きているのか。』 子どもが大笑いしたり、はしゃいだり、ふざけたりしているとき。 脳の中の「扁桃体」という部分が、活発に動いています。 扁桃体は、感情のセンターです。 「喜び」 「興奮」 「怒り」 そういった感情に深く関わっています。 だから、大笑いしているとき、大はしゃぎしているとき、扁桃体はフル回転しています。 そしてその後。 「おやつの時間になる。」「食事の時間になる。」「少し休む。」などなど。 活動が変わったとき、そのタイミングで、子どもは自然と落ち着いていきます。 このとき、脳の中では「前頭前野」が扁桃体にブレーキをかけています。 「さっきまであんなに騒いでいたのに、ご飯の時間になったら急に静かになった。」 そんな経験、ありませんか。 それはわがままでも気まぐれでもありません。 前頭前野が、ちゃんと仕事をしている瞬間です。 ________________________________________ 『この繰り返しが、「キレない子」を育てる。』 大ふざけ(動) → 扁桃体が活発になる。 食事や休憩(静) → 前頭前野がブレーキをかける。 この切り替えを、毎日たくさん経験すると 前頭前野が扁桃体にブレーキをかける力が少しずつついていきます。 つまり。 日頃からたくさんふざけて、たくさん笑って、たくさんはしゃいだ子は、ちょっとしたことでキレにくくなっていく。 「キレない子に育てたい。」 そう思うなら、まず大ふざけ・大はしゃぎ・大笑いを、たくさんさせてあげてください。 ________________________________________ 『しかも、親子で一緒にやると、もっといい。』 「子どもを怒りそうになったら、わざとくすぐってじゃれ合い、笑うようにしています。」 そんな声を聞いたことがあります。 実は、これ、とても理にかなっています。 親子で一緒に大笑いすると、親子の仲が深まります。 そして親自身のストレスも発散されます。 怒りそうになっていた気持ちが、笑いの中でふっと消えていく。 子どもだけじゃなく、お母さんの前頭前野も育っています。 親もキレない人になっていく。 ________________________________________ 『あびラボ学園の教室に、笑い声がある理由。』 あびラボ学園の教室は、静かではありません。 笑い声があります。 ふざける声があります。 転げ回る子がいます。 それを見て、「大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれません。 大丈夫です。 その笑い声の数だけ、扁桃体が動いています。 そしてその後の「静かな時間」の数だけ、前頭前野が育っています。 騒がしい教室は、脳みそが育っている教室です。 ________________________________________ 「よくふざけるんです。」 その言葉を、これからは少し違う気持ちで聞けるかもしれません。 ふざけること。笑うこと。はしゃぐこと。 それは、脳みそが元気に動いているサインです。 もちろん、静かに集中するのが好きな子も、別の形で脳みそを育てています。 その子その子の「元気のかたち」があります。 あびラボ学園は、どんな「元気のかたち」もまるごと受け止めながら、一人ひとりの「ねっこ」を育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「うちの子、よくふざけるんです。」 ——脳みそ、育ってます。
教室の毎日
26/08/03 13:51 公開

「怒らなくても伝わる。」

ある日の教室のことです。 おやつの時間が終わって、次の活動に移ろうとしていました。 でも、たいちくん(4歳)は動きませんでした。 「もっとジュース飲む。」 「まだ食べたい。」 だんだん声が大きくなっていく。体が床に向かっていく。 先生は怒らず、急かさず、ただ、そばにしゃがみました。 「まだ飲みたかったんだね。」 たいちくんは、大きな声のまま。 でも先生は、同じ目線で、同じ場所にいました。 急がない。 怒らない。 その場を離れない。 ________________________________________ 少し時間が経ちました。 たいちくんの声が、少しだけ小さくなりました。 先生はそのタイミングで、静かに言いました。 「もう一杯飲みたいときは、『おかわりください』って教えてくれる?」 たいちくんは少し考えて。 「……まだ飲みたい。