今日は、前回に引き続きLITALICOジュニア溝の口教室で行っている支援について紹介させていただきます。
LITALICOジュニアでは、お子さま一人ひとりに合った支援をお届けするために「個別支援計画」を作成しています。日々のお子さまのご様子や、お聞き取りした親御さま・お子さまの願いと困りを参考に個別の計画を立てていきます。
さらに、ご希望をいただいた場合には「関係機関連携」として、通園されている保育園や幼稚園でのご様子をLITALICOスタッフが見に行くことも可能です。スタッフが行くことによって、LITALICOやご家庭内とは違う”園”でのお子さまのご様子や、園の先生方にお聞きした情報を盛り込んだ支援計画の作成を行うことができます。
例えば、関係機関連携での訪問によって実際に見られたケースとしては、
①園でのお友達とのやり取りで、気持ちを伝える手段を持っていないためコミュニケーションが取りづらく困っている。
②困っていることを自分なりに発信しているが集団の中では気づいてもらいにくい。
等がありました。連携を行った後は、集めた情報を元にお子さまに合った手立てを考えていきます。一例ではありますが、①②のような困りであれば、指導内で気持ちや要求を相手に伝わる手段で発信することを目標に置き、さらにスモールステップをつくって練習を重ねていくといった流れになります。
加えて、支援計画作成以外にも、継続的にお子さまが通っている園にお伺いしてお子さまがより過ごしやすい環境をつくることを目的とした「保育所等訪問支援」といったサービスもあります。
こちらは上記の関係機関連携よりも訪問の日数が多くなっており、普段園で過ごしているご様子・困りごとをご家庭、園、LITALICOで共有することができます。過ごしやすい環境づくりの他、定期的に観察させていただいているため、お子さまの様子をより指導に反映させやすいといったメリットがあります。基本的には小学校への移行支援となっており、小学校への就学後も定期的にご様子を見に行かせていただいています。※年長さんが優先となるため、ご希望をいただいてすぐに開始できない場合がございます。
まとめると、
★関係機関連携→頻度は半年に1回。情報を「個別支援計画」の作成に反映させることによって、よりお子さまに合った指導づくりをすることができる。
★保育所等訪問支援→頻度は月に1~2回。小学校への移行支援を目的とした園への訪問。園や小学校においてお子さまが過ごしやすい環境づくりを進める他、困りごとを減らす手立てを考えてLITALICOで練習することができる。
ご不明な点がある方、興味を持っていただけた方は、ぜひwebサポートやお電話でのご連絡をお願いいたします。スタッフ一同お待ちしております!
サービスについて~「関係機関連携」と「保育所等訪問支援」~
教室の毎日
22/09/07 12:51