対応していたはずが…親の「二次パニック」予防に必要な視点とは?

ライター:くろろ
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何かの拍子に子どもがパニックになった時、対処の仕方が判らずに親である自分がパニックになるっていうことありませんか?私の周りでは、その現象を『二次パニック』と呼んでいます。最近、子どものパニック自体も減りましたが、私もパニックになる回数が減った気がします。今回は、それは、なぜか、少し考えてみることにしました。

突然やってくる息子のパニック

現在4年生の息子は、2歳から6歳ころまでは、嫌なことに遭遇すると大泣きしてパニックに陥いる事が度々ありました。

・汚れた服を脱がしたとき
・お風呂で髪を洗ったとき
・焼いたケーキを切り分けようとしたとき

などなど…。
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親の私からすると、ほんの些細なことなのですが、息子は思い込みが激しいところがあり自分の想像と違うことが起きると許せなかったのかもしれません。

もちろん予防できる場合もあるのですが、大概は予想しない時にパニックを起こすため、いつパニックになるかわからない辛さがありました。

強めに注意してみたり、祈る気持ちでなだめてみたり。

外出先でパニックを起こされた時には周りの目も気になり、その場に居る事も辛くこちらが泣きたいと思ったものです。 

わたし自身の動揺…名付けて「二次パニック」!

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泣きすぎてなぜ泣いているかもわからない状態の息子。

そんな息子に、声を上げて叱るのを止められなかった時期がありました。

・手が出る
・物にあたる
・子どもが悲しくなるであろうことを、あえて言う

してはならないと思っていても、自分では止められず、状況は悪くなるばかりでした。そして、全てが収まった時には激しい嫌悪感が残るのでした。

今思えば、あれは『二次パニック』とでも言うべき状態でした。冷静に考えると、強く叱っても大声を出しても、何の解決にもならないことくらい、よくわかっているのに止められないのです。

息子と私の変化

そんな二次パニックも、今では少しずつ減ってきました。

一番の原因は、息子自身が成長したからだと思います。

息子自身、日々沢山の経験を重ねて、見通しを持てるようになりました。

泣いたり怒ったりしても、問題の解決に繋がらないということ。『まぁ、いっか!』と他の方法を考えたり、少し我慢した方が良いこともあるということを覚えました。少しですが、周りの人間の様子が目に入るようになってきたかもしれません。
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そして、私自身も成長した気がします。

自分がパニックになりそうな状況になった場合に、『一呼吸して頭を冷やす』『その場を離れる』という手段を覚えました。
 
息子のパニックの最中に、『ママが家を出ていく!』と言って、夫や長男(小6)に任せて、家を飛び出し近所をぶらついていたこともあります。
 
これは、息子にも私にも有効でした。急に母親がいなくなり息子はクールダウンできたようですし、私自身冷静になることができたのです。
次ページ「3つの視点で考えよう」

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