おかわりください。」 「ありがとう。じゃあ、一緒に聞きに行こうか。」 2人で立ち上がって、もうひとりの先生の所へ歩いていきました。 ________________________________________ 大人はつい、子どもが泣いたり叫んだりすると、急いで止めようとします。 でもその「急ぎ」が、子どもに一つのことを教えてしまうことがあります。 「大きな声を出せば、早く解決する。」 そうではなく、 「言葉で伝えれば、ちゃんと聞いてもらえる。」を体で知ってほしい。 だから私たちは、嵐が過ぎるのを、そばで待ちます。 ________________________________________ 『しつけとは、罰を与えることではありません。』 「足りていないスキルを、一緒に育てること。」 だと、私たちは思っています。 たいちくんは、「もっと飲みたい」という気持ちを持っていました。 その気持ちは、本物です。否定しなくていい。 ただ、その気持ちを「言葉にする」というスキルが、まだ育ちの途中にあっただけです。 怒っても、そのスキルは育ちません。 急かせても、恥をかかせても、育ちません。 穏やかにそばにいて落ち着いたタイミングで、短く伝える。 その繰り返しの中で、少しずつ育っていきます。 ________________________________________ 『癇癪は、少しずつ力を失っていく。』 怒ることで解決しようとすると、子どもは「大きな声」を手放しません。 それが「伝わる方法」だと学んでしまうからです。 でも、穏やかに待ち続けると、子どもはやがて気づきます。 「言葉の方が、ちゃんと届く。」 その日を境に、少しずつ癇癪は力を失っていきます。 一日で変わるわけじゃない。 でも、確かに変わっていきます。 ________________________________________ たいちくんは最近、おやつの時間が終わると自分でコップを片付けるようになりました。 「もっと飲みたい」と思うことは今もあります。 でも今は、こう言えます。 「せんせい、もう一杯、ください。」 その一言が言えるようになるまでに、たくさんの「待つ時間」がありました。 その時間を、私たちはこれからも大切にしていきたいと思っています。 あびラボ学園は、怒らなくても伝わる毎日を、お母さんと一緒に育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「怒らなくても伝わる。」
教室の毎日
26/07/27 20:37 公開

「あれ、今日なんか違う。」—— お母さんからの報告。

先日、3歳のそうた君のお母さんからLINEが届きました。 「先生、ちょっと聞いてください😊」 何があったんだろうと思いながら開くと、こんなメッセージが続いていました。 「今日、夕飯の準備をしていたら、そうたが何も言わずにお箸を運び始めたんです。誰もお願いしていないのに、自分から。 なんか、泣きそうになっちゃいました。 できるようになったことが嬉しいんじゃなくて、自分からやろうと思ってくれたことが嬉しくて……。 うまく言えないけど、あれ、今日なんか違う。そんな一日でした。」 画面越しでも、お母さんの嬉しそうな表情が浮かんでくるようなLINEでした。 私たちは、こういうご報告をいただくたびに思います。 それが、子どもの育ちを実感する瞬間なのかもしれません。 ──── 「できる」と「自分から」は違う。 子どもが「できるようになる」ことは、とても嬉しいことです。 でも、それ以上に心が動く瞬間があります。 それは、「自分からやってみよう。」と思えた瞬間です。 「ぼくやる。」 「これ持つ。」 「手伝う。」 そんな小さな気持ちが、子どもの体を動かします。 教えたから動いたのではありません。 言われたからでもありません。 その子の中に少しずつ育ってきたものが、ある日ふと、外へ出てきたのです。 モンテッソーリ教育には、 「子どもは、自分で育つ力を持っている。」という考え方があります。 だから大人の役割はやらせることではなく、その力が発揮される環境を整えること。 あびラボ学園でも、モンテッソーリ教育の考え方を大切にしながら子どもたちが自分で選び、自分で挑戦し、「できた」を積み重ねられる環境づくりをしています。その積み重ねが、「やらされる」ではなく「やってみたい。」という気持ちを育て、ある日ふと「自分から動く姿」として現れるのだと私たちは考えています。 ──── また別の日には… 後日、そうた君のお母さんから、またLINEが届きました。 「最近、怒る回数が減った気がするんです。」 続けて、こんなことも書かれていました。 「子どもが全部できるようになったわけじゃないんです。でも、なんだか待てるようになってきたというか……。 私自身も、この子はこの子のペースで育っているんだなって思えるようになったのかもしれません。」 子育てが楽になる瞬間は、子どもが何でもできるようになった日ではありません。 お母さんの心に、少し余白ができた日なのかもしれません。 子どもの育ちを見つめ続けるうちに、お母さん自身も少しずつ変わっていく。 それもまた、子育ての中にある大切な育ちなのだと思います。 ──── 「あれ、今日なんか違う。」は、突然やってくる。 子どもの育ちはとても不思議です。 昨日までできなかったことを、今日は自然にやっている。 何がきっかけだったのか分からない。教えた覚えもない。 でも確かに、その子は少し育っている。 その変化は、一日で起きたものではありません。 夢中になって遊んだ日も。 思うようにいかず泣いた日も。 何度も挑戦した日も。 うまくいかなかった日も。 その一つひとつが、その子の中で静かに積み重なっています。 だからある日「あれ、今日なんか違う。」という瞬間が、予告なくやってくるのです。 ──── 毎日は、ちゃんと積み重なっています。 子育てをしていると、 「これでいいのかな。」 「ちゃんと育っているのかな。」 そんな気持ちになる日があります。でも、育ちは毎日見えるものではありません。 見えないところで少しずつ根を張り、ある日ふと、姿になって現れます。 だから私たちは、「今日できたかどうか」だけではなく、 「自分からやってみよう。」という気持ちが育つことを、何より大切にしています。 お母さんが向き合ってきた毎日も。 先生が寄り添ってきた毎日も。 子ども自身が夢中になって遊び、挑戦してきた毎日も。 その一つひとつが、子どもの「ねっこ」になっています。 そして、ある日。 「あれ、今日なんか違う。」 その瞬間は、予告なくやってきます。 あびラボ学園は、その「あれ、今日なんか違う。」が生まれる毎日を、お母さんと一緒に育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「あれ、今日なんか違う。」—— お母さんからの報告。
教室の毎日
26/07/20 14:24 公開

「まだやってない!ぜんぶやってない!」

「遊びの時間が終わりだよ、ご飯だよって言っても、『まだ! まだ!』って聞かなくて。全然切り替えられないんです」 「毎日毎日、同じことの繰り返しで……。いい加減にしてほしいって思っちゃうんです」 お母さんとお話をしていると、こんな声をいただくことがあります。 そうですよね。 大人がどれだけ声をかけても、返ってくるのは同じ言葉です。 「まだやってない」 「ぜんぶやってない」 そんなやり取りをしている間にも、大人にはやることがたくさんあります。 ご飯の準備。お風呂。片づけ。明日の支度・・・ だから、つい言ってしまいます。 「もう十分やったでしょう」 「いつまでやってるの」 「いい加減にして」 けれど、子どもにとっては、まだ十分ではないのかもしれません。 大人には見えていない「続き」が、子どもの中にはあるからです。 ──── 大人には、ただのビーズに見えていた。 ある日の夕方。 4歳のゆいちゃんは、机に向かってビーズを並べていました。 赤、青、黄色。 赤、青、黄色。 お迎えに来たお母さんが、玄関で待っています。先生が声をかけました。 「ゆいちゃん、お母さん来たよ」 けれど、ゆいちゃんは手を止めません。 「まだやってない。ぜんぶやってない」 「今日はここまでにして、続きは明日にしようか」 「だめ。ぜんぶやってない」 お母さんは、少し困った顔で言いました。 「いつもこうなんです。家でも、一度始めたら全然終われなくて」 そして、ゆいちゃんに声をかけます。 「ほら、ゆい。今日はお母さんが迎えに来るからねって言ってたじゃない。帰りにおばあちゃんの家に行くの喜んでたじゃない。もういいよ。帰るよ」 それから先生に向かって、少し申し訳なさそうに言いました。 「先生、すみません」 大人から見れば、ビーズはもう十分に並んでいました。 けれど、ゆいちゃんは、大人と同じ場所を見ていたわけではありません。 ゆいちゃんの頭の中には、完成した形がありました。 「ここまで並べたい。」 