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可逆(カギャク)

教室の毎日
普段耳にすることが少ない言葉ですが、子どもの発達にとっては大事なキーワードになります。
「可逆」は一般的には、元に戻れるものを「可逆性がある」と言い、戻れないものを「不可逆」と使ったりします。なので年齢は不可逆です。
子どもの成長で分かりやすいのは、仰向けから右、または、仰向けから左への一方向の寝返りで力を蓄えて、仰向け(中心軸)を超えて左から右、右から左への寝返りの可逆を身に付けます。微笑ましい成長の目安ですね。
砂や水をコップにすくってお椀にこぼすだけの繰り返しなら一方行のいわば不可逆なあそびですが、「すくってお椀に入れる⇔入れたお椀から再びコップに戻す」のは可逆のテクニックです。そこには、成長のものさしで6カ月のひらきがあります。何かが欲しい時の指さしは「要求の指差し」(一方向)ですが、「○○はどれ?」と聞かれて指さしで応えることができるのは、自分の要求だけでなく相手の要求にも応えきるので「可逆の指差し」と表現します。使いにくい表現ですが、一言で状態を表せる便利さがあります。時間の観念が身について、約束の時間から逆算して行動を起こすのも可逆です。目標に向かって計画を練るのも可逆のはたらきです。「○○の前に○○しましょう」は、可逆の観念を身につける大切な課題ですが、これらを可能にする基礎力(レディネス)を整えることが欠かせません。可逆とレディネスの関係についてはまた別で紹介をしたいと思います。
このように、右と左、先と後、結果と手段など、2つのものどちらの方からでも対処できるようになることで、生活はとても応用的になります。ボールのやり取り、往復のあるゴール、位置を回転させた型はめ、生活ルーティンの順序の入れ替え…など、可逆はこどもの各ステージの生活やあそびの中に根づいています。こども達が可逆を使いこなしている雄姿をあなたも発見して楽しんでみませんか。

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