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遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園のブログ一覧

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子どもの「伝えたい」と、大人の「伝えたい」

前編・後編でお話ししてきたこと、覚えていますか? 言葉は、覚えたから使うのではありません。 「伝えたい」が先にあって、その後から言葉が育っていく。 子どもたちは今日も、自分だけの宝物を見つけながら、「みてみて!」が生まれる瞬間を準備しています。 でも、少しだけ考えてみてください。 子どもに「ちゃんと言いなさい」と伝えたいとき、 大人の言葉は、ちゃんと伝わっているでしょうか。 「早くして!」 「何回言ったらわかるの!」 「ちゃんと聞いて!」 本当は怒りたいわけじゃない。 本当は伝えたいだけ。 でも気づくと、今日も同じ言葉を繰り返している。 そんな日もありますよね。 実はここにも、子どもたちと同じことが起きています。 大人もまた、「伝えたい」が強くなるほど、 うまく言葉にならなくなることがあります。 「焦り。」 「心配。」 「不安。」 「期待。」 「愛情。」 たくさんの気持ちが混ざり合うからです。 私たちはつい、 「もっと頑張らなきゃ」 と思ってしまいます。 でも子育ては、頑張る量を増やすことでラクになるとは限りません。 少しだけ伝え方を変える。 少しだけ受け取り方を変える。 それだけで親子の会話が驚くほど変わることがあります。 「言い方を少し変えただけで、子どもの反応が全然違ってびっくりしました。」 「なんだか最近、前よりラクです。」 そんな声をいただくこともあります。 子どもの「伝えたい」を育てること。そして、大人の「伝えたい」を届けること。 実はこの二つは、とてもよく似ています。 子どもを変えるためではなく、親子の毎日を少しラクにするために。 そんなヒントを一緒に学ぶお茶会を開催します。 子育ての「頑張る」より「コツ」 ママのためのリフレッシュお茶会 全国を駆け回る親業インストラクターのドリー北村先生と、延べ7,000人以上のカウンセリング実績を持つ丸山久美子先生をお迎えし、明日からすぐ使える「伝え方のコツ」をお話しいただきます。 日時 2026年6月27日(土)13:00〜15:30 会場 デイサービスさくら大学(帯広市西16条南5丁目19-2・駐車場あり) 参加費 500円(ワンコイン) 定員 30名(先着順) 対象 お子さんの発達が気になる保護者・支援に関わる先生方 お申込み あびラボ学園ホームページ記載の電話番号からご予約ください。 持ち物は、あなたの笑顔だけ。 子どもの「伝えたい」を育てながら、お母さん自身の「伝え方」も少しラクになる。 そんな午後をご一緒できたらうれしいです。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/子どもの「伝えたい」と、大人の「伝えたい」
研修会・講演会
26/06/22 11:33 公開

後編——「みてみて!」は、どこから生まれるの?

『子どもの頭の中は、今日も大忙し。』 〜頭の中の小人たちのお仕事の話〜 子どもが話さないと、 「まだ分かっていないのかな?」 「興味がないのかな?」 と思うことがあります。 でも実際は、その逆かもしれません。 子どもの頭の中では、今日もたくさんの小人たちが大忙しです。 幼児期の子どもたちは、とにかく外の世界を吸収しています。 「音。」 「色。」 「形。」 「匂い。」 「感触。」 「人の表情。」 大人が見過ごしてしまうような小さな変化も、子どもにとっては大発見です。 そして脳の中の小人たちは、子どもが集めてきたたくさんの情報の宝物を整理するのに夢中です。 「これ、なんだろう?」 「前にも見たかな?」 「なんだか面白かったな」 「もう一回やってみたいな」 「これは覚えておこう。」 そんなふうに、一生懸命仕分けをしています。 でも情報の宝物は次から次へと運ばれてきます。 だから整理はなかなか追いつきません。 小人たちが整理に夢中なうちは、言葉はまだ出口を見つけられないのです。 「お話してくれないな」と感じる時間も、分かっていないからではなく、実は頭の中ではたくさんのことが起きていて、今まさに小人たちは一生懸命整理整頓中で大忙しなんです。 『大人は何をしたらいいの?』 そう思う方もいるかもしれません。 大人は何をすればいいか。 実は、たくさん教えることではありません。 子どもが見つけた宝物に、そっと名前を置いてあげることです。 「ダンゴムシだね」 「丸くなったね」 「速いね」 「大きいね」 すると子どもの中で、「体験と名前」が少しずつ結びついていきます。 子どもにとって、名前のない体験はまだ"ぼんやり"のままです。 だから言葉は教え込むというよりも、「体験した世界に名前がついていくこと」で増えていきます。 『「みてみて!」が生まれる場所』 あびラボでは言葉だけを追いかけません。 「まずは遊ぶこと。」 「感じること。」 「発見すること。」 「心が動くこと。」 それを大切にしています。 そしていつか、 「みてみて!」 「聞いて!」 「おもしろいよ!」 そんな気持ちが生まれたとき、 言葉は自然とその後ろからついてきます。 子どもは言葉を覚えたから「みてみて!」と言うのではありません。 「みてみて!」が生まれたから、言葉を使うようになるのです。 あびラボは今日も、その子だけの「みてみて!」を大切に育てています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/後編——「みてみて!」は、どこから生まれるの?
教室の毎日
26/06/15 15:45 公開

