どう伝える?親が学ぶ「子どもへの性教育講座」で気づいたこと
ライター:kaoru
昨年、親のための障害児性教育講座を企画しました。自らも受講してみて目からウロコ。実は自分も知っているようで知らないことがたくさんありました。
息子の困った行動に、どう対処していいのかわからなかった
性に関する知識や情報をわが子にどう伝えるのか、という事に悩む保護者は多いのではないでしょうか?
わが家の長男は発達障害があるのですが、2歳ごろに駅などで見知らぬ女性の足を触ってしまうことがありました。女性のストッキングの手触りにこだわりがあったからです。
その後も、人前でも平気で服を脱ぐ、ズボンの中に手を入れる、異性に近づきすぎるなど、子ども本人は悪気がなくても、周囲からすると性に関する困った行動、というのが減ることはありませんでした。
発達障害の特性から、人との距離感や、暗黙の了解などを感覚的に学んでいくのが難しいところもあり、
性に関する知識はどう説明すれば良いの?
ただ止めさせるだけで良いの?
すこし様子を見たほうが良いの?
と、さっぱり分からず、私は混乱していました。
私が運営する発達障害児親の会のスタッフの提案もあって、障害児性教育講座を企画しました。
保護者が学ぶ、「障害児のための性教育」です。講師は特別支援学校の元教員にお願いしました。
わが家の長男は発達障害があるのですが、2歳ごろに駅などで見知らぬ女性の足を触ってしまうことがありました。女性のストッキングの手触りにこだわりがあったからです。
その後も、人前でも平気で服を脱ぐ、ズボンの中に手を入れる、異性に近づきすぎるなど、子ども本人は悪気がなくても、周囲からすると性に関する困った行動、というのが減ることはありませんでした。
発達障害の特性から、人との距離感や、暗黙の了解などを感覚的に学んでいくのが難しいところもあり、
性に関する知識はどう説明すれば良いの?
ただ止めさせるだけで良いの?
すこし様子を見たほうが良いの?
と、さっぱり分からず、私は混乱していました。
私が運営する発達障害児親の会のスタッフの提案もあって、障害児性教育講座を企画しました。
保護者が学ぶ、「障害児のための性教育」です。講師は特別支援学校の元教員にお願いしました。
講座は驚きの連続でした
実は私も保護者むけの性教育講座は初めてで、講師の言葉にはじめは驚いて声も出ないほどのカルチャーショックでした。
講師は、子ども達の行動について、こんな風に話してくれました。
「自分の体は自分のものだから触ってはいけないところはありませんよ。
自分の体は、全身、どこを触っても自由です。
ただ、私たちの文化として人前で触ってはいけないところがあるので、それはきちんと言葉で伝えましょう。」
「マスターベーションは悪いことではありません。
でも、人前でしないように適した場所や後始末までしっかり教えましょう。」
そして、子どもへの伝え方の具体例として、
「水着で隠れる部分は人前で見せたり触ったりしてはいけないだけでなく、他人の体もその部分は見たり触ったりしてはいけません。」
「異性との距離は手を伸ばして届かないところで話し、触らないようにしましょう。」
と、子ども達もイメージしやすいフレーズを教えてくれました。
良いことと悪いことをわかりやすく説明してくれる先生の言葉に、
ありふれた言葉で説明するだけじゃなく「性に関する伝え方」そのものを親はきちんと学ぶ必要があるのだな、と改めて講座の意義を感じていきました。
講師は、子ども達の行動について、こんな風に話してくれました。
「自分の体は自分のものだから触ってはいけないところはありませんよ。
自分の体は、全身、どこを触っても自由です。
ただ、私たちの文化として人前で触ってはいけないところがあるので、それはきちんと言葉で伝えましょう。」
「マスターベーションは悪いことではありません。
でも、人前でしないように適した場所や後始末までしっかり教えましょう。」
そして、子どもへの伝え方の具体例として、
「水着で隠れる部分は人前で見せたり触ったりしてはいけないだけでなく、他人の体もその部分は見たり触ったりしてはいけません。」
「異性との距離は手を伸ばして届かないところで話し、触らないようにしましょう。」
と、子ども達もイメージしやすいフレーズを教えてくれました。
良いことと悪いことをわかりやすく説明してくれる先生の言葉に、
ありふれた言葉で説明するだけじゃなく「性に関する伝え方」そのものを親はきちんと学ぶ必要があるのだな、と改めて講座の意義を感じていきました。
性と向き合うことは「命」と向き合うこと
講座の最後は、学校の性教育の授業で使っている紙芝居でした。
人はどうやって生まれてくるのか?受精から誕生までの、お手製の紙芝居。
学校では、「●●先生の赤ちゃんは、今こんな状態だと思うよ。あと2ヶ月したらこうやって赤ちゃんが出てくるのよ。」
と、妊娠中の先生に参加してもらうこともあったそうです。
支援学校の授業では、大掛かりな胎盤をつくり、赤ちゃんがどうやって生まれて来たか実際に体験できるようにした、というお話も聞きました。
実際の授業の内容を聞くことで、子どもの性教育とはいえ「性」に向き合うって、「命」に向き合うことなんだな・・と、理解できました。
人はどうやって生まれてくるのか?受精から誕生までの、お手製の紙芝居。
学校では、「●●先生の赤ちゃんは、今こんな状態だと思うよ。あと2ヶ月したらこうやって赤ちゃんが出てくるのよ。」
と、妊娠中の先生に参加してもらうこともあったそうです。
支援学校の授業では、大掛かりな胎盤をつくり、赤ちゃんがどうやって生まれて来たか実際に体験できるようにした、というお話も聞きました。
実際の授業の内容を聞くことで、子どもの性教育とはいえ「性」に向き合うって、「命」に向き合うことなんだな・・と、理解できました。