「この色まで置きたい。」 「この形にして終わりたい。」 目の前のビーズは、大人にとっては「遊びの途中」。 けれど、ゆいちゃんにとっては、「まだ完成していない作品」だったのです。 ──── 「もう終わり」は、何を終わらせているのか 大人は、時計を見て行動します。 何時までに帰る。何時からご飯を食べる。次の予定に間に合わせる。 けれど、小さな子どもは、時計よりも体験の中を生きています。 「完成した。」 「納得した。」 「できたと思えた。」 子どもにとっての終わりは、時刻ではなく、感覚です。 だから大人が突然、「時間だから終わり」と区切ると、子どもには、途中で自分の世界を閉じられたように感じることがあります。 もちろん、毎回好きなだけ続けさせることはできません。 生活には時間があります。次の人の予定もあります。帰らなければならない日もあります。 大切なのは、子どもの要求をすべて通すことではありません。 子どもの中にある「終わり」を一度見に行くことです。 ──── 子どもの完成図を言葉にしてみる。 先生はゆいちゃんに聞きました。 「どこまでできたら、終われそう?」 ゆいちゃんは手を止め、並べたビーズを見ました。 少し考えてから、指を3本立てました。 「あと3個」 「あと3個並べたら、今日はおしまいにする?」 「うん」 ゆいちゃんは、ゆっくり3個のビーズを並べました。 そして、自分でビーズを箱に戻しました。 大人に無理やり終わらされたのではありません。 自分の中にあった完成図と、現実の時間との間に、自分で折り合いをつけたのです。 これが、「切り替える力」の始まりです。 切り替える力は、言われた瞬間にすぐ動ける力だけではありません。 「自分の気持ちを知る。」 「どこまでやりたいのかを考える。」 「今できる範囲を決める。」 「自分で終わりに向かう。」 そうした経験が積み重なって、少しずつ育っていきます。 ──── 「まだ」の中には、子どもの考えがある。 お母さんは、並べられたビーズを見て、少し驚いたように言いました。 「家では、散らかしてばかりだと思っていました」 「まだやってない」 「ぜんぶやってない」 その言葉だけを聞くと、わがままや、切り替えの悪さに見えるかもしれません。 けれど、その奥には、 「ここまでやりたい」 「こういう形にしたい」 「自分で終わりを決めたい」 という、子どもなりの考えがあります。 子どもは、自分の中にある思いや完成図を、まだ十分に言葉にすることができません。だから、ときどき、 「まだ」 「やだ」 「ぜんぶ」 という強い言葉でしか、自分の中にあるものを表せないことがあります。 あびラボ学園は、その言葉だけで子どもを判断しません。その言葉の奥に、何があるのかを見ます。 今日もどこかで、「もう終わり」「早くして」「いつまでやっているの」と声をかけているお母さんへ。 毎日、子どもの都合に合わせる必要はありません。 疲れる日は、疲れて当然です。ただ、ときどき聞いてみてください。 「どこまでやったら、終われそう?」 その一言で、子どもの中にある世界が少し見えるかもしれません。 あびラボ学園は、その『まだ』の奥にあるものを見ながら、一人ひとりの『ねっこ』を育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「まだやってない!ぜんぶやってない!」
教室の毎日
26/07/14 15:21 公開

「知らないところでも、勝手にどこか行っちゃうんです。」

お母さんからこんな声をいただくことがあります。 「お出かけに行くと、気づいたらどこかへ行っちゃって。目が離せなくて本当に大変なんです。」 「スーパーでも、気になったものを見つけたら、あっという間に走って行ってしまって……。」 「知らない場所でも全然怖がらなくて。気になったらもう止まらないんです。危なくて……これって大丈夫なんでしょうか。」 そして最後に、多くのお母さんが、少し申し訳なさそうにこう付け加えます。 「落ち着きがないのかな、って思って。」 その言葉の中には、心配だけではありません。 「このままで大丈夫なのかな。」そんな不安もあります。 でもその一方で、 「よくそんなところまで気がつくなあ。」 「なんでそんなに夢中になれるんだろう。」 「この子の、このパワーってすごいな。」 そんな気持ちも、きっと心のどこかにあるのではないでしょうか。 だから私たちは、いつもこうお伝えします。 「それは、お子さんの世界が、どんどん広がっている姿なのかもしれませんよ。」 ________________________________________ 『ある休日、公園でのお話。』 そうくん(3歳)のお母さんが、こんな話をしてくださいました。 近所の公園へ遊びに行った日のことです。 最初は砂場で遊んでいました。 せっせと砂山を作っていたかと思うと、ふと顔を上げて、遠くの滑り台を見つけました。 次の瞬間には、もう走っています。 滑り台を何度も滑る。すると今度は、公園の端にある茂みが気になりました。 葉っぱを拾って眺める。その葉っぱに小さな虫がいることに気づく。 虫を目で追っていくと、その先の道が見える。 「あっちも行く!」 お母さんが「ちょっと待って!」と追いかけたときには、もうフェンスの近くまで行っていたそうです。 「本当に目が離せなくて。」 そう話しながら笑うお母さんの表情は、大変だった思い出と、少し誇らしさが混ざっているように見えました。 ________________________________________ 子どもの興味は、次から次へと広がっていきます。 砂場から滑り台へ。 滑り台から茂みへ。 茂みから虫へ。 虫から道へ。 一つ見つけるたびに、また新しい「なんだろう?」が生まれます。 大人から見ると、「落ち着きがない」と見えることもあります。 でも子どもの中では、 「見てみたい。」 「触ってみたい。」 「行ってみたい。」 そんな気持ちが次々と生まれています。 子どもは今、世界を頭で覚えているのではありません。 自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の手で触れながら、「世界ってどんなところなんだろう」と学んでいるのです。 ________________________________________ 『世界を信じているから、進める。』 子どもが知らない場所へ向かっていけるのは、勇気があるからだけではありません。 心の中に、「困ったら戻れる。」という安心があるからです。 「あそこにお母さんがいる。」 「先生が見ていてくれる。」 その安心があるから、少しだけ離れてみる。少しだけ冒険してみる。 そしてまた、戻ってくる。 その繰り返しが、子どもの世界を少しずつ広げていきます。 だから、お母さんが追いかけている時間も、決して無駄ではありません。 「待って。」 「危ないよ。」 「こっちだよ。」 そんな何気ない毎日のやり取りが、子どもの「大丈夫。」を少しずつ育てています。 ________________________________________ そして、冒険のたびに、子どもの中では小さな積み重ねが生まれています。 「行ってみた。」 「見つけた。」 「できた。」 「また行ってみたい。」 その繰り返しが、 「ぼく、できた。」 「わたし、できた。」 という小さな手ごたえになっていきます。 誰かに褒められたからではありません。 自分で見つけて、自分で確かめた経験だからこそ、その手ごたえは、少しずつその子の中に積み重なっていくのです。 ________________________________________ 『「勝手にどこか行っちゃう」の、その先に。』 そうくんは今日も、どこかで新しいものを見つけているかもしれません。 砂場だった世界が、公園になり。 公園だった世界が、街へと広がっていく。 そのたびに、お母さんは追いかけて、「待ってー!」と声をかける。 きっと今日も、同じように。 でも、その「待ってー!」は、子どもの冒険を止めるための言葉ではなく、安心して戻ってこられる場所を伝える言葉なのかもしれません。 だから今日も、どこかでお子さんを追いかけているお母さんへ。 その一歩一歩は、決して遠回りではありません。 お母さんが追いかけた分だけ、子どもは安心して世界を広げていきます。 その背中を追いかける毎日が、いつか、お子さんの「もっと知りたい。」につながり、「やってみたい。」につながり、「できた。」につながっていきます。 あびラボ学園は、そんな一歩一歩に寄り添いながら、子どもたちの「ねっこ」を育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「知らないところでも、勝手にどこか行っちゃうんです。」
教室の毎日
26/07/06 17:19 公開
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