「うちの子、なかなか話さないんです。」——前編

「うちの子、なかなか話さないんです」 見学やご相談の場で、よくいただくお話があります。 「言葉が遅くて…」 「伝わらないとすぐ怒ってしまうんです…」 「お友達とのやり取りがうまくいかなくて…」 実際、言葉で表現することが難しいと、 「叩く」 「つねる」 「蹴る」 「泣く」 「癇癪を起こす」 そんな形で気持ちを表現することもあります。 だからお母さんたちは不安になります。 「このままで大丈夫なのかな。」 「お友達と仲良くできるのかな。」 そんな気持ちになるのも自然なことだと思います。 でもあびラボでは、少し違う視点で子どもたちを見ています。 もしかすると、足りないのは言葉ではないのかもしれません。 ________________________________________ 『そもそも言葉って何だろう?』 言葉は何のためにあるのでしょう。 実は、自分ひとりで十分に楽しめているとき、人はあまり言葉を必要としません。 「虫を見つけた。」 ⇩ 「虫を観察。」 ⇩ 何かを発見。また次の発見。次の発見から、またその次へ。 ⇩ 「楽しい♪」 子どもたちはそんなふうに世界を探検しています。 目の前の出来事が次々と新しい発見につながり、気づけば夢中です。 だから没頭します。 だから話さないこともあります。 話すことよりも、今は知りたいことの方がたくさんあるからです。 だから言葉はいりません。 でも、 「みてみて!」 「おもしろいよ!」 「いっしょにやろう!」 そんな気持ちが生まれた瞬間、言葉が必要になります。 見つけた世界に向いていた興味が、人へ向き始める瞬間です。 そのとき初めて、言葉が必要になります。 言葉は覚えたから使うのではありません。 誰かと共有したくなったときに育っていくもの。 そして、もう一つ大切なことがあります。 「ちゃんと言いなさい」 と言われると、大人でも少し緊張します。 だから「ちゃんと言わなきゃ」と思うと、人は意外と言葉が出にくくなります。 「これで合っているかな。」 「間違っていないかな。」 「伝わるかな。」 そんな不安が先に立つからです。 でも、 「みて!」 「きいて!」 「すごい!」 は違います。 正しい日本語かどうかなんて考えていません。 とにかく伝えたい。 だから言葉になるのです。 時には宇宙語かもしれません。 身振り手振りかもしれません。 それでも子どもは一生懸命伝えようとします。 言葉を育てるのは、「言わなきゃ」ではなく、「伝えたい」なのかもしれません。 次回は後編。子どもの頭の中で毎日起きている"大忙しなお仕事"のお話です。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「うちの子、なかなか話さないんです。」——前編
教室の毎日
26/06/08 15:53 公開

