田中ビネー知能検査の適用年齢、実施時間、費用について

ここでは、田中ビネー知能検査が対象とする年齢の範囲(適用年齢)や実施時間、費用について説明します。

適用年齢

田中ビネー知能検査は2歳~成人までと幅広い年齢を対象としています。

実施時間

対象者の生活年齢(Chronological Age : CA)や個々の発達によって検査内容が異なるため、受検する際は時間に余裕をもって考えておきましょう。

費用

受検の目的や実施機関によって、費用は異なります。専門・相談機関でのアセスメントを目的に受検を勧められた場合は、無料あるいは保険診療の扱いとなることが多いです(保険診療については以下のWebサイトをご覧ください)。保護者や本人の希望により民間の施設で受検する場合などは、その施設が定める料金がかかります。
保険診療の理解のために|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shidou_kansa.html

検査を受ける際の配慮点・心がまえ

・これまでに発達検査や知能検査を受検したことがある場合は、そのときの子どもの様子や結果を、実施機関の担当者(医師や検査者)に伝えておくとよいでしょう。子どもの評価にあたってどの検査を用いるか、どのように検査場面に導入するかなど、検査実施の計画を立てる手がかりとして活用されます。

・検査は、子どもの体調や気分が安定しているときに受検できるのが望ましいでしょう。日頃から睡眠や食事のリズムを整え、子どもが興奮したり緊張したりしやすいイベントの前後を避けて実施日程を調整できるとよいでしょう。

・田中ビネー知能検査は個別式検査ですが、対象者の年齢が低い場合は、検査者の判断により保護者の同席が求められることがあります。対象者の年齢が高い場合は保護者と分離します。

・検査者は最初に子どもとのラポール(信頼関係)形成を大切にします。検査者と対象者が十分な関わりを持てるよう、保護者は見守りましょう。

・検査中に子どもが受検を嫌がった場合や体調不良などのトラブルが生じた場合、検査者は子どもに負担をかけないために検査を中止することがあります。その場合、検査者は保護者からの聞き取りによっておおまかな発達のチェックを行います。再検査を勧められる場合もあります。

検査結果の説明

知能検査や発達検査を受けたあと、検査者または医師から検査結果の説明を受けます。説明の方法は実施機関によって異なります。受検当日に説明を受ける場合もあれば、別の日に説明を受ける場合もあります。

また、口頭のみで説明を受ける場合もあれば、検査報告書を渡されて説明を受ける場合もあります。保護者は、メモが取れるよう用意をして臨みましょう。

知能検査は、診断や判定に用いられるだけでなく、発達支援、就学・教育相談、学習支援や進路選択など、対象者本人に対するサポートを的確かつ効果的に行うためのアセスメント(評価)になります。結果の説明を受ける際には、数値だけでなく、その結果から何が分かるのか、どのようなことに取り組み、気をつけたらよいかなど、具体的なヒントを得るための質問をしましょう。
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