お手本は愛犬と本!独自の方法でコミュニケーションを学んだ息子

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理解できない言動に出会うと、パニックを起こしていた息子。そんな息子がある日、絵本をきっかけに変わっていったのです。嬉しくも驚きのこの成長を、みなさんにご紹介します。絵本には、こんな力もあるんですね。

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静かな時間を過ごすために始めた読み聞かせ

アスペルガー症候群の息子は幼いころから本が大好き。

多動でじっとしているのが苦手でも、絵本を見ると止まっていられるのです。
私にとって絵本はなくてはならない子育ての大事なツールでした。

我が家には400冊以上の絵本や児童書があります。
親子のスキンシップや情緒教育のためというよりは、静かな時間を過ごすために集めた本の数々。

しかし何百回、何千回と読み聞かせるうちに、絵本は思いもよらない力を息子に与え始めたのです。

一番最初、コミュニケーションのお手本は〇〇だった

息子は社会性がなかなか身に着かず、コミニケーションは苦手。
なかでもコミニケーションを「人の言動から学ぶ」というのは特に難しようで、集団に適応することは本当に大変でした。
理解しがたい言動をする人に出会うと怒ったり威嚇したり、そして時にはパニックになったり…。

今は笑い話ですが、学校でパニックを起こした挙句、犬のように感情を表す息子の姿がありました。
なんと、彼がコミュニケーションの手本にしたのは我が家の犬だったのです。
人よりずっと簡潔な感情表現をする犬から学び、怒ったり喜んだり。

どうすれば良いのか分からず、考えても考えても解決の糸口は見えなくてあの頃は本当に悩みました。

そんな息子がコミニケーションを理解しはじめたのは小学校3年生のころ。
私たちが思いもよらない意外な方法で彼は「自分なりの理解」を進めていったのです。

息子が他人の気持ちを解釈しはじめたのは…?

その頃から、理解しがたい言動をする人に出会う自分が過去に読んだ本の中から類似するキャラクターを探すようになったのです。

本は、発言だけでなく、その言葉の意図や周囲の反応まで描かれています。
誰かの理解しがたい言動も、過去に読んだストーリーに当てはめて、他人への理解を深めていくという独自の方法に辿り着いたのです。

そのツールは絵本や本だけにとどまらず、漫画、アニメ、映画にまで…。

ただ、同じキャラクターが全く違う一面を見せたときは、戸惑っていました。息子は、同じキャラクターが良い人になったり意地悪な人になったりするのが理解しがたいのです。

それでも、「アニメのジャイアンは意地悪だけど、映画のジャイアンはいい人だったなぁ」と、実際に二面性を持つキャラクターに当てはめて人の多面性を解釈していきました。

特に「ドラえもん」は当時の息子と同世代。ずいぶんと助けられましたね。

楽しみ方は子どもに合わせて

私は「親子で静かな時間を過ごしたい」、ただそれだけで、読書を促していました。
もしかしたら、この干渉のない自由な読書が、息子独自の学び方に出会ったキッカケなのかもしれません。

もちろん、この変化には絵本だけでなく療育や年齢など様々な要素があるでしょう。
この学び方も、発達障害児の特性のひとつなのかもしれませんし、外から見ている私には分からない何かがあるのかもしれません。

楽しみ方はお子さんに合わせて絵本の世界に触れてみてはいかがでしょう。絵本はきっと、何かしらの学びを与えてくれると思いますよ。

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