家族全員「癇癪」に怯えていました。息子の本当の気持ちを知るまでは…

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発達障害の特性の1つである、こだわりの強さと切り替えの苦手さ。息子もこだわりが強く思い通りに進まないと癇癪を起こす日々が続きました。ですが、息子の一言で癇癪に困っているのは本人も一緒だと知り…

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家族全員が怯えていた、息子の癇癪

息子の発達障害に気づいた一つのきっかけは、彼の「こだわり」の強さでした。

おもちゃの見本をみせるなど、絶対に出来ませんでした。
なぜなら、「見本通り」に出来ない場合、おもちゃを部屋中に投げて暴れるのです。

そのこだわりは食べ物から飲み物まで多岐にわたりました。

一度こだわりが発動すると、もはや誰にも彼を止めることができません。彼のこだわりが叶わないと分かれば、大暴れ、大泣きをし始めます。なだめても、何時間でも泣き続けるのでした。

いつしか、家族全員が彼のこだわりに怯えるように。「いつ発動するか分からない地雷」のように思えてなりませんでした。
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癇癪をおこす息子の本当の気持ち

癇癪を起こし始めると止まらない息子ですが、1時間ほど絶叫した後は何かがきっかけでケロッと泣き止むことがあるのです。

きっかけは様々でした。
好きなテレビ番組が始まった、近所のおばさんが話しかけてきた、家の前を救急車が通った、お腹がすいた、など…。

そして冷静になった息子は茫然とし疲れきった家族を見上げて「また僕キーキーッ!てなっちゃったの。ごめんなさい…」と言うのです。

キーッキーッと癇癪をおこしている状態のときは、自分もとても苦しいと教えてくれました。
どうすれば止められるのか分からず、誰かにはやく助けて欲しい、そう思っているのだと。

それを聞いて

「一番苦しいのは本人ではないか」

そう思いました。
こだわりにとらわれてしまい、本人もどうしようもないのだ、と。

本人が一番苦しんでいるからこそ

こだわりは、その子にとって大切なものです。大切だから、こだわっているのだと思います。

不安が高まったときに、そこに逃げ込むことで気持ちを落ち着かせているのです。
ですから、こだわりを無くそうとするのではなく「とらわれず、気持ちを切り替えられる」ことを大切にしています。

息子のこだわりが見えたときには、

「そっか、とても素敵だね。こんな風にも出来るんじゃないかな?」

と、こだわりを尊重しながら、少しずつ他のやり方にもトライできるように接しています。
私の提案を受け入れてくれたときは、「キーってならずに一緒に楽しめたね。偉かったよ!!」と思い切り褒めています。

このコミュニケーションを繰り返しながら、癇癪を起こして苦しんでいた息子は、大きく変わっていきました。
気持ちの切り替えが素早くできるようになり、自分のこだわりと他者の提案の両方を大切にできるようになっていったのです。

何かにこだわる事そのものが悪いわけではないのです。
否定するのではなく、子ども本人が苦しんでいることを見つけて、取り除くことが出来るといいなと思っています。
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