「イヤだーー!」が止まらない。 癇癪だけど癇癪だけではない—

「うちの子、すぐ癇癪を起こして……お友達できるのかな」 そんな不安を抱えているお母さん、いませんか? あびラボでも、そういう場面は毎日のようにあります。今日はそのうちのひとつを、お話しさせてください。 『あの日の出来事。』 遊びに夢中になっていた4歳のゆうくん。 そこに「片付けの時間だよ」という声がかかりました。 「まだ遊びたい!」という気持ちが、どんどん大きくなっていく。 手にしていたおもちゃを思わず放り投げて、「イヤだーーー!」という大きな声が部屋中に響きました。 でもそのとき、周りにいたお友達はどうしていたと思いますか? 気にせず自分の遊びを続けている子。 少し距離を置いてそっと見ている子。 先生に「ゆうくんが怒ってる」と伝えに来る子。 それぞれでした。 誰も責めない。誰も笑わない。 ただ、それぞれが、それぞれでいる。 『教室の空気は、崩れていませんでした。』 ゆうくんはその空気を、全身で感じていたんだと思います。感情を思いっきり声に出して、体で表現しきったあと——少し落ち着いて、周りを見渡しました。 みんな、いつもと変わらずそこにいる。 そのときゆうくんは、自分から深呼吸を始めました。だれかに言われたわけじゃない。自分で戻ってきたんです。 そして最後には「やっぱりみんなと一緒がいい」と思えた。その気持ちも、自分の中から出てきたものでした。 癇癪は、育ちのサインです。 「イヤだ!」と全身で表現できるのは、自分の気持ちをちゃんと持っている証拠です。それを外に出せるのも、実はすごいこと。 そしてその後、自分で深呼吸して戻ってきた。これは「感情をコントロールする力」がまさに育っている瞬間です。 最初からうまくできる子なんていません。こういう場面をくり返しながら、少しずつ身につけていくものなんです。 『子ども同士の中で育つもの。』 「癇癪を起こす子って、お友達できるのかな」——その不安、すごくわかります。 でもゆうくんが自分で戻ってこれたのは、大人が声をかけたからじゃありませんでした。お友達がそこにいたから、場の空気が崩れなかったから——それがゆうくんの「戻りたい」という気持ちを引き出したんだと思っています。 感情のコントロールって、静かな場所でひとりで練習するものじゃないんですよね。「ざわざわした日常の中」で、「いろんな子がいる場所」で、もまれながら育っていくもの。子ども同士だからこそ学び合えることが、たくさんあります。 『癇癪だけど、癇癪だけじゃない。』 あの「イヤだーーー!」の中に、ゆうくんの育ちがありました。 あびラボ学園は、そういう場面をまるごと受け止めながら、一人ひとりの「ねっこ」を育てていきたいと思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「イヤだーー!」が止まらない。 癇癪だけど癇癪だけではない—
教室の毎日
26/06/02 13:12 公開

「あ・そ・び」って、なんだろう。—— あびラボ流、遊びの話。

「あそび」って、なんでしょう。 楽しいこと?好きなことをやれる時間?思いっきり発散できる時間? それ、全部正解だと思います。 でもあびラボ学園は、もう少しだけ欲張りに考えています。 遊びは、子どもにとって本気の仕事でもある、と。 「あ・そ・び」の3文字に、あびラボの考え方を込めてみました。 あそびの『あ』は 「あっ!」と気づくこと。 砂場で穴を掘っていたら水がにじみ出てきた。転がした石が坂でどんどん速くなった。枝を引っ張ったら葉っぱがバラバラ落ちてきた。 ——「あっ!」って、誰かに教えてもらうものじゃないんですよね。自分の体と感覚が、勝手に見つけてくれるもの。あびラボでは、その「あっ!」が毎日あちこちで起きています。 あそびの『そ』は 「そこ!それ!」と決めること。 気づいたら、次は自分で選びます。もう一回やってみる?違う方法にする?今日はやめとく? あびラボには「こうしなさい」という正解がありません。「どうしたい?」が出発点です。自分で決めた小さな経験が、次の「あっ!」への勇気になっていくんです。 あそびの『び』は びっくりするほど、自分で学ぶ。 「あっ!」と気づいて、「そこ!」と決めて、くり返す。その積み重ねの先に、大人がびっくりするような成長があります。 教えたわけじゃない。でも、できるようになっている。——それがあびラボで毎日起きていることです。 あびラボにはこんな言葉があります。 「遊びのない学びはない。学びのない遊びはない」 グラウンドを見ていると、毎日それを実感します。 グラウンドでは今日も、泥だらけの子、木の枝を持って走る子、ただ空を見上げている子、うまくいかなくて泣いている子、ひたすら同じことをくり返している子——それぞれが、自分だけの「あ・そ・び」を積み重ねています。 誰も同じことをしていない。それでいい。そのひとつひとつが、その子の「ねっこ」になっていくんだとあびラボは思っています。

遊びと学びの冒険ラボあびラボ学園/「あ・そ・び」って、なんだろう。—— あびラボ流、遊びの話。
教室の毎日
26/05/20 18:47 公開
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