アンテナが敏感。それゆえ味わえる幸せも、あるんです。

変化に敏感だからこそ、感じられる幸せがあります。

変化を好まないわたしたち親子。
一昨年の秋、わたしが飲食店へ勤務することが決まった時の息子との忘れられない会話があります。


わたし:「ねえハル、わたしのお仕事が始まったら、過ごし方を変えていかなくちゃならない。どうしても変わってしまうと思うの。ハルはこれからどんなおうちにしていきたいかな?」

ハル:「あ、そうか。お出かけする時間も変わるからねえ……

考え込む表情で黙り込み、ややあってから「あ!」と目を輝かせました。

ハル:「お花を飾るおうちにしようよ!前にお花を飾ったとき、お部屋がとっても素敵になったでしょ。のん、とっても楽しそうだった。ハルもとっても楽しくなったよ!わくわくするんだけどね、ゆっくりできるの。だからお花を飾るおうちにしたい!」

そんな些細な変化さえ、敏感。
これまで部屋に飾ったことがある花は、道端で摘んだ花やご近所の方に頂いたもの。いずれも素朴なものばかり。
小さな変化も敏感にキャッチできるからこそ、息子は覚えていて、そしてその変化を味わえていたのです。

ハル:「どうかな?」

わたし:「うん、とってもいい考え。わたしもそうしたい。そうしよう!」

ハル:「うん!」

わかるよ。わたしも同じだもん。

変化や刺激に弱い親子だからこそ、小さな変化に気づけて、そして噛み締められる幸せが、あるんですよね。

小さな花の色や季節の香りに、いちいちはしゃいだり笑ったり。
そんな感覚も大切に、これからもハルと二人、暮らしていきたいと思っています。
ガスコンロも変えちゃダメ!変化に敏感な息子と私が噛みしめる幸せの画像
Upload By 鈴木希望

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。