怒ると逆効果?!どうしたらいい?「謝れない」ときの対応

ライター:GreenDays

子どもがなかなか素直に謝らない、とお悩みのご家庭も多いと思います。ご多分に漏れず、わが家も頭を悩ませていました。

子どもに「ごめんなさい」と無理に言わせるのは、何か違う気がする

私の息子は、うっかり失敗したり、お友だちと喧嘩した時に、なかなか自分から謝ることができません。

とはいえ、誰かに嫌な思いをさせてしまった場合は、きちんと謝るべきです。子どものうちから「ごめんなさい」を言う習慣を身につけておかないと、いつまでたっても言えるようにならない気もします。

そんななか、息子から「ごめんなさい」を無理やり引き出しては険悪なムードのまま時間が流れてしまうことが多々ありました。

息子は、

「イヤだ!僕は悪くない!僕だって嫌な思いをしたんだ!」「ごめんなさいっ!!!でも、〇〇ちゃんだって悪い!」

と怒りながら泣いていましたが、いつしか「知らない。僕はやってない。相手が嘘をついているだけだ。」とシラを切るようになり、パニックを起こし事態の収集がつかなくなることが増えていました。

「ありがとう」は素直にいえるのに、どうして「ごめんなさい」は言えないんだろう?

息子に聞いてみると、

「ごめんなさいと言ったら負けを認めることになる。」

「ごめんなさいと謝っても、今度は『何が悪かったの!?』ってけっきょく怒られるから言いたくない。」

と言うのです。

確かに、言ってもどうせ怒られるんだったら、なんとか逃げたいと思う。
先に謝って、悪いのは自分だけと思われるのは確かに心外。

息子の気持ちはわかりましたが、「うちでは『ごめんなさい』を無理やり言わせない方針なんで失礼します」というわけにもいきません。

「ごめんなさいの定義」について、息子と一緒に考えてみたところ

さあ、どうすればいいだろう。少し考えて私は息子にこんな話をしてみました。

私「ねぇ、朝会った人には何て声をかける?」

息子「おはよう!」

私「褒めてもらったり、プレゼントをもらった時は?」

息子「ありがとう!」

私「そうだよね。それって、いちいちすごく考えて言ってる?」

息子「そんなことないよ。だって挨拶だもん。いちいち考えなくても自然に出てくるよ。」

私「そうだよね。朝起きて会った人に、

『今日はお空がとってもきれいな青色ですね。昨日の夜から今日は晴れるんじゃないかな~と思っていたんですよ。雲1つなくて本当に気持ちがいいし、予想通りで嬉しいです~!そんなこんなで、おはようございます!』

なんて、言わないよね。」

息子「言わない、言わな~い(笑)」

私「プレゼントをもらったときに、『ありがとう』って言うのも、そんなに深く考えないよね。

『私、実は前からこれが欲しいと思っていたんです!でも本当に欲しかったのは別の色なんですけど、まあこの色でも貰えるなら嬉しいなぁと思っています!ありがとう!』

なんて、言わないよね~!!」

息子「言わない、言わな~い(笑)」

私「ママはね、『ごめんなさい』も『おはよう』とか『ありがとう』と同じだと思うの。」

息子「えっ!?『ごめんなさい』も同じ!?」

私「うん。君は謝るときにいろいろと言い訳したり泣き喚いたりするでしょ?

でも、いい朝だね!を共有する『おはよう』とか、嬉しい!を伝える『ありがとう』と同じように、『ごめんなさい』は、『悪かったと思っています』を伝えるための挨拶みたいな言葉だと思うの。

その言葉をまず伝えれば、相手に『悪いと思ってる』って一瞬で伝わるから、そのあとの話がしやすいと思うの。」

息子「う~ん、確かに一瞬で伝わるけど、でも自分だけが悪い訳じゃない時はどうすればいいの?」

私「だいたいの場合はケンカ両成敗といって、どっちも悪いんだよ。本当は自分相手もここがダメだったな~ってわかってると思うのね。

そんな時に『私も悪かったって思ってるよ』が相手に伝われば、相手もこっちの言い分を聞きやすくなると思うの。

こっちも悪かったって伝えずに、相手の悪いところだけを伝えたら、ケンカはますます大きくなるし、大人は『この子は分かっていない、反省もしていない』って思うんだ。」

息子「そうかぁ。挨拶みたいに簡単に気持ちを伝える言葉だと思えばいいのか・・・」

私「そうそう。ママも声をかけるから、今度からそれを試してみようよ。『ごめんね』は負けを認める言葉じゃないよ。

私も悪かった、でもあなたのココが嫌だった。だから今度からどうする?を話し合うきっかけになる言葉だと思ってね。」
次ページ「息子が初めて、素直に「ごめんね」と言えた瞬間。」

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